モロッコってどんな国?訪れるべき都市や旅中に気をつけるべきことをご紹介

モロッコってどんな国?訪れるべき都市や旅中に気をつけるべきことをご紹介

今回はモロッコの特徴や魅力、日本からのアクセス方法や、訪れるべき都市など、幅広くお届けします。モロッコ料理やイスラム教(国教)については、別の記事で詳しく掘り下げます!

モロッコってどんな国?独特な地形やアクセス方法

モロッコといえば広大な砂漠とラクダ…それ以外のイメージがあまり浮かばないという方も多いのでは?

そんなモロッコですが、正式には「モロッコ王国」と呼ばれる王国で、現国王はムハンマド6世(60歳)です。 2002年から発行されているモロッコ・ディルハム紙幣には、彼の肖像画が使用されています。街中でも彼の肖像画が飾られ、若い頃の姿を目にすることができます!

ムハンマド6世ラーラサルマ王妃 ※Wikipediaより取得

国王の奥様はラーラ・サルマ王妃。この通りとても美しい方で、砂漠の美女と呼ばれています。カサブランカでコンピューター・エンジニアとして働いていた彼女ですが、国王に見初められ2002年に結婚しました!なんてロマンチックなの!

モロッコの面積と人口

モロッコはアフリカ大陸の北部にあり、地中海を挟んでヨーロッパと隣接しています。

モロッコの面積は約44.6万平方キロメートルで、日本の約1.2倍の広さ。この広大な土地に3,746万の人々が暮らしています。
ヨーロッパに近いことから様々な文化が混ざり合い、言語としては公用語であるアラビア語とベルベル語のほかに、フランス語なども広く使われています。

モロッコの独特な地形

モロッコは独特な地形をしていることも特徴のひとつ。国の中央には4,000m級の山々が連なるアトラス山脈が通っており、この山脈を堺に北と南で気候が大きく異なります。

北西部には平野が広がる穀倉地帯、南東部にはあの有名なサハラ砂漠が広がります!!

アトラス山脈

アトラス山脈は全長2,500kmで、モロッコだけでなくアルジェリアやチュニジアを横断しています。日本アルプスは全長100km前後なので、アトラス山脈が巨大であることがわかりますね!

ちなみに2023年には南米にある世界最大を誇るアンデス山脈に行きました!なんと全長約8,000 km、地球ってすごいなと思いました。

日本からのアクセス方法

モロッコで最もフライトの便数が多く、利用しやすい空港は「ムハンマド5世国際空港」です。この空港は、モロッコ最大の都市カサブランカにあり、まさにモロッコの玄関口と言われる場所!

2024年現在、日本からモロッコへの直行便はありません。そのため、ヨーロッパや中東諸国で乗り継いで「ムハンマド5世国際空港」へ向かうのが一般的なルートです!
フライト時間はおよそ22時間で、かなり長いです。アフリカ大陸はやっぱり遠いです。

絶対に訪れるべき都市5選

モロッコは地域によって気候や季節が異なるため、多様な街が存在することも魅力のひとつ! さらに、ヨーロッパの玄関口という地理的な位置から、様々な文化がこの国に集まっています。街を歩けば、バラエティ豊かな建造物やデザインを楽しめます♪

ここでは、モロッコ旅で絶対に訪れるべき都市5選をご紹介します。

1.カサブランカ

カサブランカはモロッコ最大の都市!商業・金融の中心地であると同時に、観光地でもあるため、カサブランカには多くの人々が訪れます。2013年時点の人口は415万人で、モロッコ全体の人口の約11%を占めています。
不朽の名作映画「カサブランカ」の舞台でもあります!

2.マラケシュ

モロッコの代名詞としても知られるマラケシュ!ここでは、人々のエネルギッシュなパワーを肌で感じられます。
特に夜のフナ広場では、巨大な屋台が立ち並び、カラフルな民族衣装を身にまとった水売りや大道芸人、地元の人々の喧嘩などで熱気に包まれます。
とにかく賑やか…激しい呼びこみがあるので苦手な人は注意が必要です!モロッコは、世界三大ウザい民族(モロッコ・インド・エジプト)のひとつとも言われています。

マラケシュでは、革製品、布製品、羊の毛綿、モロッコ雑貨がたくさん売られており、気に入ったものは必ずここで手に入ります。これは行くしかない!!!

