弾丸!ルクソール観光
エジプト旅5日目は、古代エジプトの痕跡が残る「ルクソール」を巡りました。早朝の気球ツアーにはじまり、ツタンカーメンやラムセス5世6世が眠る「王家の谷」、カルナック神殿などを訪れ、気づけば1日で8つもの名所を制覇!見どころ尽くしの濃厚な1日でした。
①早朝の気球ツアー!古代遺跡を鑑賞

今日は早朝の気球ツアーからスタート!!ルクソールの名物ともいえるツアーで、夜明けとともに空に舞い上がる50機以上の色とりどりの気球はまさに圧巻の光景。上空からはナイル川や遺跡群が一望でき、それぞれの位置関係や地形が手に取るようにわかります。

スマホ以外のカメラは持ち込みNG、流れ作業的な進行…と、ところどころで商業的な面を感じることもありましたが、それでも空から眺めるエジプトの大地は、そんな細かいことを吹き飛ばすくらい感動的でした!!
詳細は以下の記事にまとめています。
②メムノンの巨像

気球を楽しんだあとは、気球ツアーのスタッフに「メムノンの巨像」まで送迎してもらいました。
メムノンの巨像は、ナイル川の西岸に立つ高さ約18メートル(2.3mの台座+15.6mの像)の2体の巨大な石像。新王国時代のファラオ「アメンホテプ3世」を模したもので、もともとは彼の葬祭殿の入り口を守っていました。現在は殿堂部分は失われ2体の像を残すのみですが、その迫力は健在です。

古代には、石の隙間や亀裂を通る風の音が“うめき声”や“口笛”のように聞こえたことから「歌う像」として有名だったと言います。212年の修復工事以降は歌うことはなくなりましたが、それでもローマ時代の旅行者や詩人、さらには皇帝ハドリアヌスまでもが訪れたという、まさに古代の国際的観光名所。いまでも多くの人々がここを訪れます。

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③王家の谷「ツタンカーメンの墓」

メムノンの巨像を見学した後は、ドライバーと合流してナイル川西岸にある「王家の谷」へ。
王家の谷は古代エジプト・新王国時代のファラオたちが眠る場所で、24の王墓を含む64の墓が発見されています。まずは何よりも楽しみにしていた「ツタンカーメンの墓」へ!!

1922年に考古学者のハワード・カーターによって発見されたこのお墓は、黄金のマスクをはじめとする5000点を超える豪華な副葬品が残っており、世紀の大発見として一躍有名になりました。他の王墓よりも小規模ながら、鮮やかな壁画や装飾から古代エジプトの宗教的儀礼や死生観を垣間見ることができます。

ツタンカーメンのミイラが安置されており、“少年王”の存在をリアルに感じられる場所でした。※現在は大エジプト博物館へ移動
詳細は別の記事で詳しくまとめますので楽しみにお待ちください!
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④王家の谷「ラムセス5世・6世のお墓」

続いて、ツタンカーメンの墓からわずか数分の場所にある「ラムセス5世・6世の墓」を訪れました。
このお墓は、もともとラムセス5世のために造られたものですが、のちに5世の叔父にあたるラムセス6世が拡張し共同墓地にしたと言います。美術的価値の高さから王家の谷の中でも人気の高い墳墓です。

前述したツタンカーメン王墓とは規模が桁違いで、体感では10倍以上の広さはありました!長い通路から広い墓室まで、壁いっぱいに冥界を旅する王の姿や神々の物語が描かれ、天井には天体図も残されています。

驚くのはその壁画の色鮮やかさ!3000年以上の歳月を経ているとは思えないほど生き生きとしており、古代エジプトの技術の高さを実感できるスポットです。詳細は別の記事で詳しくまとめますので楽しみにお待ちください!
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⑤ハトシェプスト女王葬祭殿

王家の谷の後は、きじーが好きな「ハトシェプスト女王」の葬祭殿に行きました!
ハトシェプスト女王はその名のとおり女性です。「ファラオ=男性」が当たり前だった時代に堂々と“女性ファラオ”として君臨した、超パワフルな美しき女王!!

