「地球のヘソ」と呼ばれる聖地、ウルル。
オーストラリアのほぼ中央、果てしなく広がる赤い大地のど真ん中に、ひとつの巨大な岩がそびえています。そう、ウルル(エアーズロック)です。
写真で何度も見てきたあの岩が目の前に現れた瞬間、その圧倒的な存在感に言葉を失いました。
この記事では、オーストラリア旅のハイライトのひとつ「ウルル」での出来事を中心に、観光の拠点となる街「ユーラーラ」の情報、現地スーパーでの買い出し、テント泊の実態まで詳しくお届けします!ウルル旅を検討している方はぜひ参考にしてください!
☆今日のスケジュール
朝3時起きで始まる、超ハードな1日でした。全体の流れはこちら(↓)
| 時刻 | 内容 |
|---|---|
| 3:30 | アリススプリングスの宿を出発 |
| 8:00 | キングスキャニオン到着 |
| 8:30 | キングスキャニオントレッキング開始 |
| 12:00 | キングスキャニオントレッキング終了 |
| 13:00 | ウルルに向けて出発 |
| 16:00 | ユーラーラに到着 |
| 17:00 | ウルルのサンセット鑑賞 |
| 18:30 | スーパーで買い物 |
| 21:00 | 鍋準備、夕食、片付け |
| 23:00 | 就寝 |
キングスキャニオンからウルルへ。秘境の3時間ドライブ
この日は朝3時に起き、キングスキャニオンのトレイルを5時間かけて踏破。
※午前中のキングスキャニオンでの出来事は、以下の記事でまとめています。
ぜひ、あわせてチェックしてみてください!
午前中だけでかなりのボリュームでしたが、お昼を済ませた後はすぐに車を走らせました。理由はひとつ!ウルルのサンセットをどうしても見たかったから。
ご存じの方も多いかもしれませんが、まずは「ウルル」がどんな場所なのか改めて触れておきましょう!
▽ウルル(エアーズロック)とは?基本情報をおさらい
ウルルとは、オーストラリア大陸のほぼ中央に位置する世界最大級の一枚岩のこと。
先住民アボリジニの言葉に由来し、彼らにとって神聖な聖地とされています。1873年にはイギリス人探検家によって「エアーズロック」と名付けられましたが、現在はアボリジニ文化への敬意から「ウルル」が正式名称として使われています。

ウルルという言葉の意味は『世界の中心』。「大地のヘソ」「地球のヘソ」と呼ばれる、まさに地球のランドマーク的存在です。
ウルルまでの道中の景色
キングスキャニオンからウルル観光の拠点となる街・ユーラーラまでは、車でおよそ3時間。
この道のりがまた、すごかった!!
電波なし、建物なし。見渡す限り、地平線まで続く一本道と赤い大地だけ。 「これぞ秘境」という言葉がぴったりの世界が、延々と続きます。ずっとドライブしていたいような、でも早くウルルに着きたいような…そんな不思議な感覚に私たちは大興奮でした。
【注意】キングスキャニオンを出発したら必ず給油を!

そのような道中なので、キングスキャニオンからウルルまでの間に、ガソリンスタンドは1つしかありません。そのため、キングスキャニオンを出発したら必ずこちらで給油してくださいね!
▽給油スポット
この辺りではトレーラハウスを牽引した車をたくさん見かけました。みんな移動しながらキャンプを楽しんでいるんだろうなぁ。オーストラリアらしくて素敵ですよね!

給油が完了したら、支払いはこちら(↓)で!お手洗いもここで借りれます。

ドライブ中に見たもう一つの巨岩「コナー山」
ウルルに近づいてきた頃(といってもマップ上は到着まで45分を指していた)、平坦な巨大な岩が突然視界に入ってきました。

ふもとからの高さは344メートル(東京タワーよりも11メートル高い!)、幅約2.8km〜4.5kmの大きな大きな岩。
「ついにウルルか!」と興奮しかけましたが、実はこれ、別の岩でした(笑)
後から調べたところ、どうやらここは「コナー山」と呼ばれているそうです。カティン・スプリングス(Curtin Springs)という牛牧場の一部にある私有地で、一般の立ち入りは制限されています。その見た目から「偽ウルル(Fool-uru)」と呼ばれているそう。
▽コナー山の場所はこちら
ウルル観光の拠点「ユーラーラ」に到着
「ユーラーラ(Yulara)」に到着。 国立公園のゲートから車で10分ほどのところにある街、ここがウルル観光の拠点となります。