3.サハラ砂漠の入り口メルズガ

メルズガはモロッコ南東部の小さな村で、アルジェリアとの国境近くに位置しています。
この村は、アフリカ大陸の1/3を占める「サハラ砂漠」の入り口として知られており、観光客に人気です◎

砂漠でラクダに乗りたいと思う方も多いはず。メルズガではラクダ以外にもジープやバギーで砂漠を散策することができ、アクティビティが充実しています。

4.迷宮都市フェズ

フェズはモロッコ北部に位置する内陸都市。過去のイスラム王朝(例えばイドリース朝やマリーン朝など)の多くがこの街を首都として定めていました。首都が他の都市に移されたあとでも、フェズはモロッコ人にとって特別な都市であり続けているようです。

旧市街にはたくさんのお店が立ち並び、モロッコの美味しいグルメはもちろん、職人が作った革製品などもたくさん売られています。

5.青の街シャウエン

シャウエンは、街全体が美しい青色に塗られた町で、日本でも近年人気が急上昇しています。青色に彩られた街並みはまるで空に浮かんだ都市のよう。フォトジェニックな場所として多くの旅行者に愛されています。

モロッコで楽しみたいこと

モロッコで特に楽しみたいことは、グルメ、リアド、そしてモロッコ雑貨の3つは欠かせない!

1.モロッコグルメを食べ尽くす

モロッコ料理は、先住民ベルベル人の伝統料理やアラブやトルコなどの中東地域から伝わった料理があります。スパイスやハーブをたっぷり使った豊かな風味が特徴的です!

モロッコの具体的なグルメ情報については、以下のポッドキャストで詳しく語っています!興味のある方はぜひ聞いてみてください。

2.リヤドに泊まる

モロッコに行くなら、1泊はリヤドで過ごしたい!!
リヤドはモロッコの宿泊施設の種類のひとつで、昔の富裕層の邸宅を改装したものです。

中庭とこだわりが詰まったおしゃれなデザインが特徴的。色鮮やかな内装が素敵な伝統的リヤドもあれば、モロッコらしさと現代風のデザインを融合させたリヤドもあります。マラケシュやフェズの旧市街にたくさんのリヤドがあるのでおすすめです!

3.お気に入りのモロッコ雑貨を見つける

モロッコには美しい雑貨がいっぱい。
雑貨からも、アラビア、ヨーロッパ、イスラムなどの様々な文化の融合がみられます。アラビアのエキゾチックな色合いと、ヨーロッパの風情あるデザイン、幾何学模様を使用した模様が特徴的。こんなの欲しくなるに決まってる!!!

モロッコ旅で注意すべきこと

イスラム教なので露出に気を付ける

モロッコ観光で特に気をつけたいのが服装!
外国人に対する厳しい服装規定はありませんが、イスラム教の戒律を守る人が多いため、肌の露出は控えめにするのが無難です。とはいえ、タンクトップやショートパンツ、ミニスカートなどは避け、適度にカバーする服装を心がければ問題ないとされています。

イスラム教については、以下のポッドキャストで詳しく語っていますので、興味のある方はぜひ聞いてみてください。

治安の悪い地域に気をつける

モロッコは、他のアフリカの国々と比べて治安が比較的安定していると言われていますが、海外なのでやはり注意が必要です。外務省のHPには、その地域の危険度と情報が掲載されていますので、旅行前に確認することをおすすめします!(以下、外務省 海外安全ホームページより引用)

モロッコ 危険・スポット・広域情報

【危険度】
●全土:「レベル1:十分注意してください。」(継続)

【ポイント】
●全土にテロの脅威があります。外国人観光客が多数集まる場所や政府関連施設、宗教関連施設への立ち寄りは最小限にとどめるよう心掛けてください。
●2017年~2018年、北部アル・ホセイマや北東部ジェラダ等において、デモ参加者と治安部隊との衝突が発生しました。現在の治安状況は比較的安定していますが、デモや集会等の群衆に遭遇した場合は、近づかないようにしてください。
●都市部や観光地では、外国人観光客を標的としたスリや刃物を用いた恐喝などの金銭目的の犯罪が発生しており、注意が必要です。

まとめ

今回は、モロッコってどんな国?、日本からのアクセス方法や、モロッコ旅で訪れたい都市・楽しみにしていることなどを幅広くお伝えいたしました!モロッコ旅を検討している方の少しでも参考になれば嬉しいです。次回の記事では、モロッコの魅力にさらに深く迫っていきますのでお楽しみに♪

ポッドキャストでもこのテーマについて楽しく語っているので、よかったら聞いてみてください!

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