切実に日本食が食べたい!!! 首都アンタナナリボへ
DAY12

切実に日本食が食べたい!!! 首都アンタナナリボへ

マダガスカル

約11時間の大移動。

今日は、昨日に続き「サザンクロス街道」を通って、フィアナランツォアから首都・アンタナナリボへ向かいます。移動時間はおよそ11時間。日本の約1.6倍もの広さを誇るマダガスカルでは、移動そのものが旅の一部です。今回はそんな移動日の様子を、車内での出来事や道中で出会った景色などを踏まえてお届けします!

フィアナランツォアを出発

今日はひたすら移動の日。約11時間の道のりを車で走り、フィアナランツォアから首都アンタナナリボへ向かいます。

改めて思うのは、マダガスカルの旅は本当に移動が多いこと。それもそのはず!この島の広さは日本の約1.6倍です。そんな広大な土地を巡るのだから、長時間の移動は避けられません。

朝ごはん

今朝は8時出発と、いつもより少しゆとりのある朝でした。軽く朝食も取りましたが、お腹は相変わらずピーピー状態…。

そんなお腹の不安を抱えたまま、予定どおりフィアナランツォアの宿を出発しました!

どんよりとした曇り空が、なんだか私たちの心を表しているようです。帰国までこの調子だったらヤバいなぁ…。それに、せっかくの貴重な旅の1日が、体調不良で流れるように過ぎていくのはあまりにももったいない。…と、センチメンタルな気分になってしまいましたが、クヨクヨしても仕方がない!気持ちを切り替えて旅を続けます。

フィアナランツォアの宿を出発(どんよりした曇り空)

フィアナランツォアの街中では、時々このような大量のゴミ山を見かけます。数匹の野犬たちが漁っている光景も…。

街中で見かけるゴミの山

しかし、街を抜けると景色は一変。目の前に広がるのは美しい田園風景です!
朝から働く地元の人たちの姿も見えます。

田園風景、朝から働く人々

どんよりした空がだんだん晴れてきました。田園風景の緑がいっそう鮮やかに!!棚田が美しい。

棚田が美しい

元気があれば何度も車を停めて写真に収めたいところですが、今日は車から降りて撮影する気力もなく、車窓からの眺めで心を満たすことにしました。

移動中の車内の様子

陽気な旅の仲間たち

私たちは、移動中の車内も元気が出なくてどよーーんとしていたのですが、ガイドのラビさんと運転手のチャールさんは今日も陽気そのものです。

ラビさんは話すか、笑うか、寝るかのどれかしかないし、一見シャイに見えるチャールさんも実はかなりのおしゃべり。マダガスカル語なので内容はわからないものの、2人のやりとりを見ているだけで不思議と心が軽くなります。

時折、ガイドらしく私たちの質問に答えてくれるラビさん。…ですが、途中から笑いすぎて話せなくなる場面も(笑) その無邪気な姿に何だか癒されます。

現実逃避…!?無性に食べたい日本食

ぐったりしながらも、たまに元気が戻ると2人で「いま何が食べたい?」という妄想会議をしてました。思い浮かぶのは、お茶漬け、卵かけご飯、浅漬け、海苔の佃煮、冷奴・・・といった、ザ・日本食!!

今回は、日本からほとんど食料を持ってこなかったのですが、乾麺やお粥のレトルト、味噌汁、海苔などはいつものように持参すればよかったと激しく後悔しています…!
マダガスカル旅を予定されている方は、ぜひ自分の体にあった食料をいくつか持っていくことを強くオススメします!!

