南米アンデス旅38日目はジャングルをイカダで巡る
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マヌー3日目!今日もジャングルは暑い…。
今日は巨大なイカダに乗って、ゆらゆら水上サファリをする予定です!
奇妙な鳴き声で迎えるジャングルの朝
5:30 起床
今日は6時半から朝ごはんなので5時半起きです!目を覚ますと、遠くから鳴き声が聞こえるではありませんか。もしかして…?と思い外に出てみると、ずっと会いたかったアカホエザルの鳴き声でした。
どうやらここはアカホエザルのテリトリーのよう。嬉しい!!
他にも、ミニモンキーやスクールモンキーもたくさんいました。ミニモンキーは両手に収まりそうなほど小さくて可愛いです。
6:30 朝ごはん
今日の朝ごはんは、パン、バター、いちごジャム、ほうれん草(?)たっぷりオムレツ、焼きバナナ、ホットココアです! 焼きバナナは、ボリビアでも一度食べたのですがその時は正直ちょっと微妙でした。でも、コックのホアンが作る焼きバナナはめちゃめちゃ美味しい!!!素材の選び方が上手いのかなぁ。
朝食会場からは虹色の鳥「コガネオハチドリ」が見えました。ハチドリの中では代表的な種類で、おそらくマヌーにはかなりの数が生息していると思います。
写真に収めたかったのですが、残念ながら撮ることができなかったのでこちらのサイトを貼り付けておきますね。美しいコガネハチドリをぜひご覧ください!
eBird:コガネオハチドリ
その他にも小さいハチドリもいて面白い光景でした。
朝の冒険「イカダで動物探し」
7:30 イカダコースの入り口へ
朝のイカダコースは7時半から!ボートでわずか10分の場所にあるコース入り口へ向かいます。
入り口に到着〜!!美しい鳥のさえずりを聞きながらジャングルを探検です。
サバンナの探検では地面だけに注意すればいいのですが、ジャングルでは地面から約10mの高さまでたくさんの生き物が生息しています。そのため、情報量がめちゃめちゃ多い!!
8:00 イカダで水上サファリ開始
ジャングルを探検して約20分、イカダの乗り場に到着!
すぐに乗り込み出発です!
イカダは2人で漕いでくれるのですが、巨大なイカダを動かすのはとても大変そうです…。
イカダはエンジンが無いためとても静かに進みます。そのおかげもあって動物にたくさん会うことが出来ました◎
イカダからの景色はこんな感じ!リフレクトがとても綺麗です。
ここからは朝の冒険で出会った猿や鳥たちをご紹介!
アカホエザル
アカホエザルはその名の通り、赤い毛並みと鳴き(ホエる)声に特徴のあるお猿さんです。
その鳴き声は、唸るような声で数キロ先にも届くほど、と言われています。鳴き声が遠くまで届くためか、あまりアクティブな動きはを見せません。
特徴的な生態がもう1つあります。アカホエザルは4〜10頭の群れで行動をしますが、その中にオスは1頭。つまり単雄複雌の群れを形成するのです。
オスは成長すると、その群れから出て自分の王国をつくるために他の群れの父猿を襲い支配権を握ります。
しかし、群れを乗っ取って終わりではありません。その後、群れにいる子どもを殺す残酷な行動に出ます。これは、子どもがいると母猿が発情しないためです。自分との子どもを作るために、子どもを殺して発情を無理やり再開させるのです。
スクールモンキー
朝、ロッジでも見たスクールモンキー!ジャングルにも大量にいました。
モフモフしていて可愛いです。
フサオマキザル
南米の亜熱帯・熱帯林に生息するフサオマキザル。その名前は、頭部の両側に逆立った黒い房毛があることに由来しています。古くからサーカスや動物園などで飼育されており、日本の動物園でも見られるようです!
モンキーの後は鳥ラッシュ!!まずは昨日(DAY37)見たダイサギ↓
日向ぼっこをして羽をじっくり乾かす鳥たち。
キゴシツリスドリ
中南米原産のキゴシツリスドリ。主に見通しの良い森林や大きな木のある耕作地に生息しています。
ハジロミドリツバメ
ハジロミドリツバメは、名前の通り白い羽を持つツバメ!
南米に生息する繁殖ツバメでアンデス山脈の以西では見られません。ほとんど渡りをしないことで知られています。
ツメバケイ
アマゾン川流域の熱帯雨林に生息するツメバケイ。ツンツン頭に青い顔に赤い目…かなり個性的な顔立ちをしています。1目1科1属1種と言われており世界的に珍しい種。
飛ぶのは苦手で、葉を食べて樹上で生活します。雛は樹から落ちたら、羽に持っている爪で樹を登るのだそう。鳥らしくない特徴が多くて興味深い生態です。
朝の冒険の最後には、オオカワウソにも出会えました♪
オオカワウソ
絶滅危惧種として登録されているオオカワウソ。マヌーには4家族、115匹しかいません。
1匹すごく狩りが上手な子がいて、大きな魚をたくさん捕まえてました!
