ウェーブ・ロックからピナクルズ砂漠の夕日へ
DAY19

ウェーブ・ロックからピナクルズ砂漠の夕日へ

オーストラリア旅行記

朝3時起きで夜明け前のドライブ

旅もいよいよ終盤。今日の走行距離は780kmで、長距離移動はこの日がラストになる予定だ。

夕方には西オーストラリアを代表する砂漠、ピナクルズ砂漠で夕日を狙いたくて、朝3時すぎに起床して出発した。

まだ太陽が昇らない暗闇をひたすら走る時間は、いつもより神経が研ぎ澄まされる。しかも途中からは雨。視界は狭いし、路面は濡れるし、夜明け前の雨道はなかなか手強い…!!
さらに追い打ちをかけるように、カンガルーが至近距離でぬんっと現れて心臓が跳ねた。巨体のシルエットが急に前方に浮かんだ瞬間、何が起きたのか一瞬わからない。あれは焦る…笑

それでも、この時間帯に救いになるのが月明かり。月が驚くほど明るくて、雨の暗さを少しだけ押し返してくれた。夜明け前のロードトリップは怖さもあるけれど、月の光があるだけで安心感が違うんだなと実感した。

波の形の巨岩 ウェーブ・ロック

朝イチの目的地はウェーブ・ロック。巨大な花崗岩の崖が、まるで波が盛り上がった瞬間みたいにうねっている場所で、全長はおよそ110mとも言われるスケール感が圧倒的だ。

オーストラリア西部にある、巨大な花崗岩の崖「ウェーブ・ロック」

岩盤自体は非常に古い地質で知られていて、波のような形は長い時間をかけた風雨の作用で削られてできたとされる。つまり、見えているのは一瞬の造形じゃなく、気が遠くなるほどの時間の積み重ねなんだよね…!!

ただ、この日は小雨が続いていて少し惜しい。ときどき日差しが差し込むのに、すぐ雲に隠れてしまう。
晴れていたら岩肌の陰影がもっと出ただろうなと思いつつ、それでも濡れた岩の質感はこれはこれで渋い。上に登って歩けるエリアもある。

波のてっぺんを踏みしめながら、次の目的地へ気持ちを切り替えた。

羊を見ながらおにぎりを食べる

再び車を走らせてしばらくすると、さっきまでの雨が嘘みたいに空が明るくなって、青が広がってきた。こういう回復の仕方、オーストラリアの空は時々やる。急にご機嫌になる…!!

このあたりは畑や草原が多くて、内陸の乾いた景色よりも緑の彩度が高い。木の背も高めで、視界がやわらかい。パースの北側へ向かう道は、とにかくのどかだった。

パースの北側へ向かう道路。緑が多くのどかだった

そして羊。数が一気に増えて、草を食む姿がのんびりしすぎていて、見ているだけで肩の力が抜ける。

この日は、ひそかにお弁当も仕込んでいた。せっかくなら良い場所で食べたいから、くねくねした道に入ってみたら大当たり。

仕込んできたお弁当
自然に囲まれながら食べるおにぎりは特別美味しい

木に囲まれた小さな自然スポットが現れて、まるで絵本の森みたいだった。こういう寄り道が、ロードトリップの幸福度を一段上げてくるんだよね。

ピナクルズ砂漠

そして夕方、ついにピナクルズ砂漠へ。

西オーストラリアのナンバング国立公園にある有名スポットで、砂の大地に石の柱が無数に突き刺さっている。しかも形がとんがりコーンみたいに尖っていて、見渡す限りトゲトゲ。ナミブ砂漠やサハラ砂漠のような砂丘メインの砂漠とは、景色の方向性がまるで違う。

“とんがりコーン”のような石の柱が並ぶ「ピナクルズ砂漠」

最初の印象は、観光地化されていてびっくりしたこと。駐車場やお土産やも整備されていて、歩きやすい導線もある。これまで旅した砂漠は、辺鄙で人がいなくて簡単には辿り着けない秘境ばかりだったから、驚いた。

でもよく考えたら、砂漠は一度は見てみたい景色の代表格。ピナクルズ砂漠はパースから車で約2時間ほどでアクセスできると言われていて、それなら観光しやすい形になるのも自然だと納得した。砂漠の入口が秘境とは限らないんだな、と思った瞬間だった。

ピナクルズ砂漠の入り口

それでも、少し奥へ進むと空気が変わる。人の気配が薄くなって、柱の密度と静けさが増していく。夕方の光が石の尖りに影を落として、異世界感がぐっと強くなった。観光地の顔と、砂漠の顔。その両方が同居しているのが、ピナクルズ砂漠の面白さだった!

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