14時間半のフライトを経てエジプトへ
ついにエジプト旅の幕開けです!今回は中国東方航空を利用してエジプトへ向かいました。
この記事では、出発前日に訪れた古代エジプト展と、当日のフライトの様子をお届けします!
出発前日、古代エジプト展で気分を盛り上げる

エジプト渡航の前日、東京で開催されている古代エジプト展に行ってきました!
きじーは、このエジプト展を監修している河江先生(エジプト考古学者)の大ファン。先生の著書を片手に会場を巡りました。

旅の準備でバタついているなか無理して訪れたわけですが、結論、行って大正解でした!!!5000年も前の作品とは思えない色鮮やかで繊細なデザイン。そして、今もなお、綺麗な状態で残っていることに感動しました。やっぱり本で学ぶのと実際に目にするのとはで全く違いますね。

あっという間に過ぎた2時間。日本の展示でこれだけ時間がかかるなら、現地の博物館ではどれほど時間が必要になるのでしょう。。。予定がタイトなので少し心配です。
エジプトへの行き方 〜中国東方航空〜
日本からエジプトへ向かう飛行機は、直行便と乗り継ぎ便の2パターンがあります。直行便なら成田空港からおよそ13時間。乗り継ぎ便の場合は、ドバイやアブダビといった中東の都市、ミュンヘンやフランクフルトなどのヨーロッパの都市、またはアジアの都市を経由するのが一般的です。
今回私たちが選んだのは「中国東方航空」。中国の3大航空会社グループの一つで、本社は上海にあります。

総フライト時間はおよそ14時間半で、上海を経由するルートで向かいました(内訳は以下の通り↓)。
・羽田空港→上海浦東国際空港:約4時間
・乗り継ぎ:約2時間
・上海浦東国際空港→カイロ国際空港:約10時間30分
羽田から経由地の上海へ
夜のフライトだったため、夕方ごろ羽田空港に到着。 搭乗手続きを済ませた後はラウンジで過ごし、飛行機に乗る前に、カフェでハムカツサンドを購入してフライトにのぞみました。

飛行機に乗り込み出発。落ち着いたところで、最後の日本食だ〜と意気揚々にハムカツサンドを食べました。このハムカツサンドに挟まれていたレタスなんですが、実はエジプトと深い関わりがあるんです!レタス栽培の起源は古代エジプトと言われており、約4500年前にはすでに利用されていたことが壁画から知られています。
さらに面白いのが、レタスの根元を切ると出てくる白い液体。イメージつくでしょうか?新鮮なレタスほどよく出てくるあの白い汁です。
古代エジプトでは、この白い液体は「精液の素(=催眠・催淫効果がある)」と考えられており、精力増強剤や媚薬として食べられていたようです。そのため、レタスは神秘的な野菜で、宗教的な儀式や祭壇にも欠かせない食材でした。精液というと少し驚いてしまいますが、古代エジプトでは“白色”は神聖性の象徴であり、レタスの白い液体もそのような神秘性と結び付けられたのでしょう。
さて、レタスの豆知識はここまでにして、本題の機内の様子へ!
上海行きの機内は、座席の間隔が狭くかなり窮屈でした。長時間フライトに慣れている方ですが、上海行きの4時間でしんどく感じるほど。
機内食はこんな感じです↓ 味付けがちょっと残念でした…。
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機内食を食べたり本を読んだりしているうちに上海に到着。カイロ行きの飛行機に乗り換えます。
上海からエジプトの首都カイロへ
上海からカイロまではおよそ10時間。カイロ行きの飛行機はかなりスペックが高く、上海までの機体と違って座席の間もゆとりがありました!

何より驚いたのが、モニターの進化ぶり。リアルタイムの上空映像や、車のアラウンドビューモニターのように機体を真上から見た映像まで楽しめます。

角度を変えたバージョンもあり、何度もモニターを触って映像を確認しました◎

カイロ行きの飛行機では機内食が2回出てきました。
1回目の機内食は、トマトパスタとオムレツからそれぞれ選択。上海行きの機内食と同じく、残念ながら私たちの口には合いませんでした。。トマトソースにトマトの旨みが感じられなかったり、プレーンヨーグルトなのに一般的なヨーグルトとは違う味がしたり…。
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2回目の機内食では、温かいクロワッサン風のパンが出てきました。冷たいパンよりはずっと嬉しいのですが、機内食のトレーが配られてから約10分後にパンの配膳が始まるためメインをほぼ食べ終えた頃にパンが届きます。オペレーション上、仕方のないことかもしれませんが、できればおかずと同時にパンを食べたかったなぁ…。
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ちなみに、温かいパンと言っても電子レンジで温めたであろうものです!

機内食の時間以外は主に寝て過ごし、10時間半のフライトを経てついにカイロに到着!!!
意外にも空がどんより曇っていて視界があまり良くありません。天候が悪かったこともありますが、大気汚染の影響もありそうです。
中国東方航空、総合的な感想は?
事前にネットで調べていた「中国東方航空」の口コミは、かなり厳しい評価が書かれていましたが、実際に乗ってみると想像していたほど悪くはありませんでした!個人的には、機内食はもう少し改善してほしいと感じたものの、それ以外はぜんぜん許容範囲内。もともとの期待値が低かったこともあり、むしろホッとしたくらいです。
ただ、「あくまで私たちが搭乗した飛行機は」という前置きをしたうえで…
上海行きの便ではCAさんが中国語で話しかけてくることが度々あり、英語で質問しても返答は中国語でコミュニケーションに少し苦労しました。
また、上海行きの便ではCAさんが通路を通る際に座席にぶつかってくることが何度かありました(通路が狭かったから?)が、カイロ行きの便ではそのようなことはありませんでした。
このように、同じ航空会社でも便やクルーによってサービスの質に差があるのは当然のこと。こんなこともあったよという程度で参考にしていただければと思います。
さて、次回からはいよいよエジプト旅の本格的な様子をお届けしていきます。古代文明の謎に満ちた国での冒険記、どうぞお楽しみに!
ポッドキャストでは、当時の様子をリアルに語っています。こちらもよかったらチェックしてみてください!