ケアンズ旅の定番「レインフォレステーション」の楽しみ方。見どころ・モデルコース

ケアンズ旅の定番「レインフォレステーション」の楽しみ方。見どころ・モデルコース

オーストラリア旅行記

恐竜時代から続く、太古の熱帯雨林を体験できる「レインフォレステーション」。
アーミーダック(水陸両用車)で熱帯雨林を巡るツアーや、コアラやカンガルーなどのオーストラリア固有種との触れ合いなど、見どころ満載の観光スポットです。

この記事では、レインフォレステーションで体験できることや出会えた動物など、実体験をもとにお届けします!ケアンズ旅行を計画中の方は、ぜひ参考にしてくださいね。

レインフォレステーションってどんな場所?

世界遺産の熱帯雨林が広がる体験型施設

レインフォレステーション(正式名称:Rainforestation Nature Park)は、ケアンズ近郊のキュランダにある体験型施設。世界遺産「クイーンズランドの湿潤熱帯地域」の一部で、恐竜が存在した約1億3,000万年前から続く世界最古級の熱帯雨林を体感できます。

世界最古級の熱帯雨林

そんなレインフォレステーションの敷地面積は約40ヘクタール、なんと東京ドーム約8.5個分の広さ!乾燥地帯が8割を占めるオーストラリアでは珍しい、緑豊かなエリアなんです。

全体を通して感じたのは“無理に作り込まれていない”こと。単なる観光施設というより、自然そのものの中に入り込む感覚に近いかもしれません。
道を歩いているだけで湿度や匂いが変わり、鳥の声や葉の擦れる音が常に聞こえてきます。テーマパークのような派手さはないけれど、本物の自然が持つ迫力を全身で感じられるのが最大の魅力です。

▽基本情報

営業時間 :毎日 午前9時〜午後4時(年中無休)
所要時間 :体験するアクティビティにもよるが、一般的に3〜4時間程度
公式サイト:https://www.rainforest.com.au/japan/

アクセス方法

今回私たちは、ケアンズ空港からUberを利用して向かいました。ケアンズ市内からは車でおよそ30分ほど。市街地を離れるにつれて景色が緑へと変わり、到着した瞬間から雰囲気がまたガラッと変わります。

▽主なアクセス方法

・レンタカー、タクシー、Uber:自由度が高い
・ツアーバス:ケアンズ発の日帰りツアーが多数ある
・無料シャトルバス:公式サイトもしくは電話で予約した方限定、キュランダ村からの運行

ご自身の状況に合わせて、最適な方法を選んでくださいね!

目玉アクティビティ!アーミーダックで巡る熱帯雨林ツアー

水陸両用車で太古の森を冒険

レインフォレステーションで外せないのが、アーミーダックによる熱帯雨林ツアーです!アーミーダックとは、第二次世界大戦中に使われていた水陸両用車を改良したもの。

水陸両用車「アーミーダック」
アーミダックの運転席

そのまま川に入って太古の森を進んでいく、迫力満点のアクティビティです。

見た目はテーマパークのアトラクションのようですが、周囲に広がるのは本物の熱帯雨林。そのギャップが面白く進むほどにワクワクが増していきます◎

アーミーダックで川を進みながら熱帯雨林を巡る

1億3,000万年の歴史を体感

ここは、約1億3,000万年前から続いている熱帯雨林。なんと恐竜がいた時代から存在してきた森なんです!シダ植物やソテツといった原始的な植物が基盤となって、長い時間をかけて今の姿になりました。

シダ植物

目に入る景色はただの緑ではなく、地球の歴史そのものを覗いているような感覚。「この景色を恐竜も見ていたのかな」なんて想像すると、ロマンを感じずにはいられません!!

ツアーはおよそ45分。ダックキャプテン(ガイドさん)が英語で解説してくれますが、雰囲気だけでも十分楽しめますよ!

運転手兼ガイドを担うダックキャプテン

ちなみに、アーミーダック降り場の近くにはカカオの実がなってました!

アーミダック降り場の近くで見たカカオ

先住民文化と自然のつながりを学ぶ体験

敷地内ではオーストラリア先住民・アボリジニの文化や、自然との関わりについても紹介されています。道具や暮らしの知恵は、どれも自然と切り離せないものばかり。森は単なる背景ではなく、生活そのものだったことが伝わってきます。

今回私たちは時間の都合で実際に体験はできませんでしたが、興味のある方は立ち寄ってみてください!