チャールさん、大量のレモンを買う

移動の途中、チャールさんが村の子どもたちからレモンを買っていました。

レモンの売り子さんが車内まで手を突っ込んでくる

なんとアンタナナリボの半額以下で手に入るのだそう。試しに少しいただいたところ、爽やかな酸味が口いっぱいに広がって美味しかったです。

大量のレモン

彼は、他にも民族の帽子や松の木の皮を購入。帽子は女性用っぽいけど、スレンダーで頭の小さいチャールさんがかぶると違和感がありません…!この帽子が気に入ったのか、ホテルに着くまでずっとかぶっていました。笑

民族の帽子を被ったチャールさん

松の木は油が多く含まれているので、火をつける際の燃料になるんだそう。アンタナナリボでは2000アリアリ(約60円)するものが、ここではひとつ500アリアリ(約15円)。

交渉の末、この価格になったようですが…売り子の少年が必死に食らいついていたところを見ると、松の木の皮はなかなか売れないのかもしれません。

松の木の皮

お昼ごはんは「マダガスカルのラーメン」

お腹を空かせたラビさんが遠慮がちに「お昼食べてもいいですか?」と声をかけてきたのは、ちょうど12時ごろ。気を遣わせてしまったことに申し訳なさを感じつつ、私たちも何かしら口にしようと、今日はラビさんたちと一緒にローカルレストランに行くことにしました。

定番の山盛りごはんのメニューは見るだけでキツい…。そこで、ごはんより食べやすそうなマダガスカルのラーメン「スープ・シノワーズ」を注文しました。薄めの塩スープに細麺、具はほとんどないシンプルな料理ですが、今の私たちの胃にはちょうどいい軽さでした。

スープ・シノワーズ

食堂の外では、美味しそうなフルーツがたくさん並べられていました。

さまざまなフルーツ

みかんの山も。2つだけ購入して車内で食べました!!甘酸っぱくて美味しいけど、1つ食べるだけで精一杯でした…。

みかんの山

アンタナナリボに到着

ようやく首都・アンタナナリボが近づいてきました。首都近郊の街中はどこも人で賑わっています。
南西部の「モロンベ」や「ベコパコ」といった街とは雰囲気が異なり、服に清潔感があり、帽子を被ってオシャレを楽しむ人の姿も!南西部よりお金持ちが多いということが分かります。

アンタナナリボに到着

幸いにも渋滞に巻き込まれることなく、19時には今夜泊まるホテルに到着しました。日によって渋滞具合は変わるそうですが、今日は比較的スムーズだったようです!よかった!!

ホテルはとっても綺麗でした。日本のビジネスホテルを思わせる雰囲気。

ベッドルーム

でも、不思議なことにバスルームのシャワー部分には仕切りがなく、使用するとバスルーム全体が水浸しになってしまう仕様。。何で仕切りをつけなかったのか不思議でたまりません。

バスルーム(シャワーエリアに仕切りがない)

さらに、やなぎーの部屋のバスルームは、排水口が機能していないようで、シャワーの水が一切流れないというハプニングも…。髪にシャンプーをつけた後で気づいたため、やむなく洗面台で髪を洗うという緊急対応をしました。清潔で快適なホテルなのに思わぬとこでびっくり!

今日の夜ごはんもホテルのレストランで。いつものように前菜、メイン、デザートをそれぞれ選ぶスタイルでした。やっぱり首都なだけあって料理もかなり美味しい。

前菜

…のですが、やっぱりほとんど食べられませんでした。濃い味付けの料理は、今の私たちの体には負担が大きいようです。。

メイン料理

ウェイターさんは「美味しくなかった?」と不安げな表情をしていて、申し訳なかったな…。

デザート

明日はアンタナナリボ大学を訪れた後、国立公園へ向かいます。ハードかつ大事な日なので、今夜は早く寝るようにします。そして少しでも早くお腹を治そう!!

▼追記(旅を終えてから)

私たちがマダガスカルに行ったのは7月後半〜8月前半の乾季です。雨季は1月〜3月で、気候や道路状況がガラリと変わる地域もあります。ぬかるんで通れない道も出るみたいなので、事前に調べていくと良いと思います!

ポッドキャストでは当日の様子をリアルに語っていますので、よかったらこちらもチェックしてみてくださいね!

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