食べてるシーンも見ることができました◎ オオカワウソはピラニアも食べるらしい(今回食べてた魚はピラニアではなかったです)。
10:25 イカダの冒険終わり
2時間半ほどイカダの冒険を楽しんだので一度ロッジに戻ります。
ボートに乗る前にブッシュトイレに行ったのですが、ズボンを脱いだ一瞬の隙に蚊にお尻を噛まれてしまいました…。ジャングルの蚊は目ざとい…女性は特に注意です!!
10:40 ボート出発
ボート出発〜!再び10分ほど揺られてロッジに到着!
ロッジで休憩してランチタイム
10:50 ロッジに到着!休憩タイム
ロッジに到着した後は、それぞれ少し横になったりお風呂に入ったりして時間を過ごしました。
11:40 ランチタイム
今日のお昼ごはんは、葉に包まれたターメリックライスにサラダ、パリパリチーズ、アボカドディップ、紫とうもろこしです!ジュースにはチチャモラーダが出てきました。
ターメリックライスを包んでいる葉っぱは、昨日コックさんがジャングルで取っていたもの。ライスの中には、チキンとオリーブが一緒に入っていてとっても美味しかったです。
コックのホアンは本当に料理が上手。全てが最高に美味しい〜〜!
昼の冒険「蚊に襲われながら野鳥観察」
12:30 ジャングルを散策しながらマカオのビューポイントへ
昼はマカオ(インコ)を見に、再びジャングルを探検します!ロッジからマカオのビューポイントまでは徒歩で30分ほど。
途中、根っこがものすごい量になってる不思議な木を発見。
ビューポイント到着!
2階建ての小屋全体に葉っぱが覆い被さっていてジャングルにすっかり溶け込んでします。これは人間がいるのをバレないようにするためのカモフラージュです。
今日も先着の人がいたのでまずは1階で待機。この待機中、大量の蚊に襲われました。毒入りの虫除けクリームを塗りたくっても全然だめ。ジャングルって蚊が多そうなイメージありましたが、まさにイメージ通り。
交代の時間になり、ビューポイントの2階に上がりました。ここにもとんでもない数の蚊が…。
葉の間から覗きマカオが現れるのを待ちます。
14:15 1時間半待機するもマカオ現れず
14:15頃まで待機したのですが、残念ながらマカオは現れず…。
しかし、オーストラリア人のアンドリューが、まるでその場にマカオがいるような合成写真を作ってくれました!その写真を見た純粋なガイドのダーウィンは、本物だと信じててほっこり(笑)
結局マカオは見れなかったのですが、綺麗な蝶「ナルキッサスミイロタテハ」を写真に収めることが出来ました!
ナルキッサスミイロタテハ
多彩な色彩と形態を持つタテハチョウ。ナルキッサスミイロタテハはタテハチョウの一種(ブラジル亜種)です。
14:45 ロッジに戻って休憩タイム
ビューポイントからロッジに帰還。
シャワーを浴びて、ナイトウォークの時間までそれぞれ好きな時間を過ごしました。
夜の冒険「ナイトウォーク」
17:00 ボートでコースの入り口へ
今日のラストイベント「ナイトウォーク」の時間です!再びボートに乗って、ナイトウォークコースの入り口に向かいます。ボートの風がめちゃめちゃ気持ち良い。
ちょうど日が沈むタイミングで、美しい景色を見ることが出来ました◎
ボートを降りたら鬱蒼としたジャングルを探検。
次第に日の明かりがなくなり…あたりは真っ暗に。暗闇に包まれるとまるで自分が動物になった気分になります…!
ナイトウォークではホタルやクモ…
真っ赤なヘビなどを見ました。赤すぎて少し怖いですね…。
移動含め2時間ほどナイトウォークを楽しみ、ロッジに帰還。
19:30 晩ごはん
晩ごはんは、スープと大皿に盛られたキッシュ、揚げナス、紫イモ、サラダ、揚げジャガイモでした。
コックのホアンが満面の笑みでやってきて、、大胆に装飾された料理を披露してくれました!!茶目っけいっぱい。飾り切りされた野菜でコンドルを作ったんだって。もう全部が可愛くてほっこりしました。
大量のピスコも出てきて、今日の振り返りトークもしながら楽しい晩餐の時を過ごしました♪
2023.08.02