イスラム教の宗教行事「ラマダン」とは?なぜ断食をするのか

イスラム教の宗教行事「ラマダン」とは?なぜ断食をするのか

イスラム教徒が多いモロッコでは「ラマダン」と呼ばれる断食を行う期間があります。
モロッコ旅をするなら、必ず知っておきたい文化のひとつ。

ラマダンの目的

ラマダンは、イスラム教徒にとって最も重要な宗教行事の一つで、イスラム暦の9番目の月に行われます。ラマダンの期間は約30日でその間は断食が続きます。2024年は、3月10日(日)から4月9日(火)まで行われました。

ラマダン中の断食は、自己浄化、自己制御、精神的成長が目的にあります。また、飢えを体験することで貧しい人々の苦しみを理解・共感する機会ともされているようです。

断食の内容

断食といっても30日間ずっと飲食を禁止しているわけではありません。
日没から日の出までは飲食が許されています。

ラマダン(断食)中、日が沈んでから最初に食べられる食事は「ラマダン・ブレックファスト(Ramadan Breakfast)」と呼ばれ、この食事の際に最初に口にするのが以下の記事でご紹介した「ハリラ」です。
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ラマダンは飲食が禁止されるだけではない!

ラマダンの期間中は断食以外にも守るべき慣習があります。
例えば、喫煙や嘘をつくこと、喧嘩をすること、性的関係をもつことなどは禁止されており、これらの禁止事項をやぶると断食が無効とみなされてしまいます。

一方で、期間中の良い行いは推奨されており、人に食べ物を分け与えるといった善良な行いは普段以上に評価されるようです。

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