西オーストラリア州へ!4時起きの朝、緊張の検問越え
この日は、オーストラリア旅の中でも間違いなく一番の移動日。
走行距離は約1100km、時間にして12時間という、なかなかのハードスケジュールでした。
スタートは朝4時。南オーストラリア州から西オーストラリア州へ入る検問を越えるところから始まります。この検問、実はかなり厳しいことで有名らしい。

西オーストラリア州は、日本の約7倍もの広さを持つ巨大な州。その一方で農業が非常に盛んな地域でもあり、病害虫やウイルスの侵入を防ぐため、生物防疫「バイオセキュリティ」がかなり厳しく運用されています。
そのため、州境では食べ物の持ち込み検査が行われることで有名らしく、特に生野菜や果物、肉類などは要注意とのこと。事前にその話を聞いていたので、かなり警戒していました。
卵はゆで卵にして、生鮮食品は極力消費。大量に余っていたバナナは、宿のスタッフさんに譲りました。スタッフの方は「バナナ欲しい!」と笑顔で受け取ってくれたのが印象的でした!旅先でのこういう小さな交流、なんだか嬉しい。
前日には検問所近くまで歩いて下見にも行きました。

そこでは車内やスーツケースを細かくチェックされている様子が見えて、「これは本気で準備しないとまずい」と身構えていました。
そんな中で挑んだ検問所でしたが…

拍子抜けするほどあっさり通過できました!!早朝だったこともあってか、無事にクリアできてひと安心でした。これは正直、かなり運がよかったと思います。
当日担当してくれたのは気前の良さそうなおっちゃんでした。おっちゃんは車の中やトランクをささっと見る程度で、後は簡単な質問を受けて終わりで、5分くらいで検問は終わりました!
霧の朝に現れた、真っ白な砂浜と朝日
実はこの日、星空を撮りたくて4時起きしたのですが、外に出た瞬間、空はまさかの全面曇り。しかも霧がどんどん濃くなっていき、途中で少し雨まで降り出す始末…
星は諦めて、せめて朝日だけでも海岸で見られたらいいね、ということで、車の中で仮眠しながら空の様子をうかがっていました。すると不思議なことに、少しずつ霧が晴れ始めて、空が明るくなってきたんです。

これは行けるかも!!となって海岸沿いを探していると、真っ白な砂丘のような場所にたどり着きました。結果的に、ここが大正解!真っ白な世界が広がっていて、朝日が当たると砂の波紋がキラキラと光って、とても神秘的でした。


エジプトの白砂漠とはまた違う。こちらは石灰岩ではなく、ちゃんと白い砂の砂丘です。
変わった形の多肉植物もあちこちに生えていて、オーストラリアらしい不思議な景色でした。


星は見られなかったけど、思いがけず最高の朝日に出会えました。
世界屈指の直線道路、90マイル・ストレートを走る
海が見えない海岸線ロード
この日のルートは、地図で見るとずっと海岸沿いを走るコース。
だから当然、「海を見ながらドライブできる!」と思っていたんですよ。
でも実際は、海までかなり距離がありました。体感だと30kmくらい離れていた気がします。だから海が全然見えない。ひたすら見えない笑

本当は『魔女の宅急便』の「海の見える街」を流したかったのに、実際の景色に合っていたのはもっとスピード感ある曲でした笑
マイケル・ジャクソンやアニソン、昭和の名曲集を流しながらひたすら走る時間。
「ラブ・イズ・オーヴァー」や「レイニー ブルー」、シャ乱Qまで流れ始めて、車内は謎の昭和カラオケ空間になっていました。
途中で車を停めて朝ごはん!

今日は日本から持ってきていた非常食用のかに雑炊にしました。熱湯を入れた瞬間にちゃんとカニの香りが広がって、「フリーズドライって本当にすごい…」と朝から感動していました。安心する美味しさ!アマノフーズはやっぱりすごい。
旅中のこういう温かいご飯、身体に染みるんですよね。

かに雑炊だけでは物足りなかったので、プリングルスも。
このオーストラリアのドライブ旅でプリングルスを一体何本消費したことか笑
90マイルストレートを走破!オーストラリア屈指の直線道路

146.6km続く真っ直ぐな道
ひと息ついたあとは、ひたすらドライブ。この日、一番楽しみにしていたのが「90マイル・ストレート」でした。オーストラリアでも有名な、146.6kmひたすら真っ直ぐ続く道路です。
ケイグナとバラドニアを結ぶ道↓
最初は「世界一長い直線道路」だと思っていたのですが、実際はオーストラリア最長。世界最長はサウジアラビアのハイウェイ10で、約256kmあるそうです。
それでも146.6kmは十分すごい。
90マイル・ストレートを実際走ってみての感想

実際に走ってみると、当たり前ですが本当に真っ直ぐです!ハンドル操作が最低限でいい。
確かに、曲がらない。


景色の変化はあまりなく、低木や草原が遠くまで広がっています!

