弁当の仕込み(前日の夜)
この日のメインイベントは、間違いなく「お弁当」だった。
前夜、日本のお弁当を本気で再現してみた。

中くらいの大きさのタッパーの半分には、ぎゅっと詰めた白ごはん。その上におかかふりかけ。
おかずは、ハンバーグ、厚焼き卵、おかかポテト、ほうれん草の胡麻和え、ミニトマト。見た目も中身も、かなり“日本のお弁当”。

仕込みが終わったのは夜遅く。やなぎーは疲れていたのかすぐに眠れたけど、きじーは大変だったらしい。
夜中、蚊が部屋に出てきて夜中3時半まで格闘する羽目に…!なんとか蚊に勝利した後は「明日のお弁当楽しみだな〜」とお弁当に思いを馳せ、眠りにつきました。
宿を出て、風車群とピンクレイクへ

セデュナの宿をチェックアウトして、まず向かったのは「ペノング(Penong)」。
ここは巨大な風車で有名な町で、近くには世界最大級とも言われる風車が立っている。平らな大地に、静かに回る白い羽。いかにも南オーストラリアらしい風景で、車を降りてしばらく眺めてしまった。
次に立ち寄ったのが「Point Sinclair Pink Lake」。

条件が揃うと湖が淡いピンク色に染まることで知られている場所で、この日は風がほとんどなく、湖面が鏡のようだった。空と雲がそのまま映り込んで、色よりも「反射の美しさ」が印象に残った。
断崖絶壁でお弁当を実食
時刻はお昼過ぎ。お弁当を食べる場所に選んだのは「ヘッド・オブ・バイト(Head of Bight)」。高さ100m近い断崖絶壁が、ずっと遠くまで続く海岸だ。

遊歩道の先で海を見ていたら、沖に大きな影…。
よく見るとクジラだった!!まさかここでクジラに会えるとは思っていなかったから、完全に不意打ち。

そして、いよいよお弁当タイム。青空、青い海、断崖の縁。その最高のロケーションで、タッパーを開ける。

ひと口食べて、思わず声が出た。海外のど真ん中で、日本のお弁当の味がそのまま広がる。ほうれん草の胡麻和えも、ハンバーグも、どれもちゃんと“日本のお弁当の味”。
特に良かったのが、ご飯の中に忍ばせていた海苔。食べ進めてから思い出す仕掛けでそれがまた嬉しい。味噌汁まで準備していたので、日本の味の威力がすごかった。

ここで日本のお弁当を食べた人は、たぶんそう多くない。
景色もストーリーも込みで、忘れられない昼ごはんになった。
国境沿いの宿へ

今夜泊まるのは、南オーストラリア州の端っこ。歩けば州を越えられるくらい、州境にある「ボーダー・ビレッジ・ロードハウス」という宿だ。

この辺りは本当に宿の選択肢がなくて、必然的にここ一択。でも結果的には快適だった。電波はほぼないけど、それも含めて“端っこ感”がある。

夕方には到着して、夜ごはんはタコス。
これがまた巨大で、中身が溢れないようにずっと上を向いて食べていた。

日本のお弁当を断崖絶壁で食べて、その日の終わりは国境のロードハウス。
移動の一日だったけど、ちゃんと記憶に残る日だった。
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