海外旅でやってみたかった「日本のお弁当を再現する」という体験、ついに叶えてきました!
昨夜から仕込んだお弁当を携えて向かったのは、断崖絶壁とコバルトブルーの海が広がる絶景スポット「ヘッド・オブ・バイト」。そこでまさかのクジラとの出会いも待っていました…!
青空、絶景、クジラ…そして手作りの「日本のお弁当」。この記事では、そんな一生忘れられないランチタイムと、オーストラリア西岸ロードトリップの様子をお届けします!
前夜から仕込む、本気の日本のお弁当
今日は、2日間滞在したセデュナの町を離れる日。
前日はタコスを作ったり天ぷらを揚げたりと、充実した休息日でしたが、実はもう一つ、大事な”仕込み”をしていました。
そう、「日本のお弁当」の再現です。どうせ作るならちゃんとしたやつを!と、お弁当担当のやなぎーは意気込んで仕込みをしていました!お弁当のメニューはご飯・ハンバーグ・厚焼き卵・おかかポテト・ほうれん草の胡麻和え・ミニトマト。
▽ハンバーグ



▽厚焼き卵

▽おかかポテト

▽ほうれん草の胡麻和え


おかずが全て揃ったら、中くらいのタッパーにご飯を敷き詰め、おかずをきれいに並べていきます。


仕込みが終わったのは夜10時ごろ。やなぎーはすぐに眠りについたものの、きじーはそうもいかなかったようで…蚊が3匹も部屋にいたんです。夜中3時半まで蚊と格闘する羽目に…!なんとか蚊に勝利した後は「明日のお弁当楽しみだな〜」と思いながら、ようやく眠りについたのでした。
風車群とピンクレイク。セデュナ周辺の見どころ
朝、セデュナの宿をチェックアウトして、まず向かったのは「ピノング(Penong)」という町。
ここは巨大な風車で有名で、近くには世界最大級とも言われる風車が立っています。

平らな大地に静かに回る白い羽…いかにも南オーストラリアらしい風景です。

その後、立ち寄ったのが「ピンクレイク(Point Sinclair Pink Lake)」。


条件が揃うと湖が淡いピンク色に染まることで知られている場所ですが、この日は風がほとんどなく、湖面がまるで鏡のように空と雲を映していました。ピンク色よりも「反射の美しさ」が印象的でした。

ピンクレイクを後にしたら、車内での話題はずっとお弁当のこと…笑
「どこで食べようか」「どの景色に合う場所があるだろう」と盛り上がりながら、南オーストラリアの道をひたすら走ります。
断崖絶壁「ヘッド・オブ・バイト」でクジラと遭遇

時刻はお昼過ぎ。お弁当を食べる場所に選んだのは「ヘッド・オブ・バイト(Head of Bight)」と呼ばれる絶景スポットです。
はるか遠くまで続く、高さ約100mの断崖絶壁。

その崖の下には嘘みたいに鮮やかなコバルトブルーの海が広がります。

遊歩道が整備されているため、崖の端をゆっくり歩きながら絶景を楽しめるのも嬉しいポイント◎

車を停めて遊歩道の先で海を眺めていると、なんとクジラが…!!
車内でシャチの話をしていたので、最初シャチかと思いきやクジラ。まったく予期していなかった出会いに、思わず声が出ました。

実はここ、私たちが知らなかっただけで、南半球でも有数のホエールウォッチングスポットとして有名な場所なのだそうです。通常のホエールウォッチングは船で近づくのが定番ですが、ここでは高い断崖の遊歩道から海を見下ろし、クジラを観察できるのが特徴的。

この日もかなりの数がいて、尾びれをひらめかせ、潮を吹き、互いにじゃれ合う姿が印象的でした。
なぜここにクジラが集まるのか?
ここで見られるのは、主に「ミナミセミクジラ(Southern Right Whale)」という種類。繁殖と子育てのために、はるか南極海から大移動してきたクジラたちです。

南極の海は水温が低いため、生まれたばかりの赤ちゃんクジラには過酷な環境。そのため親クジラたちは、水温が安定していて外敵のシャチも少なく、波が穏やかな浅い湾を求めて北上します。ヘッド・オブ・バイトの広い入り江は、まさにその条件がそろった場所なのです!
ホエールウォッチングにおすすめの時間
観察のベストタイムは午前9時〜正午ごろ。風が弱く海面が穏やかで、潮吹きも見つけやすい時間帯です。また、クジラが比較的ゆったり浮上してくる時間帯でもあり、赤ちゃんクジラの授乳や休憩が見られることも多いみたい。

一方、午後(13時〜16時ごろ)は風が強まりやすいので、できる限り午前中に計画を立てておくのがおすすめです!
念願のお弁当タイム!断崖絶壁×クジラ×手作り弁当
クジラに見惚れた後は、いよいよ念願のお弁当タイムです。

青空、コバルトブルーの海、クジラ…という最高のロケーションで、タッパーの蓋を開けます。明るい場所で見ると、彩りがより鮮やかに感じられる!見てください、この完成度!