▽体験できる内容

①パマギリダンスショー:クイーンズランド州北部の各地に伝わる部族の踊り
②ドリームタイムウォーク:ブーメランや槍投げ

間近で会える!オーストラリアの固有動物たち

レインフォレステーションでは、オーストラリア固有の動物たちに次々と出会えます。コアラやカンガルーをはじめ、ツリーカンガルーにウォンバット、爬虫類や色鮮やかな鳥など、熱帯雨林らしいラインナップ。

ここでは、実際に出会えた動物たちを詳しくご紹介します!

①コアラ

たくさんの動物に会いましたが、やっぱり特に印象に残っているのはコアラ。
まだ体が大きくなりきっていない若い個体で、少し小ぶりな体に立った毛並みがとにかく愛らしい!!

ユーカリにしがみつく、若いコアラ

ユーカリにしがみつくために、コアラの爪は長く鋭い三日月の形をしています。

コアラの爪は長く鋭い三日月型

木の上でお腹をかいたり、顔をぶるっと振ったりする仕草が見られ、よく眠っているイメージとは違う一面に出会えたのはかなりラッキーでした。動いているコアラを見られる機会は意外と少ないので、タイミングが合えばぜひじっくり観察してみてくださいね。

足を開いているコアラ

ちなみに…コアラは1日に約20時間も寝るため、起きている姿を見るのは意外と難しい。朝早めの時間帯(9〜11時)が狙い目です!

ユーカリの上で丸まって眠るコアラ

コアラの生態については以下の記事で詳しくまとめていますので、興味のある方は合わせてご覧ください。

②カンガルー/ワラビー

カンガルーやワラビーは檻の中ではなく敷地内を自由に過ごしていました。
至近距離まで近づいても逃げることなく、とても落ち着いた様子。

くつろぐカンガルーたち

この子なんてまるで女王様のようじゃないですか?笑

横たわるカンガルー(まるで女王様のような雰囲気)

横になってリラックスしているだけなのに、なんだか気品を感じます。

カメラ目線のカンガルー

餌やり(有料)も体験してみたのですが、悲しいことに見向きもしてくれませんでした!笑

ワラビー(カンガルーよりも体が小さい)

後から知ったのですが、どうやら近くに餌箱があっていつでも食べられる環境だからお腹いっぱいだったみたい。彼らのヒーローになりたかったのになぁ…。

カンガルーの生態についても以下の記事で詳しくまとめていますので、興味のある方は合わせてご覧ください。

▽プチ豆知識:カンガルーとワラビー

カンガルーの仲間はサイズによって呼び名が異なり、小さいサイズのカンガルーは「ワラビー」と呼ばれます。他にも、以下のような違いが見られます。

顔だち:角ばった凛々しい個体がカンガルー、リスのような愛らしい顔だちがワラビー。
尻尾の位置:地面についてる方がカンガルー、離れている方がワラビー。

③ツリーカンガルー(キノボリカンガルー)

ツリーカンガルー(別名:キノボリカンガルー)

ツリーカンガルーは、カンガルーなのに木の上で暮らす珍しい種類。前足が発達していて枝から枝へと器用に移動します。

実はこのツリーカンガルー、オーストラリアの北東部とニューギニア島の熱帯雨林にしか生息していない希少種。主に木の葉や果実を食べるため、ほとんどの時間を木の上で過ごしますが、たまに地面に降りることも。その際にはカンガルーらしくジャンプをするようです。

地上のカンガルーと違い、後ろ足を交互に動かして歩くこともできますよ!

「ツリーカンガルー」は限られた地域でしか生息していない希少種

有袋類なので、もちろんメスのお腹にはポケット(育児嚢)があり、そこで赤ちゃんを育てます。

④ウォンバット

ウォンバットは、ずんぐりした体型が特徴の穴掘り名人。カピバラと猪の間のような見た目ですが、オーストラリア固有の有袋類です!

ずんぐりむっくりした見た目が特徴的な「ウォンバット」

夜行性のため、日中はのっそりした動きが多くずっと眺めていたくなる魅力があります。のんびり屋にも見えるウォンバットですが、身の危険を感じた際には時速40kmで走れるそうですよ!

