マダガスカルは空港でもクレジットカードが使えない!両替、SIMカード購入
DAY2

マダガスカルは空港でもクレジットカードが使えない!両替、SIMカード購入

マダガスカル

日本から23時間かかって、やっとマダガスカルに到着!マダガスカル初日の今日は、車で5時間かけてアンタナナリボの空港からアンツィラベへ移動しました。道中、目に飛び込む初めての光景や人々にワクワクしっぱなしでした!

今回は、そんなマダガスカル初日の出来事をたっぷりお届けします。

空港で専任ガイドと合流

イヴァト国際空港

23時間の空の旅を終えて、マダガスカルのイヴァト国際空港に到着!!入国審査も、事前に日本で取得しておいたビザ(マダガスカルはビザが必要です)のおかげでスムーズに通過できました。

ビザの事前取得の方法については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください!

スーツケースがなかなか出てこず30分以上待ちましたが、無事に全部受け取れました。荷物全部揃ったらマダガスカルを一緒に旅する専任ガイドとドライバーと合流します。

イヴァト国際空港で荷物を受け取る

到着ゲートを出ると、「きじーさん、やなぎーさん」とデカデカ書かれた紙を掲げるガイドの姿が!私たちが手を挙げると、キラッと光る笑顔で迎えてくれて、不安だった心がふわっと軽くなりました。

荷物を運ぶのも手伝ってくれました。

イヴァト国際空港、車まで荷物を運ぶ

▼私たちの専任ガイド

ラビさんという男性でした!普段はマダガスカルの子どもたちに日本語を教える仕事をしており、日本語が堪能です。今回は学校の冬休み期間を利用して、私たちを案内してくれることに。興味深いことに、マダガスカルは仕事の優先順位が日本とは異なり、学校があったとしてもガイドの仕事が入ると教師の仕事は休んでガイドの仕事を優先するのが一般的なんだとか。

▼私たちの専任ドライバー

チャールさんという男性でした。運転手歴10年のベテランドライバーです。何より印象的だったのは、爽やかで純粋な笑顔。大人でこんなにも綺麗に笑う人がいるなんて!!素敵な人柄がにじみ出ています。

ラビさん、チャールさんという名前は、私たち外国人のための通称だそうです。
マダガスカル人の本名は長くて、家族の間でも苗字を統一しないことが一般的。親の名前を継ぐわけでもなく、それぞれが自由に選ぶユニークな文化です。そのため、外国人にもわかりやすい通称の名前を持っているのだそう。マダガスカルはかつてフランスの植民地だったことから、多くの人はフランスネームです。

空港で両替&ATMでお金をおろす

出発前に、空港で両替を済ませました!両替所の窓口が一つしかないので少し時間がかかりましたが、日本で用意していたユーロはすべてアリアリに両替できました。

また、ガイドのラビさんから「マダガスカルではクレジットカードはほとんど使えない」と教えてもらったので、念のためATMでもお金をおろしました。

到着ゲートの目の前にあるATM

ATMの背景はなんとバオバブの木!マダガスカルに来た、という実感が湧いてきます。現地の方もバオバブが好きなんだろうなぁ。

海外でよく見るタイプのATM

首都のアンタナナリボにもATMはありますが、田舎では全く見かけません。そのため、街にいる間に出来るだけまとめて現金を準備しておくと安心です!ATM自体は、海外でよく見る一般的なものでトラブルなく引き出すことができました。

▼追記(旅を終えてから)

実際に旅をしてみて、マダガスカルが「現金社会」であることを実感しました。アンタナナリボやアンツィラベ等の都市部の高級ホテルでは使えますが、それ以外でカードは使えません!場合によってはユーロで対応してくれることもあるかもしれませんが、あくまで例外的な対応だと思います。基本的にはアリアリで支払う必要があります。

ホテルのポーターやガイドへのチップも必要になるので、多めにアリアリを用意しておくといいと思います!