そして、ひと口食べて思わず声が出た。海外で、日本のお弁当の味がそのまま広がります。ほうれん草の胡麻和えも、ハンバーグも、どれもちゃんと“日本のお弁当の味”です。

特に良かったのが、ご飯とおかかの間にこっそり忍ばせた海苔。サプライズみたいでなんだか嬉しい。ナスとあさりの味噌汁も準備していたので完璧でした。
ここで日本のお弁当を食べた人は、たぶんそう多くないと思います。
スーパーで食材を探し、試行錯誤して仕込んで、クジラを眺めながら食べる。ただお弁当を食べるだけでなく、自分たちだけのストーリーがあったからこそ忘れられないお昼ごはんになりました。
ナラボー平原を通って、国境沿いの宿へ
今夜泊まるのは、南オーストラリア州の端っこ。
お弁当の余韻に浸りながら、今夜の宿を目指してひたすら車を走らせます。


ナラボー平原、「何もない」が示す圧倒的スケール
時々、道沿いにビューポイントが現れます。せっかくなので立ち寄ってみました!

ビューポイントからは素晴らしい景色が広がっていました!
広大な海岸線がずっと遠くまで続いています。

このあたり一帯は「ナラボー平原」と呼ばれる場所で、南オーストラリア州から西オーストラリア州にまたがる砂漠気候の石灰岩台地です。面積は約20,000km²、最も広いところで東西約1,200kmに及びます。
「ナラボー」の語源はラテン語の「何もない(Nullarbor)」。古くは海底だったとされ、地殻変動によって隆起し、風雨に浸食されて平坦化したと考えられています。

「何もない」がこれほどスケールを持つのか…と、圧倒される風景。ビューポイントの近くでは、この絶景を眺めながらキャンプをしている人たちの姿もちらほら。荒涼とした平原の果てで、星空の下の一夜…想像するだけで胸が高鳴ります◎
州境の宿「ボーダー・ビレッジ・ロードハウス」
さらに車を走らせ、この日の宿「ボーダー・ビレッジ・ロードハウス」に到着!


「ボーダー・ビレッジ・ロードハウス」という名の通り、南オーストラリア州と西オーストラリア州の境界線上にある宿で、歩いて州をまたぐことができるほど州境ギリギリの立地です。

このあたりは宿の選択肢がなく、ここ一択。でも結果的には快適に過ごせたので、よかったです!
電波はほぼないけど、それも含めての”端っこ感”がいい。
※レセプションで1時間wifi無料のチケットをくれますが、通信速度は遅かったです!


水回り↓


ベッドルーム↓


宿の前にはユニークなオブジェ。

巨大なカンガルーの像が手に持っているのは「ベジマイト」と呼ばれるオーストラリアのソウルフードです。

ビール酵母などを発酵させた黒いペースト状の食品で、トーストやサンドイッチに塗って食べるのが定番のスタイル。発酵食品特有のクセが強そうですが、現地っ子たちには欠かせない存在なのだとか。

宿の入口には、世界各都市までの距離を示す看板も。パリまで17,204km、ローマまで15,558km、モスクワまで15,673km…JAPAN/TOKYOの文字は残念ながら見当たりませんでした…。
海沿いなのに「何もない」理由
海沿いと聞くと、にぎやかな港町や漁村を想像しがちですが、このあたりは想像をはるかに超えて何もありません。
その理由は、海が荒れすぎているから。波が激しすぎて漁業ができないうえ、そもそも港が作れない地形なのだそうです。絶景ではあるけれど、人が定住するには過酷すぎる環境。だからこそ、断崖絶壁とクジラと「何もない」風景が、今も手つかずのまま残っているのかもしれません。
夜ごはんは、お馴染みのきじー特製タコス
夕食は、きじー特製の巨大タコス。

中身が溢れないよう上を向いて食べるほどのボリュームで、これがまた最高に美味しかった!!

お弁当とタコス、移動がメインの日だったけど「手作りごはんの感動」を味わえた、なんとも贅沢な1日でした♪
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