クルーズ旅もいよいよ3日目。ナイトダイビングは今夜で最後です。
満天の星空のもと、たくさんのサメが乱舞するナイトダイビング…最高のシチュエーションだったはずなのですが、まさかの“水中撮影”トラブルが待っていました…!
今日はそんなグレートバリアリーフ3日目の出来事をお届けします!
☆ナイトダイビングでカメラ撮影に失敗!その原因は…?
1日の流れをお伝えする前にまずは今日のトピックスから。
なんと、グレートリーフ最後のナイトダイブでプロの水中カメラマンもやってしまう「あるあるミス」を犯してしまいました…!
サメだらけの夜の海に大興奮も…カメラが映らない!?
明日でクルーズ旅が終わるためナイトダイビングは今夜で最後です。
夜の海は、昼間とはまったく別の世界。ライトに照らされた珊瑚は幻想的に輝き、昼間は隠れていた生き物たちが一斉に動き出します。
加えて、今夜は特別でした。複数の種類のサメが何匹も現れたんです。

これには大興奮!!すかさず、持ってきた大きな一眼カメラを向けますが、映像がまったく映らない…。
陸でいつも使っているSONYのカメラなので、専用の防水ケースに入れて完全に密封した状態でした。だから海の中では状態を確認することができません。

「あれ…もしかしてカメラ壊れた!?」
夜の絶景に圧倒される一方、カメラが壊れたんじゃないかという焦りの気持ちが押し寄せます。
しかし、ダイビング中に気を取られると一瞬の隙が命取り。ましてや今は夜の海です。どうにか気持ちを立て直して、目の前の景色に集中することにしました。
本当に今日の夜の海は美しく、魚も元気いっぱいに泳いでいます。

夜の海から帰還。原因はレンズの蓋
海から上がって恐る恐るカメラを確認すると…
どうやらカメラは壊れたのではなく、レンズの蓋をつけっぱなしにしていたことが原因と判明…!!ホッと一安心、と同時に猛烈なショックが押し寄せます。
ただこれ、単純なミスというより、複雑な事情が重なった結果だったように思います。
そもそも水中撮影の準備は、思っている以上に工程が多いんです。
▽水中撮影時のチェック項目
・防水ハウジングの真空処理(浸水チェック)
・水中ライトの取り付け
・動作確認 カラビナや器材の装着
・バッテリー、メモリーカードの残量確認 など
これを一つひとつこなした上で、さらに第一陣としてエントリーしていたため、後続のゲストへの気遣いも重なっていました。

後から考えると、疲れも溜まっていたしいろんなことが積み重なった結果だったのかな、と思うんです。
これもひとつの経験
こういうミスは、「プロのカメラマンでも通過儀礼として経験すること」と言われています。ちょっぴり自信を無くしてしまいましたが、これもひとつの経験と捉えて、今度は気を付けていきたいと思います◎
もうひとつ反省点としては、一眼カメラに加えてアクションカメラを2台持っていっていたのですが、事前に電池残量の確認をしておらず途中で電池が切れてしまったこと。
正直、夜はあまり綺麗に撮れないからいいや…と思って後回しにしていたのですが、ちゃんと充電していたら最後まで撮れていたかもしれません。いつだって、バックアップ機もしっかりチェックすべきだなということに改めて気付かされました。
▽水中撮影の教訓まとめ
1.レンズキャップは外したか、エントリー前に必ず確認する
2.バックアップ機も含め、全機材の充電・動作確認を怠らない
3.状況が変わったときこそ、チェックリストを丁寧になぞる
☆1日のスケジュール
さて、ここからは1日のスケジュールをお伝えした上で、時系列で今日の出来事をお届けしていきたいと思います!
| 時刻 | 内容 |
|---|---|
| 7:00 | 起床、点呼 |
| 7:30 | 朝食(ビュッフェスタイル) |
| 8:15 | 1本目のダイビング |
| 10:30 | 2本目のダイビング |
| 12:30 | 昼食 |
| 13:00〜15:00 | 午後休憩 |
| 15:30 | 3回目のダイビング |
| 18:00 | 夕食 |
| 19:00 | 4本目のダイビング |
| 20:30 | デザートタイム |
昨日とほぼ同じスケジュールですが、違いは午後休憩の使い方。昨日はナイトロックスの講習・試験がありましたが、今日はそれぞれ自由に過ごしました。
※ナイトロックス講習については、以下の記事で詳しく紹介しているので、気になる方はこちらもぜひ!
起床→朝ごはん
時刻は朝7時、おはようございます!

天気は快晴。目が覚めれば窓の外には大海原…鳥の声と波の音だけが聞こえる、都会では絶対に味わえない気持ちよさです。
身支度を整えたら、今朝もダイニングでビュッフェスタイルの朝ごはん。
しっかり食べてこの後のダイビングに備えます!