秘境を3時間走ってきたあとだったので、「きっと何もない小さな街だろう」と思っていたら、予想とはまったく逆でした。
ユーラーラにはお店やホテルが立ち並び、想像以上に整備された本格的なリゾートエリアでした。
ガソリンスタンド、スーパー、お土産ショップはもちろん、高級ホテル、映画館、プール、テニスコート、スパ、アートギャラリーなどの娯楽施設もしっかりある!
▽プチ情報
アメリカのインディアンの聖地といえば「モニュメントバレー」。
かつて子どもの頃にモニュメントバレーに訪れた時は、聖地の近くに宿泊施設を建てられない状況で近くに宿泊するのも難しかったです。今は少し宿泊できるところも増えたと聞いていますが、さすがに映画館等の娯楽施設はないはず。
だから、モニュメントバレー同様、ウルルの入り口であるユーラーラも商業施設はないと思っていたのですが、ユーラーラは予想外に栄えていてびっくりしました。
※ウルルがあるウルルカタ・ジュタ国立公園内はアボリジニの聖域のため、ホテルや商業施設は一切なし、夜間は特別な許可なしでは入れません。
宿泊先の「エイヤーズ・ロック・リゾート」へ
今回私たちが泊まるのは、エイヤーズ・ロック・リゾート内にある「エイヤーズ・ロック・キャンプグランド」。ここでテント泊をします!!

敷地内に入ってすぐのレセプションで受付。

手続きは日本国内のようにスムーズで、併設された売店にはアイスやお菓子、少量ですがキャンプ用品も売られていました。

受付を済ませたらテントサイトへ。
ここで初めて気づきます…。「私たち以外、みんなキャンピングカーだ…」
周囲を見渡せば、立派なキャンピングカーばかり。

その中に、ひとり用の小さな黄色いテントをふたつ持ち込む私たち。

最初はこのポツンと感がちょっと恥ずかしかったのですが、難なくテントを張ることができて少し誇らしい気持ちになってきました。前日に予行練習をしておいて本当に良かった◎
ちなみに、テントサイトの近くには綺麗なシャワー室もありましたよ〜!さすが、整備されたリゾートキャンプ!!


余裕があれば、このまま夜ご飯の準備をしたいところですが、ウルルの夕日を逃したくないため、早めにウルルの国立公園へ入ることにしました。
ウルル=カタ・ジュタ国立公園へ
チケットは事前購入が絶対おすすめ
ウルルの一枚岩があるのは「ウルル=カタ・ジュタ国立公園」の中。入場にはこのゲートをくぐる必要があります。

ここでチケットを購入することも可能ですが、“かなり並ぶ”と聞いていたので私たちは事前にWEBで買っておきました!これが大正解!チケットの列を飛ばして入場できたので、事前WEB購入が断然おすすめです◎
▽入場チケット情報
| 料金 | 38ドル(3日間有効) |
| 購入方法 | 事前WEB購入推奨(現地購入も可能だが列が長い) |
| 公式サイト | https://uluru.gov.au/plan/buy-your-pass/ |
※料金は変更になる場合があるため、訪問前に公式サイトで確認してくださいね!
無事、国立公園内に入りました!目の前にでっかいウルル、本当に大きい。

サンセットポイントの駐車場へ!早めが鉄則
サンセットポイントの駐車場には、既に車が20台くらい停まっていました。噂通りみんな早い。
ランクルの上に座って日没を待っている人もチラホラいました。
国立公園内は決められたポイント以外では駐車禁止。サンセットポイントも2〜3箇所しかないため、みんな同じところに集中するんです。
それでも私たちは早めに到着できたので、三脚を立ててベストポジションを無事確保することができました。

ウルルのサンセットに息をのむ
初めて見た「ウルル」、やっぱりすごかった
太陽がまだ高い位置にある時間帯は、オレンジがかった肌色のような色合いをしているウルル。でも、日が低くなっていくにつれ、岩は見事な赤色に染まっていきます。

陰影が濃くなって、まるでウルルそのものが命を持って光り輝いているような感覚。
DAY9で訪れた「レインボーバレー」は、メラメラ燃えるような赤でした。でもウルルは違う。本当に生命が宿って内側から発光しているような赤なんです!
この感覚、主観的なものではなく、土の性質としてもレインボーバレーは「光が当たると反射する性質」、ウルルは「光を吸収する性質」があるようです。
地平線の影が、じわじわとウルルを覆っていく
そして、太陽が地平線に近づいてくると、今度は別の現象が起きました。
地平線の影が、ゆっくりと、ゆっくりと、ウルルの下の方から這い上がってくるんです。

燃えるような赤に染まっていた岩が、下から少しずつ影に飲み込まれていく。 時間をかけて、じわじわと。最後まで、てっぺんだけが赤く輝いていて…
やがてその最後の光も、名残惜しくも静かに消えていきました。

