ヤーラ国立公園のモーニングサファリは早朝4時台から始まる
今日は、スリランカ旅で楽しみにしていた、ヤーラ国立公園のサファリへ。
この日は朝から夕方まで、丸一日かけて国立公園をめぐるプラン。まずは早朝のモーニングサファリからスタートしました。
起床は朝4時23分。外はまだ真っ暗で、眠気も残っている時間です。それでも、スリランカヒョウに会えるかもしれないと思うと、不思議とすっと起きられました。
ヒョウは夜行性のため、朝の涼しい時間帯が見られるチャンスとのこと。日が高くなると木陰で休んでしまうことが多いそうで、まさに朝が勝負です!
5時ごろ、ガイド兼ドライバーと合流し、サファリカーでヤーラ国立公園のゲートへ向かいました。車高の高いサファリカーは迫力があり、座席からの目線も高くて気分が上がります。
ヤーラ国立公園のゲート前は早朝からサファリカーの列
ゲートに到着したのは5時15分ごろ。開門は6時予定でしたが、すでに前には何台ものサファリカーが並んでいました。
この時点で14番目。みんな本気です。

まだ暗かった空は、待っているあいだに少しずつ明るくなっていきます。早く入れば入るほど、ヒョウに会える可能性が高くなると聞いていたので、気持ちはそわそわ。
ヒョウ、まだいてくれますように。
そんな気持ちで待っていると、ようやくゲートがオープン。ディズニーランドの人気アトラクションにやっと乗れるような高揚感がありました。

ゲートを通ってすぐ、孔雀が姿を見せてくれました。羽を広げる求愛行動まで見られて、入園直後からいきなりテンションが上がります。

ただ、ここでゆっくり撮影しているとヒョウのチャンスを逃してしまうため、写真はほどほどにして奥へ進みました。
スリランカヒョウを目撃!ヤーラ国立公園の人気ぶりに圧倒される
ゲートに入ってしばらくすると、先頭付近のサファリカーがヒョウを見つけたらしく、周辺に車が集まり始めました。
その光景が、想像以上にすごかったです。
30台近いサファリカーが一気に集まり、道は大渋滞。順番に見るというより、少しでも良い位置に入ろうと車が動くので、かなりカオスな状態でした。

こんなに車が集まったら、ヒョウが逃げてしまうのではと心配になるほど。
それでも、ガイド兼ドライバーの判断が見事でした。ヒョウの動きを読んで先回りしてくれたおかげで、2頭のスリランカヒョウがゆっくり歩いていく姿を見ることができました!!

想像していたよりも大きく、以前ほかの地域で見たヒョウよりもどっしりしている印象。やっぱりスリランカヒョウは存在感が違います。
ゆっくり観察できた時間は短かったものの、朝のサファリでヒョウに出会えたのは本当にうれしい瞬間でした。
ヤーラ国立公園はバードウォッチング天国!孔雀やフクロウにも出会う
ヒョウを見たあとは、国立公園内をさらに進んでいきました。

ヤーラ国立公園はヒョウのイメージが強いですが、実際に走ってみると鳥の多さにも驚きます。孔雀はもちろん、鳥たちが次々と現れ、サファリカーと同じ方向に飛んでいく姿も見られました。
まるで鳥と一緒に走っているような感覚です。
途中では、大きなフクロウにも遭遇。木の上にじっと止まっていて、表情がなんともユニークでした。

さらに、マングースも何度も見かけました。トコトコ歩く姿がかわいく、野生の動物なのにどこか親しみやすさがあります。
ヤーラ国立公園内の休憩所で朝ごはん
2時間ほどサファリカーで走ったころ、休憩所に到着しました。
これまで訪れたサファリでは、国立公園内に売店や食事スペースがあることはあまりなかったので、ヤーラ国立公園の休憩所には少しびっくりトイレ、売店、屋根付きのテーブルと椅子があり、大自然の中にある小さなサービスエリアのような雰囲気です。