午前のダイブ)世界最大のサンゴ礁はやっぱりすごい!
グレートバリアリーフのサンゴ礁、惚れ惚れする美しさです。

なんせサンゴの量が圧倒的!なだらかに広がる“珊瑚の坂”を泳いでいく時間は、まるで空を飛んでいるみたいで…見上げると光がゆらめき、見下ろすと魚が流れの中で踊っている。何度見ても、息をのむ景色です。


▽グレートバリアリーフ基本データ
・総面積:約34万4,000km²(日本の国土面積に匹敵)
・サンゴの種類:400種以上
・魚の種類:1,500種以上
・ユネスコ世界自然遺産(1981年登録)
このスケールの海を自分の目で見られるのは、ダイビングの特権です。

ランチタイム&午後休憩
2本のダイビングを終えてシャワーを浴びたら、ランチタイムです。
今日の昼食はこんな感じでした(↓)

食後は、15:30〜のダイビングまでフリータイム。それぞれ好きに過ごします。
デッキに出ればどこまでも続く青い海。ぼーっと水平線を眺めながら、何も考えない時間…。こうしたゆるやかな時間の流れが、クルーズ旅の醍醐味のひとつです。
午後のダイブ)やなぎー、ナイトロックスをやめる
「窒素酔い」とは?ダイバーなら知っておきたい症状
実は…午前の2本のダイビングの終盤頃から、頭痛に悩まされていたやなぎー。
我慢できないくらい頭が痛くなって、海の中の景色を楽しめなくなっていました。

その原因はズバリ「窒素酔い」です。
ダイビングでは圧縮された空気をボンベから吸いますが、この空気に含まれる窒素が体内に蓄積されると、頭痛・倦怠感・判断力の低下などを引き起こすことがあるんです。これは決して珍しいことではなく、長時間・高頻度で潜るダイバーの“通過儀礼”のようなもの。
これを軽減するために使われるのが、私たちも昨日から使用している「ナイトロックス(酸素濃度を高めた空気)」です。

とはいえ、体との相性は人それぞれ。やなぎーの場合は、ナイトロックス自体が体質に合わなかったようで、自己判断で通常のボンベに切り替えることにしました。本当はそのまま使い続けたほうが体には良いのかもしれないけど無理は禁物。
午後のダイブ開始
船から降りて、太陽の光に照らされたキラキラの海の世界へ。

午後もたくさんの魚たちが出迎えてくれました。


砂の上を這う生き物も発見。この子は「メレンゲウミウシ」といって、黄色く縁取られた体をヒラヒラと動かしながら移動するのが特徴です。その白く清楚な見た目から「メレンゲ」という名が付いたと言われています。

およそ40分の3回目のダイビングを終えて、陸に戻ってきた私たち。しかし、やなぎーの頭痛は改善しないどころか、さらに悪化してしまいました。
とりあえずシャワーを浴びて、夕食まではゆっくり休むことに。

夜ごはんで栄養補給
少し横になって体を休ませ、18時にダイニングへ。今夜も肉と炭水化物がメインのメニュー。
疲れた体に少しでも栄養補給を…と思い、いただきます。
今夜の夕食(↓)

ナイトダイビング。やなぎーはデッキで休憩
きじー&ソンさんは夜の海へ
体調が改善しないやなぎーは、無理せず今夜のナイトダイビングをパス。きじーとソンさんの2人で夜の海に潜りました。
やなぎーはデッキに出て、2人の動向を上から見守ります。

水中ライトを持って泳いでいるため、船の上からでもぼんやり動きが見えます。「結構遠くまで行くんだ…」「あ!何か発見したな?」と想像しながら眺めるのも、これはこれで楽しい時間でした。

そして、デッキから見る夜空は満天の星。南十字星が目の前に見え、「ここはオーストラリアなんだな」と改めて実感します。
帰還したきじーは軽い「酸素中毒」の症状も…
ダイビングから帰ってきたきじーは、一切お酒を飲んでいないのに何故かホロ酔い状態。テンションが高く、興奮が止まりません。
実はこれ、「酸素中毒」の軽い症状。ナイトロックスを使って深い深度で長時間潜ると、酸素分圧が上がり、気分の高揚・めまい・視野狭窄などが起きることがあるのです。

デザートタイム&就寝
ナイトダイブの後はみんなでデザートタイム。デザートはスコーンでした!

事件あり、トラブルあり…それでもグレートバリアリーフの最終夜は、間違いなく最高の思い出になりました!完璧じゃなくていい。うまくいかないことがあっても、それが旅の面白さだと思うから。
今日のダイビングデータ(↓)
| 潜水時間 | 最大深度 | |
|---|---|---|
| 1本目 | 38分13秒 | 23m |
| 2本目 | 53分46秒 | 21m |
| 3本目 | 37分34秒 | 16m |
| 4本目 | – | – |
部屋に戻ったら、疲れもあって速攻寝ました。明日はいよいよラストダイブ。
やなぎーも体調を回復させて、最後の海を全力で楽しめますように!
ポッドキャストでもこの日の出来事について語っています!ぜひこちらもどうぞ。
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