さよならウルル!洞窟の街クーパーペディへ735km移動
DAY13

さよならウルル!洞窟の街クーパーペディへ735km移動

オーストラリア旅行記

ウルルで迎える、最後の朝

ウルル滞在もいよいよ最終日。この日は朝5時すぎに起きて、まだ暗いうちからウルルの朝日を見に行くことにしました。前日はカタ・ジュタの朝日を満喫したので、今日はウルルの朝日です。

国立公園のゲートは朝6時オープン。
ゲートからビューポイントまでは車で約10分です。その道中がもう最高でした。

国立公園のゲート

フロントガラス越しに星が空いっぱいに広がっていて、ウルルのシルエットが闇の中に浮かび上がる。夜明けのため星が見えていたのはほんの10分ほどでしたが、肉眼ではしっかり目に焼き付けられました。

空が少しずつ明るくなるにつれて、ウルルの色も変わっていく。濃い赤、ピンク、オレンジ…。太陽が完全に昇る前のこの時間帯がいちばん色彩豊かで美しい気がします。

ウルルの朝日

さすがウルル!ビューポイントは人も多め。常連らしき人々は、折りたたみ椅子を持参してホットドリンク片手に朝日を待ちます。ここを「リゾート」として楽しんでいる人も多いんだなと感じました。

ビューポイント、人がたくさん

ウルルの麓を歩くベースウォークへ

朝日を見終えたあとは、そのままウルルの麓をぐるっと一周できるベースウォークへ。

この日の気温は11度ほどですが、体感はそれ以上に寒い!!
それなのに、半袖・短パンでランニングしている人がめちゃくちゃ多いんです…!60代くらいの方も軽やかに走っていて、見ているだけで元気をもらいました。

ベースウォークは想像以上に歩きやすく、アップダウンもほとんどなし。本当に散歩感覚で歩けます。

ベースウォーク中に出会った看板

遠くから見るとツルッとした一枚岩に見えるウルルですが、近づくとまったく違う表情を見せてくれます。垂直に切り立った壁、えぐれた洞窟のような場所、ひっそり残るアボリジニのロックアート、小さな池…。同じ岩とは思えないほど多彩です。

ウルルの高さは335m、周囲は約9.4km。改めてそのスケールの大きさに圧倒されっぱなしでした。

735km先のクーパーペディまで大移動

10時半頃にはテントをすべて撤収し、ウルルを出発します。
次の目的地は洞窟の街「クーパーペディ」。距離にして735km、所要時間は約7時間半です!

ウルルはノーザンテリトリー州で、クーパーペディは南オーストラリア州。途中で州越えもありましたが、検問などは一切なく日本で県をまたぐ感覚で移動することができました。

ノーザンテリトリー州の州境

州境の看板で写真を撮って昼ごはんにしようとしたものの、ここでハエが大量発生…!!もうね、ハエには勝てません…即撤退しました。

道中は景色の変化が少なく、道幅が狭いところもあり正直なかなかハード。励まし合いながらひたすら走り続けます。

洞窟の街クーパーペディに宿泊

あたりが暗くなった頃、ようやくクーパーペディに到着。まずはガソリンスタンドへ向かいます。

そこで目にした光景が衝撃でした。
近くの木に、鳥がうじゃーーーーっと止まってみんなで大合唱してるんです…。空を飛びながら喧嘩している子までいる始末。正直めっちゃ怖かった…!!ヒッチコックの映画「鳥」を思い出して、背筋がゾワっとしました。

その後すぐ宿へ向かいました。
今回泊まったのは、地下にある洞窟ホテル。クーパーペディは人口約3,500人の小さな街ですが、夏は40〜50度、冬は0度近くまで下がる過酷な気候。そのため、地下で暮らす文化が根付いています。

地下は外気の影響を受けにくく、年中ほぼ一定の室温。日本の鍾乳洞を想像すると分かりやすいかもしれません。

クーパーペディの宿のキッチン

夜ごはんはレトルトカレーとサトウのごはん。

レトルトカレー

部屋の内装がとにかく可愛い!!洞窟っぽい壁に、タイルが可愛いキッチン。まるでジブリのアリエッティが住んでいそうな部屋なんです。

部屋の内装が可愛い

ウルルではテント泊が続いていたから、ちゃんとしたベッドがもう最高のご褒美!!一生このまま寝ていたかった…笑

とはいえ、翌日は朝4時出発予定です。滞在時間は夜7時から朝4時まで、わずか9時間。いい宿だっただけに、食べて寝るだけで終わったのは少しもったいなかったなぁ。

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