空港でSIMカードを購入

到着ゲートの目の前にあるSIM売り場

空港内の到着ゲートを出てすぐの場所に、SIMカードのショップがいくつか並んでいます。
もともとは「Telma」のSIMカードを購入する予定でしたが、若者たちが「Orange」に並んでいるのを見て直感でOrengeにすることに決めました。

Orangeの料金表

マダガスカル滞在中も私たちは仕事をするため50GBのプランを選択しました。価格は、91,800アリアリ(3,200円)。
空港はさすがにクレジットカードが使えるだろうと考えていましたが、現金しか対応していなかったです!事前に現金を準備しておいてよかったです。

車へ乗り込む

無事に現金&SIMカードを調達し、車に乗り込んだ頃にはすでに15時でした。今夜泊まるアンツィラベの宿までは車で5時間はかかるそうなので、早速向かいます!

初めて見るマダガスカルの風景や人々

車窓から見るマダガスカルは、想像以上に刺激的で面白い!!長時間フライトで疲れているはずなのに、疲れを忘れさせてくれるくらい新鮮な光景が広がってました。
ここからは、マダガスカルの町の様子をご紹介します!

▼物を運んでいる人が多い

人力車

道中、特に印象的だったのは荷物を運んでいる人が多いこと。アスファルトの道路をたくさんの人力車が行き交っていました。

大量のタンクを運ぶ女性たち

頭に荷物を乗せて移動している人が多いのも面白いところ。

子どもの頃から頭に荷物を乗せる練習するおかげもあって、マダガスカル人は姿勢のいい人ばかり!バランス感覚も抜群です。

自転車の荷台に大量の卵を積んで走っている少年も発見!!

卵の量がすごい!!

1段あたり36個の卵が24段積まれていたので、その数なんと864個です!割れたら大変だ!!

▼怪しい人もいる

物乞いする人も

都市部では物乞いをする人の姿も見かけ、貧困の現実を目の当たりにする場面もありました。

世界地図と人体解剖図のようなものを持った人

その一方で、世界地図や人体解剖図を掲げた謎の人物も。一体、何を売っているんだろう???

▼ゼブ牛はそこら中にたくさん

ラクダのようなコブをもつゼブ牛。その特徴から「コブ牛」とも呼ばれます。
暑さに強く、熱帯性の病気や害虫への抵抗力が高いことから、主に高温地域で飼育される家畜です。そんなゼブ牛を、マダガスカルの街中ではあちこちで見かけます。牛車を引いたり、人を背中に乗せたりと大活躍!

ゼブ牛

さらに、セブ牛のコブからとれるお肉「Cupin」は、脂がのって柔らかく、とろけるような美味しさだと言う。一頭の牛からわずかしか取れないためとても貴重な一品。マダガスカル滞在中に食べれたらいいな。

▼噂のタクシーブルース

タクシーブルース

タクシーブルースはマダガスカルの乗り合いバン。見た目は、ごく普通のバンですが、車内の濃密具合と車の天井に載せた荷物の量は異常です。車内は1列に4席で全4列+前の2席が一般的らしい。でも席の数なんてお構いなしに、30人近くがギュウギュウ詰めになって乗ることも珍しくないとのこと。

これに乗って田舎まで移動するのが日常で、なんと10時間近く揺られる猛者もいるんだとか…。

扉が閉まらない

▼楽しみしていた田園風景

首都・アンタナナリボから少し離れると、美しい田園風景が広がります。

マダガスカルの田園風景

ただ、お米の収穫時期は終わっていて、ほとんどがトウモロコシでした。トウモロコシは雨季に入る前に全て収穫され、再び稲作が始まるそうです。
アンタナナリボ周辺では、お米はだいたい年に2回収穫でき、さらに雨に恵まれた東側の地域では年に4回収穫できるところもあります。ただし、南西部の雨がほとんど降らない地域では、水の蓄えがなく、お米の収穫は年1回。それだけだと、生活が厳しくお米も満足に食べられないため、お米の代わりになるのがキャッサバ。1日に1回はキャッサバでお腹を満たすそうです。

赤土エリア

さらに進むと赤土エリアが登場。赤土は、さつまいもやキャッサバを育てるのに適しています。
私たちが訪れたのが、キャッサバの収穫時期だったため、キャッサバが田舎の家の前にゴロゴロ転がっていました!