そんな彼女の死後、神として祀られるために造られた神殿が「ハトシェプスト葬祭殿」です。
断崖のふもとに堂々と建つこの建物は、3層構造の各階にテラス(中庭)があり、中央のスロープで上下が結ばれているのが特徴的。

女性でありながらファラオとして君臨した彼女の偉大さを表す建物で、内部の柱廊には古代エジプトの貿易相手国であるプント国との交易の様子が描かれ、礼拝堂には神々のレリーフが残されています。
詳細は別の記事で詳しくまとめますので楽しみにお待ちください!
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⑥カルナック神殿

続いて、古代エジプト最大級の神殿複合体「カルナック神殿」を訪れました。
古代エジプトの神々に捧げられたこの神殿は、約2000年にわたり歴代のファラオによって増築・拡張が繰り返されてきた壮大な建造物群。まさにエジプトの歴史そのものを体現する場所です!
中心となるのは古都”テーベ”の守り神「アメン神」の大神殿で、一般的に「カルナック神殿」といえばこの部分を指します。

羊頭のスフィンクスが立ち並ぶ参道を抜けて神殿内へ。広さは想像を遥かに超え、もはや都市レベルの圧倒的なスケールに言葉を失います。

そんな中でも最大の見どころは大列柱室!高さ20メートルを超える巨大な石柱134本が林立するこの空間は、まさに古代エジプトの世界そのもの。

柱には彫刻が施され当時の高度な建築技術に感動します。詳細は別の記事で詳しくまとめますので楽しみにお待ちください!
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⑦ルクソール神殿

続いてナイル川の東岸にある「ルクソール神殿」へ!
ルクソール神殿は、前述したカルナック神殿の副神殿として建てられた場所です。建設当時、両神殿の間は約3kmにもおよぶスフィンクス参道で繋がっていたといいます。

この神殿を象徴するのが、第一塔門前にそびえ立つ巨大なオベリスク!ラムセス2世によって建てられたもので、もともとは左右に一対で立っていました。

現在はそのうちの一本だけが残り、もう一本はフランスへ贈られパリのコンコルド広場に置かれています。詳細は別の記事で詳しくまとめますので楽しみにお待ちください!
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⑧ホルス神殿(=エドフ神殿)

ここからは、ルクソールの街を離れ、今夜の宿泊地アスワンへの道中で立ち寄った2つのスポットをご紹介します。
ひとつが、ルクソールから車で約3時間南下した「エドフ」の街にある「ホルス神殿」です。ハヤブサの姿をした神「ホルス」に捧げられたこの神殿は、古代エジプトの神殿の中でも保存状態が極めて良好で、ほぼ完全な形で残る貴重な遺跡として知られています。

入口で訪問者を出迎えてくれるホルス像は大人気。ちびまる子ちゃんのようなまん丸ほっぺに、クリクリとした大きな瞳が印象的で、きじーも大好きです。

神殿内の壁画にはホルスが叔父のセトと戦う様子が描かれており、古代エジプト神話の世界を間近で見ることができます。詳細は別の記事で詳しくまとめますので楽しみにお待ちください!
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⑨コム・オンボ神殿

エドフからさらに車で2時間弱南下した「コム・オンボ」の街にある「コム・オンボ神殿」。
漫画『ジョジョの奇妙な物語』にも登場するこの神殿は、ハヤブサの姿をしたホルス神とワニの姿をしたソベク神を同時に祀った珍しい神殿で、左右対称のデザインが特徴です。

私たちは日が暮れてから訪れ、ライトアップされた神殿を堪能しました!彫刻の陰影がより濃くなり、美しさが際立っていました。

コムオンボ神殿は、壁から柱、天井まで精巧なレリーフがびっしりと刻まれており、古代エジプトにおける技術や思想が垣間見えます。詳細は別の記事で詳しくまとめますので楽しみにお待ちください!
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アスワンで宿泊
コムオンボ神殿を見学した後は、今夜の宿泊地である「アスワン」へ車で1時間ほどかけて向かいました。今日は早朝から活動していたので、ホテルに到着する頃にはもうぐったり…。

荷物を部屋に運び込んだら、ささっとシャワーを浴びてベッドへ直行。今日は気球ツアーにはじまり、8つもの名所を巡ったとても充実した1日でした。それではおやすみなさいー!
