旅した経験から語る。「世界三大うざい民族」実際どうだった?

旅した経験から語る。「世界三大うざい民族」実際どうだった?

「世界三大うざい民族」と呼ばれるモロッコ、インド、エジプト。
yanakijiでは2024年から2025年にかけて、この3ヵ国すべてを制覇してきました!

この記事では、“うざい”と言われる所以の「しつこい客引き」「チップ文化」について、現地の人とのやりとりをもとに3ヶ国の実態を語ります。 ※あくまでも私たちの主観です!

そもそも「世界三大うざい民族」とは?

モロッコ、インド、エジプトの3カ国は「世界三大うざい民族」として有名です。
うざいってかなり乱暴な言葉ですが、そもそもこの言葉は歴史的・学術的根拠のある正式な分類ではなく、あくまでこれらの国を訪れた一部の観光客の主観的な感想です。

yanakijiも2024〜2025年の1年間でこの3ヵ国を訪れました。実際に旅して感じたのが、どの国も“うざい”という表現は合わないなということ。今までさまざまな国を旅してきたからこそ思うけど、うざいというより“営業が積極的”という印象なんですよね。

国だけで人の性格は決まらないし、同じ民族であってもおしゃべり好きな人がいれば寡黙な人もいて本当に人それぞれです。

とはいえ…これから旅に出る人なら、それぞれの国に対する印象が気になるはず。ということで、“うざい”と言われる理由の「しつこい客引き」「チップ文化」の観点からランキング形式でご紹介したいと思います。

【第3位】モロッコ

笑顔あふれる客引きたち

第3位はモロッコ。そもそもモロッコでは“うざい”と感じる瞬間がありませんでした。身構えて行ったのはたしかですが、今思えば「なぜ“世界三大うざい民族”に入っているんだろう?」とさえ思えます。

なぜなら、市場の客引きは確かに強いけどみんな笑顔で楽しそうなんです!それに、たとえ駆け引きがうまくいかなくても最後は必ず笑顔でお別れしてくれます◎

マラケシュのフナ広場で出会ったキュートな店員さん

また、チップ文化にもかかわらずチップを要求しない人が意外と多かったのも印象的でした。道案内を頼んでも、親切心で助けてくれる人がたくさんいましたよ〜!

これは特定の街に限らず、モロッコ全体がそんな雰囲気。もしかしたらイスラムの教えが影響しているのかもしれません。

ユニークな日本語を知っている

客引きたちがユニークな日本語で話しかけてくるのもモロッコの特徴。 道を歩いていると、“さいたま”“コマネチ”“宮迫”“オッパッピー”“あさはらしょうこう”といった単語で声をかけられることが多くありました。
なんでこんな言葉を知ってるんだろう笑

フナ広場のフルールジュース屋で記念撮影

また、会話のつかみは『ヘイ、マイフレンド』が鉄板。
「どこから来たの?」→「ジャパンだよ!」→「あ〜ジャパ〜〜ン!!」「トーキョー!」「ぼく日本に友達がいるよ」「日本に行ったことあるよ〜」というのが定番の流れです。

お店では「ただ見るだけ、買う必要なし」と声かけてくれることも多かったなあ。

【第2位】エジプト

意外にも客引きはしつこくない

日本人観光客が多いエジプト。そのため日本人の口コミも多く、中には「客引きがヒドイ」というのもあったので身構えていましたが、私たちは全然うざいとは思わず、正直拍子抜けでした。

唯一”しつこい”と感じたのは、ルクソールのお土産屋さんで交渉された時くらい。街をプラプラと彷徨っていたらおじさんが話しかけてきて10分くらいやり合いました。そのやり合いさえもちょっと楽しんじゃいましたが…笑

ギザのお土産屋さん(店員さんがとっても親切だった)

最終日にはピラミッドの街・ギザでお土産屋さんを巡りましたが、観光地にもかかわらず、店員さんがかなりあっさりした対応で驚いたのを覚えています。

客引きではないですが、ひとつ「えっ…」と思ったのがUberで手渡しの請求をお願いされた時。相場では街中まで2ドルなのに「今は夜遅いから20ドルを手渡ししてくれ」と乗車前に言われました。

夜間に利用したUberの車内

ただ、事前に請求額を伝えてくれるだけ全然マシです。モロッコではタクシーを降りる際に相場をはるかに超える金額(100ドル)を請求されたので、その点ではモロッコのドライバーより良心的でした!

旅人の受け入れ体制ができている

エジプトは日本語で話せるガイドや客引きが3カ国の中で最も多く、観光業のシステム化も一番進んでいたのが印象的でした。昔から旅人を受け入れてきた歴史があるから受入耐性が強いんだと思います。

私たちが訪れた時期がラマダン中ということもあって、親切にしてくれる人がいつもより多かったのかもしれません。
※エジプトでは、古代エジプトの時代から「砂漠で困っている旅人に食料や水を分け与えること」が美徳とされてきました。詳しくは以下の記事でご紹介していますので興味のある方はご覧ください!

【第1位】インド

客引きのビジネスライクな対応が印象的

インドの客引きたちはモロッコとエジプト比較すると、笑顔が少なく、ビジネスライクな印象が強いです。モロッコは人とのコミュニケーションを楽しんでいるという感じでしたが、インドはお金のために喜びそうなことを言う人がいたり、こちらの機嫌や状態を無視して永遠に話し続ける人がいたり…という感じ。

インドの市場の様子

もちろん、インドでも中にはチップを受け取らない親切な人や、笑顔で対応してくれる宿のスタッフもいました。

人によって全然違ったので、そういう意味ではインドが一番いろんなタイプの人に出会った国かな。 “ちょっとうざく感じてしまう人もいた”という事実を知っておいてもらえるといいかなと思います!

インドも「ヘイ、マイフレンド」文化

ちなみに…インドもモロッコと同じく、会話のつかみは『ヘイ、マイフレンド』です。
声かけの9割近くが「どこから来たの?」「ぼく日本に友達がいるよ」「日本に行ったことあるよ〜」からはじまってたんじゃないかな。

私たちがカモにされにくかった理由は?

ブログやXで、この3ヵ国は「客引きがヒドイ」と脅しのように書く人もいますが、正直私たちはそれほどヒドイとは思いませんでした。多くの国を旅してきたから少し感覚がズレているのかもしれませんが、振り返って思うのが“そもそも自分たちはカモにされにくいのでは?”ということ。

その理由を考えてみたのですが、ひとつが「ジャージ姿で観光していたから」なんじゃないかと思います。旅先ではジャージでいることが多いので、いかにも観光客という雰囲気が少なかったのかもしれません。もしかしたらお金が無いように見えたのかも?

もうひとつは、人混みに長く滞在しなかったから。秘境に行けばそもそも人がいないし、観光地でも長居しない旅のスタイルが良かったのかもしれません。

あくまでも自分たちで振り返ってみて思うところなので実際はどうかわかりませんが、客引きに困ってる方はジャージで歩いてみるのも手かもしれません!笑

まとめ:私たちが旅で大切にしたいこと

今回は「世界三大うざい民族」について語ってみました。

どんな人に出会うかは運次第。旅先では特に、偶然出会った人の対応が国全体の印象につながってしまいます。だからこそ、海外では日本代表として接したいし、日本で外国の方と接する時は、相手に「日本に来て良かった」と思ってもらえるようにしたいと改めて思いました。

また、文化の違いを楽しむ視点も大切だと私たちは思います。営業が積極的な文化も、その国の個性として受け入れれば旅はもっと楽しくなるはずなのだから。

ポッドキャストでもこのテーマについて語っていますので、よかったらチェックしてみてください!

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