山積みのキャッサバ

道中には、花が咲き誇る場所も。色鮮やかで綺麗でしたよ〜!サボテンにも花がついていたり、自然豊かで見どころがたくさん。

赤い花のついたサボテン

▼マダガスカルの道は酔いやすい

面白い光景を見ているうちに、気がつけば辺りはすっかり暗くなっていました。

日が暮れてきた

そんな中、山道に入っていくのですが、途中からやなぎーは車に酔ってしまって大変でした。山道はただでさえクネクネしているのに、アスファルトの道路でも陥没して凸凹になっていて、その凸凹を避けるため車体は左右激しく揺れます。さらに凸凹が来たら減速し、凸凹を超えたらスピードを上げるため、そのスピードの緩急にも酔ってしまいます。

一応酔い止めの薬はたくさん持ってきましたが、明日からの移動がかなり不安です。さすがに毎日飲んだら酔い止めもなくなっちゃうし。今日はフライトの直後だったので、これから徐々に慣れていけるといいのですが…。

そんな車内でしたが、日本の歌の話で盛り上がり、Kiroroの「未来へ」や「ベストフレンド」を熱唱する展開に!まさかマダガスカルの初日でKiroroを歌うことになるとは思わなかった!笑

ラビさんは、マダガスカルの歌と雰囲気が似ている日本の歌が好きなんだそうです。夏川りみさんの「涙そうそう」やAKBの「365日の紙飛行機」も好きと言ってました。日本の古き良き歌というか、ゆっくり目の曲調が好きなんだと思います。

アンツィラベに宿泊

車酔いもなんとか乗り越えて、アンティラベにある「Royal Palace Hotel」へ到着。
グレードの高いホテルで、綺麗な室内でした。

アンツィラベのグレードの高いホテル
シャワールーム&トイレ

到着したのは夜の8時ごろ。山賊が出ると聞いていたので日没までに到着する必要があると思っていたのですが、どうやら最近は山賊は出ないんだそうです。調べた情報が古かったのかな…。

とりあえず荷物を部屋に置き、ホテルのレストランで、マダガスカルで食べるはじめてのご飯です。ドリンク、前菜、メイン、デザートをそれぞれ1品ずつ選んでシェアして食べました。

ホットジンジャーと地ビール

想像以上にマダガスカルの夜は寒い。※私たちが行った7月のマダガスカルの夜はフリースをしっかり着込むくらい寒かったです。

やなぎーホットジンジャーを注文。日本で飲むホットジンジャーの5倍くらい生姜が強かったです!もはや生姜を飲んでるみたい。
一方のきじーは「THB」という地ビールを注文。クセはないけど、かなり薄くて水みたいでした。

前菜のゼブ牛のカルパッチョ

初日から、さっそくゼブ牛をいただきました!ゼブ牛のカルパッチョです。
ナマモノが苦手なやなぎーでもパクパクいけちゃうほど、美味しい。

野菜のタルタル

野菜のタルタルは色鮮やかで可愛い。

メインのパスタ付きのチキン煮込み

これも美味しい!ただ、パスタは、中華麺みたいでコシがほとんどなくちょっと油っぽかったかな。

メインの鴨肉ソテーと付け合わせにジャガイモフリット

お肉も油はかなり多め。なかなかハイカロリーです。

デザートのクレープ

デザートのクレープもしっかり食べました!初日から盛りだくさんな夜ごはん。
今回のツアーはホテルの夜ごはんがついているんですが、こんな食事を毎晩食べていたらちょっと危険かも…。街に屋台があるときは屋台飯を食べたい!!ボリューム満点じゃなくていいので、現地の人たちが普段食べている料理を楽しみたいです。

明日は5時出発らしいので、4時起きかな?思っていた以上にハードな旅になりそうです…。

▼追記(旅を終えてから)

私たちがマダガスカルを訪れたのは7月後半〜8月前半の乾季です。1月〜3月の雨季になると、気候や道路状況がガラリと変わる地域もあり、ぬかるんで通れない道も出てくるみたいです。旅行を計画する際は、事前に調べておくことをおすすめします!

ポッドキャストでは当日の様子をリアルに語っています!もしよかったらこちらもチェックしてみてください。

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