その瞬間、胸の奥がきゅっとして、なんだか切なくなりました。
大地がウルルにカーテンをかけてあげているような、まるで 「今日も一日ありがとう」って言うみたいに…。ただ日が沈むだけじゃなくて、地球が眠りにつくような、そんな感じがしました。

日が沈んだ後の空には「ビーナスベルト」。 ピンクとブルーのグラデーションが地平線に広がる、これまたうなるような美しさでした。
ウルルにリピーターが多い理由がわかった
実は、ウルルは初めての訪問者よりも「何度も来ている」という人が多いのだそう。
年間パスを持っている人も珍しくなく、近くでサンセットを見ていた外国人のお兄さん(アリス・スプリングス在住)に話しかけると、「今年で8回目」と笑顔で教えてくれました。
実際に見てみると、そのリピートの高さも頷けます。
ウルルは、写真や映像で見るものじゃない。生で、目で、肌で感じるものなのだと。
サンセット後はスーパーへ。思ったより充実してた!
サンセットを見終えた後は、ユーラーラ唯一のスーパー「IGA」へ立ち寄りました。

IGAはオーストラリアの有名スーパーチェーンのひとつで、辺鄙な立地とは思えないほど品揃えが充実していました。食材から日用品、ちょっとしたお土産まで一通り揃います。



そのため、わざわざ事前に食材を準備してからウルルに向かわなくても、ここで調達可能。ただ、価格は全体的に高め。
テントサイトで夜9時すぎの夕食
温かい鍋が体に沁みる
スーパーで材料を調達した後は、キャンプ場の炊事場へ。
この炊事場がまためちゃくちゃ広くてきれい。やっぱりリゾート地というだけあって、日本でもこのクオリティはなかなかないと思うほど立派でした。
巨大な冷蔵庫があるため食材は冷蔵庫に入れられます。特に料金は発生しなかったです。

すっかり夜遅くなってしまいましたが、夕食にはお鍋&おじやを作りました。

……あぁ、沁みる。疲れた体に、白菜の温かい味がじんわりと広がります。


さらに、スーパーで買った焼き鳥風のものも一緒に焼いて食べました。もはや半分眠りながら食べていましたが、それでも美味しかった!!

思えばこの日は、朝3時起き→5時間のトレッキング→3時間ドライブ→サンセット鑑賞→買い出し→夕食というめちゃめちゃハードなスケジュール。我ながらよく乗り越えられたなと思います。
ご飯を食べた後も食器類や食材を片付けたり、車の荷物を出し入れしたりしていたら、いつの間にか夜11時過ぎに…!お風呂に入りたかったけれどその体力はすでに残っておらず、寝ることにしました。
夜のキャンプサイトに現れた野生動物たち
夜になると、まるまると太ったうさぎたちがキャンプサイトを走り回っていました。あんなに丸々してるのはキャンプ場の残飯でたらふく食べてるからだろうな(笑)

ピンク色の大きなインコのような鳥も飛び回っていて、「さすがオーストラリア」と感じる夜でした。
テント泊、実際どうだった?
私たちが訪れたのは冬だったため、ウルルの夜はかなり寒かったです…!
マットレス+寝袋で寝たのですが、寝袋を2枚重ねにしていたやなぎーは問題なかったものの、きじーはなぜか1枚で寝ちゃったもんだからかなり体が冷えてしまいました。防寒対策は必須ですね。

ちなみに、ウルルのホテルはめちゃめちゃ高いです。私たちが1ヶ月前に調べた時、空きがあった部屋は1室18万の物だけ。そもそもユーラーラ内には低階層のホテルが6軒ほどあるだけなので、需要と供給が追いついていない状況なんです。
「寝られれば十分」という方にはテント泊でも問題ありませんが、ウルル行きを決めたらまずホテルを探すことをおすすめします。スケジュールがタイトな場合は体力的にもホテル泊の方がベターかも?
まとめ:ウルルは「見る」だけじゃなく「感じる」場所だった
今回は、ウルルでの出来事を中心にオーストラリア旅11日目の出来事をお届けしました!
ウルルのサンセットは、これまで見た景色の中で、間違いなくトップクラスに入ります。
写真で「きれいだな」と思っていたあの岩が、実際に目の前に現れるとまったく別の存在に見えた。燃えるような赤さ、影がじわじわ覆っていく静けさ、そして地平線に広がるビーナスベルト。
あれは、生で見てこそわかるものでした。
明日はセスナに乗って、ウルルを上空から眺める予定です!旅レポお楽しみに!
▽この日の出来事を話しているポッドキャストはこちら
旅の情報など、ご質問のある方は[お便りフォーム]よりご連絡ください!