そんな彼らは、立方体のウンチをすることでも知られています。

ウォンバットのウンチは“立方体”

なぜ立方体なのでしょうか?どうやら、ウォンバットの腸は特殊で、腸の動きによって角と面が作られていくようなんです…!また、あまり水を飲まないことも重なり、乾燥して四角くなりやすいのだそうです。

⑤タスマニアデビル

カメラ目線の「タスマニアデビル」

死肉を好んで食べる「森の掃除屋」として知られる、タスマニアデビル。強力な顎と高い鳴き声が特徴的な、世界最大級の肉食性有袋類です。

「デビル」と名前に付いていますが、顔立ちは意外と可愛らしい。
そんな彼らの名前の由来は、ヨーロッパの入植者たちが初めて聞いた鳴き声があまりにも恐ろしく「悪魔のよう」だったからだそう。確かに威嚇するときの叫び声は迫力満点で、体の小ささからは想像できないほどです。

岩陰で休む「タスマニアデビル」

彼らは、かつてオーストラリア全土に生息していましたが、現在は「絶滅危惧ⅠB類(EN)」に指定されています。ケアンズでタスマニアデビルが見られるのはこの施設だけ!

数を減らしている理由の一つが、接触伝染性のガン「DFTD(デビル顔面腫瘍性疾患)」。接触によって感染することから、野生のタスマニアデビルを中心に被害が拡大しているそうです。

⑥フクロネコ

見た目は可愛いらしいですが、小動物や昆虫を捕食する肉食性のフクロネコ。夜行性で、木登りも得意な俊敏なハンターです!

オーストラリアの固有種。肉食性有袋類の「フクロネコ」

「ネコ」という名前がついていますが猫ではなく、お腹の袋で子どもを育てる、オーストラリア固有の有袋類。前述したタスマニアデビルとは近縁種にあたります。

体全体が茶色の毛で覆われ、白い斑点がついているのが特徴。この斑点模様のおかげで、森の中では絶好のカモフラージュになるんだとか。

ここでは、まるでカバのように大きく口を開けて豪快にあくびする姿を見せてくれましたよ〜!笑

⑦ディンゴ

オーストラリアの野生犬「ディンゴ」

ディンゴは、数千年前に東南アジアから持ち込まれたとされる野生犬。オーストラリア全土の砂漠、草原、温帯林などに生息しています。

限りなく犬に近いですが、厳密には少し違う存在。オオカミと犬の間みたいな感じでしょうか。犬のように「ワンワン」とは吠えず、遠吠えのような鳴き声を出します。

ディンゴは、狼と犬の間のような存在

群れで協力して狩りをする知能の高さと、単独でも生き抜ける適応力を兼ね備えているのも特徴的。
人懐っこい雰囲気はありますが、あくまで野生動物としての一線を感じさせる存在感がありました。

人懐っこさと野生味を併せ持つ「ディンゴ」

⑧ヒクイドリ

ヒクイドリは、オーストラリア北東部、インドネシア、ニューギニア島に生息する飛べない大型の鳥。
鮮やかな首元が印象的で、頭にはコブのような突起がついた独特の見た目をしています。

体高は最大約180cm、体重は最大約85kgとかなり大きい。そして飛べない代わりに、時速50km/hで走ってキックを繰り出すことができる上に、殺傷能力の高い爪を持つことから、世界で最も危険な鳥とも言われているんだとか!!
まるでゲームやアニメに出てきそうなモンスターのような外見に思わず見入ってしまいました。

世界で最も危険な鳥とされる「ヒクイドリ」

でも、そんな危険な一面とは裏腹に、生態系では「森の庭師」という超重要な役割を担っています。
つまり、大きな果実を丸呑みし、飲み込んだ果実の種を熱帯雨林の各地に届けてくれるんです!ヒクイドリがいなければ、この熱帯雨林の植物の多様性は保てないともいわれています。

⑨メルテンスオオトカゲ

オーストラリア固有の水棲性のトカゲ「メルテンスオオトカゲ」

メルテンスオオトカゲはオーストラリア固有のトカゲ。全長はおよそ100cmと、オオトカゲの中では中型サイズにあたります。

最大の特徴は水辺で暮らすこと。泳ぎが得意で、河川や湖、池沼などの淡水域に生息しています。
長い尾を左右に振りながら器用に泳ぎ、水中で魚やカエル、甲殻類を捕まえて食べる姿は、まさに水辺のハンター!陸上では昆虫や小型の爬虫類も捕食します。

その他:熱帯雨林らしい生き物たち

▽イリエワニ

現生する中で最大級のワニ「イリエワニ」

現生のワニ類および爬虫類の中では最大級のワニ。レインフォレステーションには、「ジャック・ザ・リッパー」と呼ばれている、5m超えのイリエワニがいます。

▽クロコダイル

黄色い体に黒いラインが入ったクロコダイル

黄色い体と、ゴツゴツとした皮膚をしたクロコダイルもいました!

