【サザンクロス街道】マダガスカル屈指の絶景ドライブコース!見どころまとめ

【サザンクロス街道】マダガスカル屈指の絶景ドライブコース!見どころまとめ

マダガスカル

マダガスカルの屈指の絶景ドライブルート

全長941kmにおよぶサザンクロス街道。気候の変化とともに表情を変える壮大な景色、そしてそこで暮らす人々の文化や風習が詰まった、まさに“マダガスカルの縮図”ともいえる道です。
今回は、そんなサザンクロス街道の見どころをたっぷりご紹介!マダガスカル旅行を計画中の方は、ぜひ参考にしてくださいね。

サザンクロス街道とは?

サザンクロス街道の標識

「サザンクロス街道」とは、マダガスカルの首都・アンタナナリボから南西の港町・トゥリアラを繋ぐ全長940kmの国道7号線のことです。その名の由来は、毎晩、夜空に輝く美しい南十字星(サザンクロス)から。長い道のりを進む旅人たちをそっと優しく照らします。

サザンクロス街道の魅力は、その長さだけではありません!一直線のドライブルートですが、気候や景色が次々と変化していくのが特徴です。大地にそびえる巨大なバオバブ、どこまでも広がる草原、色鮮やかな田園風景など、たくさんのマダガスカルの風景を見ることができます。

マダガスカル旅では、このサザンクロス街道を通るのをとても楽しみにしていました!

サザンクロス街道の見どころ

私たちは、南西のトゥリアラを出発し、アンタナナリボに向かって北上するかたちでサザンクロス街道を通りました。そのルートに沿って、絶景スポットをご紹介します!

①海の街「トゥリアラ」

プスプスがたくさん走っている

トゥリアラは、マダガスカル南西部に位置する港町。モザンビーク海峡に面し、マダガスカル最大の州である「トゥリアラ州」の中心地として活気にあふれています。

写真のように、トゥリアラでは「プスプス」と呼ばれるカラフルな人力車があちこちで走っています。ただ、見どころはそれほど多くなく、観光スポットといえば「アンツカイ植物園」と「海洋博物館」の2つほど。アンツカイ植物園の訪問レポは、以下の記事にまとめていますので、良かったらチェックしてみてください!

②バオバブ

バオバブが点在

サザンクロス街道を走ると、すらりと伸びるバオバブの木々が点在し、まさにマダガスカルらしい風景が広がります。

大きなバオバブの木

トゥリアラを出てしばらくすると、ひときわ大きなバオバブがありました!周囲には柵が設けられ、他のバオバブとは一線を画す特別な存在であることが伝わってきます。

③緑に囲まれた1本道

緑に囲まれた1本道

トゥリアラを出てしばらくは広大な土色の平野が続いていましたが、徐々に緑が増えてきます。おしゃべりしていたら、いつの間にか景色が茶色から緑に変わっていました!緑に細かれた印象的な1本道もありました。サザンクロス街道が大自然を切り拓いてできたのがよくわかります。

④モンゴルのような草原

黄金色に輝く草原

緑が生い茂るエリアを抜けると、目の前に広がったのはまるでモンゴルのような黄金色の大草原! 遠くまで遮るものがなく、壮大で開放的な景色が広がります。しかし、道は狭く、アスファルトも一部剥がれていたため、車内では少し揺れを感じました。

⑤世界最大級、サファイアの産地「イラカカ」

サファイアの産地「イラカカ」

モンゴルのような草原を抜け、辿り着いたのは世界最大級のサファイア産地「イラカカ」。ここでは珍しく、地表にサファイアが露出しているため、地元の人々がまるで潮干狩りのようにサファイアを採取していました。

GEMS

イラカカ周辺の地域では、「GEMS」と呼ばれるサファイア関連の店舗や取引所をよく目にします。私たちは残念ながら立ち寄ることができませんでしたが、もし時間があったら店舗の中にも入ってみたかったです…。

詳しくは以下の記事でまとめていますので、あわせてご覧ください。

⑥イサロ国立公園

イサロ国立公園

長い歳月をかけて雨風に削られた砂岩がつくり出す、独特の景観が見どころの「イサロ国立公園」。総面積は81,540ヘクタールにもおよび、特徴的な岩々や渓谷、美しい草原など、壮大な景色が広がっています。

イサロの女王

公園内では、トレッキングをしながら大自然や野生動物に出会えるのはもちろん、1000アリアリ札のモチーフとなった「イサロの女王(↑)」や、夕暮れ時に訪れたい絶景スポット「イサロの窓(↓)」など、見どころも満載!

イサロの窓

詳しくは以下の記事にまとめていますので、ぜひチェックしてみてください!

⑦巨大な一枚岩「ボネ・ド・バップ」

ボネ・ド・バップ

イサロ国立公園を出て、北東に少し進んだところで目の前にドドンと現れる奇岩「ボネ・ド・バップ」。花崗岩からなる巨大な一枚岩で、標高1,500mにも及びます。マダガスカルのエアーズロック(オリジナルは“オーストラリア”にある)とも例えられているんだとか。サザンクロス街道のハイライトとして有名です。

⑧田園風景

パノラマ

マダガスカル各地で見られる田園風景。中でも「フィアナランツォア」という町の手前では田園を上から見下ろせる絶景スポットに出会えました!

※トゥリアラからイサロ国立公園までは、どこまでも続く平原が広がり、雄大な大地が印象的。しかし、フィアナランツォアに近づくにつれて山が増え、「サザンクロス街道」も次第に山道へと変わっていきます。

田園風景

標高の高い場所では、ぜひ車を停めて見下ろしてみてください!!このような、素敵な田園風景が見られると思います。

棚田

⑨首都アンタナナリボ

これまでの大自然とは一変し、建物が立ち並び、多くの人々でにぎわう首都・アンタナナリボ。

この街には「イヴァト国際空港」があり、マダガスカルを訪れる日本人のほとんどがここに降り立ちます。2018年時点の人口は約268万人、周辺地域を含めると400万人が暮らしているといわれています。

首都・アンタナナリボ

アンタナナリボでの旅レポは、別の記事で後日お届けします〜!!

サザンクロス街道で最高のドライブを!

以上、サザンクロス街道の見どころをご紹介しました!

最後にひとつ注意点を…。サザンクロス街道は基本的にアスファルト舗装されていますが、至るところに穴ボコが点在しています。車は穴ボコを避けながらクネクネ走るため、道中はかなり揺れます!

ポットホールがたくさん

私たちは、もっと過酷な悪路を経験した後だったので平気でしたが、酔いやすい方は酔い止めを持っていくと安心です。万全の準備をして、絶景ドライブを存分に楽しんでください!!

前の記事へ
【イサロ国立公園】まるで恐竜時代!トレッキングや絶景スポットをご紹介
2025.02.14
マダガスカル
【イサロ国立公園】まるで恐竜時代!トレッキングや絶景スポットをご紹介
次の記事へ
食べても全部出る...食あたりで絶不調な日。フィアナランツォアへ

DAY11

2025.02.18
マダガスカル
食べても全部出る...食あたりで絶不調な日。フィアナランツォアへ
こちらの記事も人気です