フィッツジェラルド・リバー国立公園の海岸ハイクと鯛の煮付け夜ごはん
DAY18

フィッツジェラルド・リバー国立公園の海岸ハイクと鯛の煮付け夜ごはん

オーストラリア旅行記

フィッツジェラルド・リバー国立公園へ

今回は、絶景海岸のハイキングの様子をお届け。

舞台はフィッツジェラルド・リバー国立公園。地図でいうとオーストラリアの左下あたり、西オーストラリア州の南西部にある巨大な国立公園で、海が見えるのが最高なんです。

フィッツジェラルド・リバー国立公園

この場所を楽しみにしていた理由は、景色だけじゃありません。ここは、植物がとんでもなく個性的に進化したエリアとしても有名。

世界の多くの地域では、氷河が大地を削り、地形を作り替え、気候変動で植生が何度も入れ替わってきました。でもオーストラリア南西部の一部は、氷河の影響や大規模な攪乱(かくらん)が比較的少なかったと言われています。つまり、同じ土と岩の条件が長い時間続き、植物側が工夫して生き抜くしかなかった。

園内で見た植物

その結果、西オーストラリアの植物の多様性がぎゅっと凝縮されたような世界が広がることになりました。
ここで目にする花や葉の形は、どうしてこうなったの?と立ち止まりたくなるものばかり。

オーストラリア原産のバンクシアの実

ここでよく聞くワイルドフラワーは、単に自生する花という意味だけではなく、この土地の土・気候・時間が作った独自の答えみたいな存在。土地の性格まで見えてくる感じが面白いんですよね。

獣道に挑む!絶景ハイキング

朝は7時半ごろに宿を出発。トレイルヘッドは山の中腹にあって、車で坂をぐいぐい登っていきます。
走り出してすぐ、見たかったワイルドフラワーが目に入って、車を止めて撮影タイム。背の高い花が風に揺れていて、これこれ!となりました。

ハイキング開始

ハイキングは、序盤から気持ちいい晴天。風は強めだけど、それがまた海の近さを感じさせてくれて、歩いていて楽しい。登りながら振り返ると、海がすっと見えて、気分が一段上がります。
人影もほとんどなく、自然の中に溶ける感覚が最高でした。

途中から岩がゴロゴロ増えてきて、だんだん勾配も強めに。高台のてっぺんらしき場所に着いた時点でも、すでに十分すぎるビューポイント。オーストラリアの端っこらしく、地平線がどこまでも続いて見えて、遠い世界へ視線が伸びていく感じがします。南へ広がる海の向こうを想像すると、気持ちがふっと高揚しました。

でも、まだ先へ行けそうな雰囲気があったので、つい進んでしまったんですよね。そこからが一気に冒険モード。
標高が上がったせいか草木がぐっと高くなり、森みたいなゾーンに突入。体に草が当たりながら進むと、巨大な岩が現れて、険しさが増していきます。

岩を登る

案内板も矢印もほぼない。道っぽくない道を、こっちかな?と相談しながら進むほど、獣道の難易度が上がっていく感じがたまらない。最後はトゲトゲした巨大な岩のてっぺんまで到達できて、思わず声が出ました。
まさかここまで行けるとは思っていなかったから、地図にない場所を旅しているような感覚で、満足度が跳ね上がりました!!

高台のてっぺんに到着

引き返す判断をしなかったのが大正解。下りは写真を撮りながらゆっくり。終始、楽しいハイキングでした。

昼ごはんは山盛りのうどん

宿に戻ったらお昼ごはんタイム。朝からココアとビスケット程度だったので、お腹はしっかり空っぽ。
そこで、うどんを山盛りにして一気に満たします。あったかいうどんって、どうしてこうも回復力が高いんでしょうね。

山盛りうどん

食べ終わって部屋でぬくぬくしていたら、強烈な睡魔が襲来。
とりあえず30分のつもりで横になった昼寝が、これまた最高でした。朝からアクティブに登って、あったかい麺を食べて、ふかふかのベッドに沈む。完全に勝ちの流れです笑

突然の大雨の中、ハイキング

昼寝でスッキリしたし、午後はもう一箇所行きたいビューポイントやハイキングコースがあったので、また国立公園へ。よし、午後も絶景取りに行くぞ!って気分で車を走らせたんだけど、ここから急展開。

雨が降ってきたんです。宿を出る時は青空だったのに、空がみるみる黒くなって、土砂降り。しかも台風みたいな勢いで…。

でも山間部って通り雨もあるし、とりあえず目的地まで行って止むのを待つことにしました。すると、案の定いったん止んでくれたので、今だ!!ってハイキング開始。

片道1時間かからないくらいのコースだったんだけど、ゴールに着いた瞬間にまた雨。ここからの帰り道がしんどかった…!地面はぬかるむし、上着を頭にかぶって、超早歩きで車へ。
やなぎーはフードがあってまだマシだったけど、きじーはフードなしで頭びしょびしょ。あれは笑ったけど、笑ってる場合じゃないくらい濡れたなあ。

晴れてたらきっと夕日も綺麗なんだろうけど、雨雲レーダーを見たら夜まで続きそうで、潔く宿へ戻りました。悔しいけど、自然には勝てない!!

夜ご飯は鯛の煮付けを作ってみた

宿に着いた時点で、雨で頭がびしょ濡れ。これは風邪ひくやつなので、まずお風呂へ直行しました。

入浴剤を入れて、ラベンダーの泡をたっぷり。久しぶりにちゃんとリラックスできて、生き返った…。

ラベンダーの泡風呂

そしてここから夜ご飯の準備タイム。お米を浸して、下ごしらえをせっせと進める。

なぜか旅先って、この作業が楽しいんだよね。日本でやったら面倒に思う工程も、異国だと全部イベントになる。すりごまがなくていりごましかないから、グラスでごりごり潰して胡麻和えを作ったのも、もう工作みたいで楽しかった笑

そしてメインは鯛の煮付け。オーストラリアで煮付けを作る日が来るなんて、出発前は想像もしてなかったです。

鯛の煮付け

日本のスーパーって、魚が新鮮で種類も豊富で、しかも下処理もしてくれるところが多いじゃないですか。あれ、改めて神サービスだなと思った。こっちは包丁も手に馴染まないし、鱗取りも内臓処理も全部自力。でも、それが面白いんだよ。無心で作業してると、旅の疲れがどこかに消えていく。

あと、海外の地での魚選びは難しい。知らない魚だらけで、煮魚に向くのかどうかもピンとこない。そこでチャットGPTに、この魚煮付けいける?って聞きながら候補を絞っていって、これは「いわゆる鯛に近いよ」って返ってきた時の、”きたー!!”感は忘れられない笑

この日のメニューは、鯛の煮付け、おかかポテト、ほうれん草の胡麻和え、お味噌汁、白米。完全に日本の家庭の夜ごはん。

夜ごはん

煮付けの威力がすごかったなあ。旅中は生姜を食べてなかったから、生姜の旨さが刺さる刺さる。炊き立ての白米に煮付けをバウンドさせて一緒に口へ運ぶ瞬間、天国みたいに温かい気持ちになりました。

午後の大雨で不完全燃焼だったのに、夜ごはんで全部ひっくり返った感じ。むしろあの雨があったから、このメニューがさらに沁みたんだと思う。ごちそうさまでした!!

この日の出来事を話しているポッドキャストはこちら

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