朝ごはんは、モンキーバナナ、切りたてのパイナップル、スイカ、食パン、ジャム。暑さの中で食べるフレッシュな果物が、体に沁みました。

近くにはマングースもいて、人間の食べ物を狙っているような様子。ヤーラらしい朝ごはんの時間でした。
スリランカゾウとタスカーに遭遇!茂みの奥から現れた迫力
朝食後、9時ごろからサファリを再開しました。
この時間になると、かなり暑くなってきます。サファリカーが走っている間は風があるのでまだ気持ちいいのですが、止まると一気に日差しが照りつけてきます。
そんな中、茂みの奥にスリランカゾウの姿が見えました。
最初は足やしっぽだけでしたが、少しずつ体が見える位置へ。鼻を使って枝をちぎり、パキパキと食べる音まで聞こえてきます。

そしてよく見ると、そのゾウには牙がありました。
スリランカゾウの中でも、立派な牙を持つオスは「タスカー」と呼ばれ、かなり珍しい存在とされています。見られたのは一瞬でしたが、あの牙を確認できた瞬間は思わず興奮しました!!
体には引っかき傷のような跡も。乾燥した低木の多い環境なので枝に当たったり、かゆみや寄生虫対策で木に体をこすりつけたりすることもあるのかもしれません。
遠くから見ても存在感があり、スリランカゾウの大きさに圧倒されました。
ゾウの水浴びに癒やされる!親子の姿が印象的
その後、ガイドが急いで車を走らせた先には、川で水浴びをするゾウの群れがいました。
7〜8頭ほどの群れで、小さな子ゾウの姿もあります。

印象的だったのは、母ゾウが子ゾウをしっかり守るように動いていたこと。人間側から離すように立ち位置を変えたり、大きなゾウ同士の間に子どもを入れたりしていて、群れ全体で守っている様子が伝わってきました。

長い鼻で水をすくって体にかけたり、顔の半分ほどを水に沈めたりする姿は、本当に気持ちよさそう。
暑い日差しの中で見るゾウの水浴びは、迫力がありながらも癒やされる時間でした。
昼休憩でまさかの現金忘れ!フルーツに救われる
ゾウを見たあとは、再び休憩所へ戻ってお昼休みです。
ここでちょっとしたハプニングがありました。
お昼ごはんはプランに含まれていなかったため、売店で買う予定だったのですが、なんと現金を持ってくるのを忘れていました。カメラやバッテリーはしっかり確認していたのに、お金のことが完全に抜けていたのです。笑
周りの人たちはチキンなどのおいしそうな食事を食べている中、朝ごはんの残りのパンとフルーツを少しずつ食べることに。
さすがに少し寂しい気持ちになっていたところ、救世主が現れた!!
なんと別グループのガイドさんがフルーツを無料でくれたの!どうやらお客さんに対して大量に持ってきてしまったみたいで、時間が経つと悪くなっちゃうから良かったら食べてって。
モンキーバナナ、スイカ、パイナップル、オレンジが山盛り。暑さで体力を消耗していたので、本当にありがたかったです。
その後は木陰で昼寝。裸足になって休むと、思っていた以上に気持ちよく、2時間ほどしっかり休憩できました。
ヤーラサファリで出会った動物たち
朝からサファリを満喫し、出会った動物もたくさん!
アジアスイギュウ
まずよく見かけたのが、アジアスイギュウ。

池の中にどっしり構えている姿が印象的で、数は多いものの体格はとても立派でした。

アクシスジカ
アクシスジカもたくさんいました。
世界一美しいシカと称される「アクシスジカ」。白い斑点があり、絵本に出てくるバンビのようでした。
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角がある個体はオスで、鹿の角は毎年生え変わるため、時期によってはオスでも角がないことがあるそうです。オスは体が大きく、角は長いものでは1mになりどっしりした貫禄!
・赤茶色の体に白い斑点(成長しても残るのが特徴)
・オスは枝分かれした角を持ち、毎年生え変わる
・とても俊敏で、警戒心が強い
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ハヌマンラングール
木の上ではハヌマンラングールの姿も見られました。長い手足で枝の上にいる姿は、森の中によくなじんでいます。

瞳がキラッキラしているでしょ?