車なら1時間半くらいで走り終える距離ですが、私たちはあっという間に感じました。
「もう半分?」「え、もう終わり?」と、距離感が完全にバグっていた気がします。
一般的には、同じ景色が延々と続いて眠くなるとか、GPSを見てまだこんな距離しか進んでないのかと驚くとか、いろんな感想があるみたいですが、ここ数日ずっと長距離移動をしていた私たちにとっては、146kmが短く感じてしまいました。

実際に走ってみて分かったことは、道路は完全な平坦ではなく、微妙なアップダウンがあるので、遥か先まで一直線に見えるわけではありません!ジェットコースター坂のようなものはなく、ゆるやかなアップダウンでした!
ドライブ旅ならではの記念撮影

90マイルストレートの始点と終点には記念看板があります。そこに車を停めて、看板と車と一緒に写真を撮るのが定番!
こういう“道そのもの”が観光スポットになる感じ、オーストラリアのロードトリップらしくて最高でした。同じタイミングで来ていた一人旅っぽいお兄さんの写真も撮ってあげたりして、なんだか旅人同士の空気感もよかった。

走り切ったあとは、道沿いでシーフードヌードル休憩。

「海近いの忘れてたね」なんて話しながら食べるカップヌードルが、異常に美味しかったです。外で食べるカップヌードルはいつでも美味しい。

お昼ご飯を食べ終えた時点で、宿まではまだ残り600km。数字を見ただけで気が遠くなります。
1100km移動日の後半戦と夜道の恐怖
カンガルーとウォンバットに怯える夜道

夕暮れ以降の運転が、本当に大変でした。
西日で視界は悪くなるし、夜になるとカンガルーなどの野生動物が一気に増える。道路脇を常に警戒しながら走る必要があって、神経をかなり使います。

そして実際、夜道で遭遇しました。
突然、5m先くらいの道路を黒い小動物がトコトコ横断。
最初は「でかいネズミ!?」と思ったのですが、あとで調べたら動物の正体はウォンバット!
ずんぐりした体型で、歩き方も愛嬌たっぷりでした。
でも実は、夜道ではかなり危険な動物らしいです。ウォンバットは強い光にパニックを起こしにくく、車が来てもあまり逃げないとのこと。
しかも体が非常に頑丈で、衝突すると車側が壊れることもあるそうです。
もちろん、一番大事なのは動物を轢かないこと。オーストラリアの夜道は、本当に慎重な運転が必要だと痛感しました。
ホープタウン到着!深夜にレトルトカレー
そんな緊張感の中、夜9時を回ってようやくホープタウンの宿に到着。肩はガチガチで、まだ着かないの?と何度思ったかわかりません。
レセプションがもう閉まっている時間だったので、事前に教えてもらった暗証番号でポストを開け、自分たちのロッジの鍵を受け取ります。


この日は1100kmの運転でへとへとで宿に着くだろうと予想していました。だから宿にすんなりチェックインしたいなあと思って事前にポストの位置など入念に確認していました!
そのおかげでスムーズに部屋まで辿り着けました。

部屋は広くてとても綺麗。これはリラックスできますね〜




車から食材や荷物を全部運び終えたらやっと夕食!
夜ご飯は、レトルトカレーとパックご飯、ゆで卵。

レトルトカレーとさとうのご飯、ゆで卵というシンプルな夕飯。
リビングのカーペットの上で食べたそのカレーが、人生で一番おいしいんじゃないかと思うくらい染みました。

疲れ切った身体にスパイスが染みるんですよね。
日本にいたら「普通のレトルト」なのに、旅中だと感動する味になるから不思議です。
疲れた心を救ったコロ助の「はじめてのチュウ」
この日、一番しんどかったのはやっぱり夜の運転でした。
「まだ着かないの…?」
そんな空気が車内に漂うくらい、疲れていた。
そんな時に車内で流したのが、コロ助の『はじめてのチュウ』。
もう、イントロ一発で空気が変わりました。
「ふふふっ」という笑い声。
あの独特の笑い声に本当に救われました。かわいさって、ここまで人を回復させるんだなと実感した瞬間です。あの時のコロ助、本当にMVPだったと思います笑
もしどうしようもなく疲れた時やイライラしてしまう時、コロ助の『はじめてのチュウ』をぜひ聞いてみてください!
こうして、オーストラリア旅最大の移動日は無事終了。長くて大変だったけど、振り返ると忘れられない一日になりました。
▽この日の出来事を話しているポッドキャストはこちら
詳細な情報は執筆中ですのでお待ちください!
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