モロッコのリヤドに泊まる!異国情緒たっぷりな内観や注意点まとめ

モロッコのリヤドに泊まる!異国情緒たっぷりな内観や注意点まとめ

モロッコに行ったら、一度は泊まってみたいと思っていたリヤド。
今回は、実際に宿泊したからこそ分かる異国情緒にあふれるリヤドの魅力とその特徴をお届けします。

リヤドとは?

リヤドとは、モロッコの伝統的な建物を改装してつくられた宿泊施設です。「リヤド」と言う言葉はアラビア語で「庭」や「邸宅」を意味し、中庭のある古い邸宅をリノベーションしてつくるのが一般的です!

リヤドの特徴は、明るい中庭とこだわりが詰まったおしゃれなデザイン。中庭を囲むイスラム装飾ならではのアーチやタイル装飾、手工芸品が、異国情緒をたっぷり感じさせてくれます。

フェズのリヤドの中庭

リヤドは「メディナ」と呼ばれる旧市街で多く見られ、マラケシュやフェズ、ラバトなどの都市に集中しています。私たちは、マラケシュとフェズのリヤドに泊まりました!!

マラケシュのリヤド

マラケシュのリヤドは白を基調とした建物。

フェズのリヤドと比べ、こじんまりとした空間です。

フェズのリヤド

フェズのリヤドはグリーンに溢れていました!!

中庭にはたくさんの草木が植えられ、吹き抜けからは青空が見えて開放的。鳥のさえずりも聞こえ、とても心地よい空間でした。

特徴1:ウェルカムドリンクはミントティー

モロッコの飲み物といえば砂糖たっぷりのミントティー。日常的によく飲まれており、おもてなしの場では欠かせない存在です。リヤドのウェルカムドリンクも、もちろんミントティーでした♪

ミントティーを高い位置から、美しい曲線を描きながら注ぐパフォーマンスも見どころの1つ。何度か繰り返し注ぐことで、空気が混ざってまろやかな舌触りになります。

特徴2:異国情緒たっぷり!おしゃれなインテリア

リヤドは、中庭の美しさもさることながら、室内装飾やインテリアがおしゃれなのも魅力の点。
モロッコのインテリアは、アフリカ独特のカラフルな配色とヨーロッパテイストの融合が特徴で、日本でも「モロッカンスタイル」として人気があります。

装飾のデザイン性の高さも際立っており、

壁や手すりに細かい装飾が施されています。

他にも、モロッコランプが生み出す光と影の美しい演出や、

アラビアンな雰囲気が漂う可愛らしいランプ、

そしてボトルにまで施された繊細な装飾など、どれもがリヤドの魅力を引き立たせています。

さらに、細かいタイルを組み合わせて作る「ゼリージュ」と呼ばれるモザイク装飾もいたるところに使われていました。

ゼリージュは、モスクや宮殿にも使用される伝統的な技術。シンメトリーに繰り返されるデザインは「無限の広がり」を象徴しています。これはイスラム模様の特徴で「神が創造した世界が永遠に続いている」ことを暗示しているそうです。

特徴3:見晴らしの良い屋上

見晴らしの良い屋上があるのもリヤドの特徴です。

フェズのリヤドの屋上

屋上からは街が一望でき、まさに贅沢なひととき!
リヤドによっては屋上がくつろぎのスペースだけでなく、朝食を楽しむ場所にもなっています。

マラケシュのリヤドの屋上

マラケシュのリヤドでは、朝から屋上でのんびりと朝ごはんをいただくことができました♪
なんて素敵な一日のはじまりなの!

モロッコの定番朝食

モロッコの朝食の定番と言えば「ムスンメン」と呼ばれるクレープ!!

ムスンメンは、パスタでよく使われる「セモリナ粉」で作られたモロッコのクレープで、もちっとした食感が特徴です。はちみつやジャムをつけて食べるのが一般的。

また、モロッコの朝食には卵料理も欠かせません。この写真はフライドエッグですが、特に有名なのが「ベルベルオムレツ」です。ベルベルオムレツは、トマトや玉ねぎのソースをベースに作られるモロッコスタイルのオムレツで、タジン鍋を使って調理することでも知られています。

他にも、食卓にはさまざまな種類のパンやフルーツが並びます。実際にリヤドでいただいたモロッコの朝食はこんな感じでした。

フェズのリヤドで食べた朝ごはん

リヤド宿泊の注意点

モロッコのリヤドに泊まる際は、以下の3つの「ない」に注意が必要です!

1.ドライヤーがない

ドライヤーがないフェズのリヤドのバスルーム

多くのリヤドで、ドライヤーは用意されていません。

マラケシュでは用意されていましたが、フェズとシャウエンにはありませんでした。特にフェズでは、滞在中で最もランクの高いリヤドに泊まりましたが、それでもドライヤーはなし。どうやら、宿のランクによってドライヤーの有無が決まるわけではなさそうです…。

運良くマラケシュのリヤドにはドライヤーが備え付けられていた

2.エレベーターがない

リヤドは基本、2階建てほどの低層の建物なのでエレベーターはありません。

そのため、スーツケースを持ちながら階段を上ることになります。宿の人が手伝ってくれることが多いの、そこまで心配する必要はないですが…荷物が多い場合は、あらかじめ工夫して準備しておくと良いかもしれませんね。

3.駐車場がない

旧市街地の路地はとても狭い

多くのリヤドは旧市街に位置し、玄関は車が入れないような極細の路地に面していることが多いため、敷地内に駐車場があるケースはほとんどありません。たとえ、駐車場付きのリヤドがあったとしても、狭いガレージか路上駐車になる可能性が高いです。
そのため、リヤドまで車で行くのは諦めてコインパーキングに車を停めるのが現実的◎
Googleマップに掲載されていないコインパーキングもたくさんあるので、事前にリヤドに問い合わせておくと安心です!とはいえ、大抵の場合「当日案内するから心配しないで」と言われるかと思います。

駐車場

モロッコ旅では、ぜひリヤドで贅沢なひと時を♪

今回は、モロッコに行ったら1度は泊まりたい「リヤド」の特徴と魅力をお届けしました!
特にフェズのリヤドは、建物が美術館のように美しく、自然がふんだんに取り込まれた最高の空間でした♪ 1日しか滞在できなかったのが本当に残念、もっともっと泊まりたかった…!!

モロッコに行かれる予定の方は、ぜひリヤドも満喫していただきたいなと思います◎

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