セイロンヤケイ
スリランカの国鳥であるセイロンヤケイにも出会いました。オスは赤やオレンジの羽が鮮やかで、トサカの色も目立ちます。ニワトリに似ていますが、野性味が強く、迫力がありました。

ヌマワニ
ヌマワニという、クロコダイルも登場。野生で見た中でもかなり大きく感じる個体がいて、水辺にじっとしているだけでも存在感があります。

スリランカヒョウ
寝ているスリランカヒョウにも再び遭遇。朝のように歩く姿ではありませんでしたが、木陰で休む姿を見られたのもヤーラ国立公園らしい体験でした。

タラゴヤと呼ばれる、ベンガルオオトカゲ
ガイドがイグアナと紹介してくれた大きな爬虫類にも出会いました。
見た目はまるでミニ恐竜。長いしっぽとがっしりした体で、巣穴に入ろうとしているところでした。
ところが、穴に入りきれず、腰のあたりまで砂に埋まった状態で足が宙に浮いていました。野生動物なのに、少し笑ってしまうようなかわいさがあります。
あとで調べてみると、スリランカでタラゴヤと「ベンガルオオトカゲ」の可能性が高そうでした。外国人にはイグアナと言った方が伝わりやすいため、そう紹介されることもあるようです。

本物のイグアナは草食傾向が強い種類が多い一方で、オオトカゲの仲間は肉食傾向があります。見た目は強そうですが、現地では身近な生き物として見られているようです。
孔雀
ヤーラ国立公園では、孔雀に何度も出会いました。
最初に見たときは、あまりの美しさに感動します。青く光る体、長い羽、求愛行動で広げる扇のような羽。まさに特別な鳥です。

ただ、1日サファリをしていると、孔雀は本当にあちこちにいます。
最初は大興奮だったのに、だんだんと、あ、また孔雀がいる、という感覚になってくるのが不思議。
あんなに華やかで奇抜な鳥が、日常の風景のように歩いている。これもスリランカのヤーラ国立公園ならではの面白さです。

アカマングース
サファリ中に何度も見かけたマングース。
「アカマングース」という種類で、インドとスリランカの固有種です。

基本的には単独行動。主に森林に生息し、人里離れた場所を好むようです。
ハリオハチクイ

鮮やかな毛色が特徴的なハリオハチクイ(ルリオハチクイとも呼ばれます)。
東南アジアや中国南部に広く分布する。
ミドリハチクイ


同じく「ハチクイ科」に分類される、ミドリハチクイ。
東南アジアから中東に広く分布する。
ワカケホンセイインコ

インドやスリランカが原産のワカケホンセイインコ。
しかし、世界各地でペットとして飼われていたものが野生化する現象が起きており、現在は日本でも生息が確認されています。
アジアヘビウ

ヘビウ科の水鳥で、その名の通り「ヘビのように長い首」を水面から出して泳ぐ姿が特徴的。
主に南~東南アジアの湿地帯に生息しています。
12時間のヤーラサファリを終えてロッジへ
朝6時ごろから始まったサファリは、夕方まで続きました。サファリカーの多さや暑さはなかなか大変でしたが、スリランカヒョウ、スリランカゾウ、タスカー、孔雀、マングース、セイロンヤケイ、クロコダイル、アクシスジカなど、本当に多くの動物に出会えました。
残念ながら、ナマケグマには会えませんでした。ヒョウよりも見つけるのが難しいとも聞いていたので、これは次回への持ち越しです。
夕方6時20分ごろ、ロッジに戻るころにはすっかり日が沈んでいました。体は砂だらけ、髪は乾燥と砂ぼこりで限界。まずはすぐにシャワーです。暑い日だったので、水シャワーでも十分気持ちよく感じました。シャンプーを2回して、ようやく髪が元に戻ったような感覚です。
その後は星空の下で夕食。ビールで乾杯し、ロッジのおいしいご飯をたっぷり食べました。

朝4時台から始まった長い1日。疲れたけれど、それ以上に心に残るヤーラ国立公園のサファリ体験になりました。
次は、ヒョウの撮影リベンジとナマケグマとの出会いを目指して、再びモーニングサファリへ向かいます。
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