【波乱の帰国劇】爆走ワンボックスカーに乗せられ…目の前で事故発生も

【波乱の帰国劇】爆走ワンボックスカーに乗せられ…目の前で事故発生も

モンゴル旅行記

波乱の最終日 Part2

モンゴル旅の最終日は、想像もしなかったトラブルが連発。前回の記事では、大草原のど真ん中で車が故障、約3時間の立ち往生の末になんとかバヤンザクへ行けたことを書きましたが、実はこの後もさらに大変な出来事が待ち受けていました…!!

見知らぬおじさんの車に乗る

今朝は4時に起きてゴビ砂漠の朝日を堪能。その後、バヤンザクを目指す道中、大草原のど真ん中で車が故障し立ち往生…。しかし、なんとか見つけてくれた新しいドライバーとバヤンザクへ行き、壮大な自然を楽しみました。

バヤンザクでバンザイ

トラブルはあったもののバヤンザクを満喫し、しばし別行動をしていたドライバーのザヤさんと合流。
ザヤさんと離れていたのは、ほんの数時間ほどでしたが、言葉の通じない見ず知らずの人ばかりという環境だったため、彼女の姿を見てホッと安堵しました。

しかし、感動も束の間、そこにはザヤさんの車はなくザヤさんも慌てている様子。「急いで!!!もう出発しなきゃいけない!!」という翻訳画面を見せられ、何がなにやら分からないまま慌ててついて行きました。

慌てるザヤさんについて行く

連れられた先にあったのは、ハンチング帽子をかぶったおじさんの車。どうやらザヤさんの車は完全に故障してしまったそうで、代わりに新しい車とドライバーを手配してくれたようです。

車に乗り込むや否や、急いで出発です。車は4人乗りのごくごく普通の車。

ハンチング帽子おじさんの車

この時点で気掛かりだったのは「どうやって空港まで行くのか」ということです。バヤンザクから空港は車で8〜9時間の道のり。詳しく話を聞くと、途中の街「ダルンザドガド」で車を乗り換える必要があるとのこと。次の車がダルンザドガドを18時に出発してしまうため、ザヤさんは急いでいたようです。

この後の予定はわかったけど、そうするとさらに生まれてくるのが「一体どんな車に乗り換えるんだろう」という疑問。。私たちは、正直バスには乗りたくないんです。スターリンクやカメラ機材など、高価で重い荷物がたくさんあるし、バスは治安面でも心配なので。

とりあえず何に乗る予定なのかをザヤさんに確認しますが、得られたのは「バスじゃなくて普通の車だから安心して」という言葉のみ。本当??と疑いをもちつつ、翻訳を使って他にも質問をするのですが、翻訳精度が低くなかなか欲しい回答が得られません。。

そんなやり取りをしていると、あっという間にダルンザドガドに到着しました。

ダルンザドガドで車を乗り換え

ダルンザドガドに到着

車の乗り換え場所はかなり広い駐車場でした。人もたくさんいます。
荷物の受け渡しをしている人や、タバコを吸って話し込んでいるおじさんたちなど、なんだか怪しい雰囲気プンプン。

みんなが何を話しているか分からないから、状況が読めず余計に不安になってしまいます。。

バナナが入ったダンボールをしこたま積んだワンボックスカーもありました。ワンボックスカーには人がギュウギュウ詰めに乗っていて「ま、、まさか、次の車ってこのワンボックスカーじゃないよな…」なんて不安に思っていたら、まさかの予想的中。

さらに、ワンボックスカーのトランクがもういっぱいだから、私たちの荷物を2台に分けて運ぶとのこと。「2台で空港に向かうから大丈夫だよ」とのことですが、間違いなく届けてくれるか不安だし、言葉が通じなくててんやわんや状態だし…

できれば別の手段で空港に行きたかったのですが、どうにも他に手段がない。。結局流れに身を任せてワンボックスカーで向かうことになりました。

どうしてこんなことに…!!

爆走ワンボックスカーで空港へ

カオスな車内

そんな不安いっぱいの状態で走り始めたワンボックスカー…車内はなかなかカオスでした。出発早々、トランス系のダンスミュージックが大音量で流れ始めました。

ここはクラブかっ…!!

私たちは運転席の後ろの列で、一番右にやなぎー、真ん中にきじー、一番左にモンゴル人の小太りの小柄な男性という並びでしたが、この男性…なかなかクセが強い。狭い車内で足を大きく広げ、挙句に何度も屁をこくんです…涙

やなぎーの後ろの席のおっちゃんは、とても優しい人でしたが、何度も怪しい咳をする。。

それに、きじーは頭に何度もカメラリュックが落ちてきて大変でした。一番後ろの席はスーツケースが山積みで、そのスーツケースの上に無理やりリュックを積んでいるもんだから、運転中の揺れで荷物が頭の上に落ちてきちゃう。足元にも荷物があるため足は硬直状態だし、クラブミュージックはうるさいし…かなりキツい状況でした。

ワンボックスカー2台の危険な運転

キツイのは車内だけではありません。ワンボックスカー2台で空港まで向かっているという話をしましたが、どちらの車も危険な運転をするんです。

道路を車内から撮影

街灯がない中、ポッドだらけの道をものすごいスピードで走る。その速さは平均120キロ。
さらに、居眠り事故が多い国だからなのか、対向車に自分たちの存在を知らせるために、進行車線に1台が走り、もう1台が対向車線に並走して走るというかなりの荒技も。。(いやいや、それ対向車びっくりしちゃうよ…)そんな感じなので事故になりそうな場面が何度もありました。

30分の休憩タイム

身がすくむような思いでしばらく車に揺られた後、30分ほどの休憩がありました。お店の前に車を停めてくれたので、夜ごはんを食べることに!

店内の様子

あったかい羊スープが体に染みます。

羊のスープ

ついに事故発生

そして再び走り出した後、ついに事故が起こりました。私たちが乗っていない方のワンボックスカーが進行停止の看板と衝突したんです。フロントガラスが割れて、道にガラスの粉が舞い散ります。

壊れた看板

ただ驚きなのが、事故が起きても笑い事で済ませていたんです。。事故を起こした車に私たちの荷物を乗せていたんで心配でした。

しばらくして何事もなかったかのように再び走り出しました。まだまだ道は続きます。対向車がハイビームなら、落とすようにカチャカチャ合図を送るけれど、自分は相手から合図されない限りは、ハイビームで通行する、そんな自己中ドライバーたち。

空港まで生きて辿り着けるか本当に不安でした。

夜中1時半、チンギスハーン国際空港に到着

空港到着

ヒヤヒヤ続きの道のりでしたが、怪我することなく無事に空港へ到着。

激しい揺れになんとか耐え抜いた荷物たち(スーツケースは少し壊れていました)を労い、私たちは身と心を整えて搭乗ゲートへ進みました。

荷物を整理する

お土産屋さんでゲルが描かれた可愛いマグネットを購入。

マグネットを購入

それにしてもトラブルが多すぎる最終日でした…。早く日本でゆっくりお風呂が入りたい。

空港の様子

この記事では、最終日に起きたトラブル事情(後半)をピックアップしてお伝えしました。1日の出来事とトラブル事情(前半)については、以下にまとめています。

当時のリアルな心境を語ったポッドキャストも公開中です。よかったらチェックしてみてくださいね!

▼追記(旅を終えてから)

私たちがモンゴルを訪れたのは10月前半の秋です。季節によって気温や気候がガラリと変わる地域もあるため、出発前に調べてから行くことをオススメします!

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