クロコダイルの手

▽オーストラリアウォータードラゴン

水辺の森林地帯に生息する「オーストラリアウォータードラゴン」

オーストラリアの固有種。水辺の森林地帯に生息する、全長約70cmの樹上性トカゲ。
野生の個体は現地で一般的に見られるようです。

▽スクラブパイソン(別名:アメジストニシキヘビ)

オーストラリア最大のヘビ「スクラブパイソン」

オーストラリア最大のヘビ。大きい個体では、体長は約8メートル、体重は約25kgにもなります。

これから行く人へ。レインフォレステーションの楽しみ方

モデルコース

09:45 到着・入場

レインフォレステーションのチケット売り場

10:00 アーミーダックツアー(45分)
    – 最初に参加して森の雰囲気を掴む
    – 午前中は比較的涼しい
10:30 ワイルドライフパーク(1時間)
    – コアラは午前中の方が活動的
    – 珍しい動物たちの観察
11:30 昼食・お土産探し

レインフォレステーションで食べたランチ

12:30 先住民文化体験(30分〜1時間)
13:30 退場

キュランダ鉄道やスカイレールとセットにした1日観光ツアーとして組み込むのが一般的。各アクティビティのスケジュールは、公式サイトからご確認ください。
公式サイトURL:https://www.rainforest.com.au/japan/

服装と持ち物の注意点

足元は滑りやすい場所もあるので歩きやすい靴は必須です。また、熱帯雨林の気候は変わりやすく突然雨が降ることも多いため、軽いレインウェアがあると安心できます。

熱帯雨林の気候は変わりやすい

また、気になる方は帽子や日焼け止めなどの日差し対策、虫除けスプレーも持参すると良いと思います◎

こんな人に特にオススメ!

レインフォレステーションは、オーストラリアの陸の自然をたっぷり感じられる場所。ケアンズ滞在中に、海だけでなく少し違う角度から旅を深めたいなら、選択肢に入れて間違いありません!
特に、以下に当てはまる方々には強くオススメしたいです!

海だけでなく、陸の自然も体験したい方
ケアンズといえばグレートバリアリーフが有名ですが、熱帯雨林も同じく世界遺産。両方体験することで、オーストラリアの自然の多様性を実感できると思います◎

動物好きな方・お子さん連れのファミリー
コアラ、カンガルー、ウォンバットなど、オーストラリアならではの動物たちと間近で触れ合えます。動物園とはまた違う、自然に近い環境で動物を観察できるのが魅力です。

歴史や地球の成り立ちに興味がある方
1億3,000万年の歴史を持つ熱帯雨林はまさに生きた化石!!恐竜時代から続く植物や生態系についても学べますよ!

アクティブな体験がしたい方
アーミーダックで森を進む体験は他ではなかなか味わえません。ただ展示を見るだけでなく、体を動かしながら自然を感じたい方にぴったり。

ケアンズ滞在中に天候を気にせず楽しみたい方
多少の雨なら運行されるアーミーダックツアー(豪雨の場合は休止の場合あり)や、屋根のある動物エリアなど、天候に左右されにくいのも利点です。

レインフォレステーションで大自然を体感しよう!

今回は、ケアンズ近郊にある「レインフォレステーション」の見どころをご紹介しました。
1億3,000万年の歴史を持つ熱帯雨林をアーミーダックで巡る体験は、他ではなかなか味わえない貴重なもの。オーストラリア固有の動物たちとの触れ合いも、旅の思い出に残ること間違いなしです。

ケアンズを訪れる際は、海だけでなく森の魅力も体感してみてください。きっと新しい発見があるはず!

この日の出来事は以下の記事でまとめています。スケジュールが気になる方はあわせてご覧くだい!

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