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アフリカ旅8日目は野宿ツアー2日目突入
2022年6月6日、アフリカ旅8日目。今日は2泊3日の野宿ツアー2日目です!昨日はサバンナの夜空の下で眠り、日の出とともに起床しました。朝、水を汲みに行く時にヒョウに会いました!歩いてヒョウに会うことはとっても貴重でとてもラッキーでした!!2日目でだんだん野宿生活に馴染んでいく3人の様子をお届けします!
激レア!!歩いている最中にヒョウ(Leopard)に遭遇
野宿ツアーでは特に就寝時間も起床時間も決まっていません!思うがままに行動するのです。太陽が昇ると空が明るくなるのでだいたい6時前にはみんな目を覚ましていました。
お風呂には入っていないので今朝もシートで髪を拭き、最低限の身支度を整えます!お湯を沸かしてホッチョコで体を温め、ビスケットやみかんで朝食をとります。
サバンナを歩き始める前に昨日穴を掘ったところからまた水を汲むということで、リュックは持っていかず歩いてその地点まで向かうことに。
険しい草むらをかき分け、開けた場所に出ると・・・
ヒョウ(Leopard)が歩いていましたっ!!朝からまさかの遭遇でびっくりです。サファリカーに乗ってヒョウに遭遇するのも貴重ですが、歩いている時に遭遇するのは本当に稀みたいです。サファリガイドのコニーさん、タッシュさん、ローセンスさんも初めてだったみたいです!ゆかさんも6年半ガイドをやっていて6回目だそうです。なんて幸運なんでしょう。
ヒョウが近くにいないことを確認してからあたりを探索。するとヒョウの足跡を発見!
昨日の夜鳴き声が聞こえていたヒョウの足跡だそうです。大小の足跡があったのですが、あるガイドさんはオスとメスのペアと予想していましたが、師匠はメスにしてはちょっと軽いから多分親子だねと予想。
ヒョウとの遭遇に興奮止まぬまま水を汲み、荷物を置いていったところまで戻ります。荷物を持って出発する前に、葉っぱで人間がいた後を完全に消します!
ちなみにトイレの大をするときは、深さ20㎝くらいの穴を掘ってから穴の中にします。ティッシュは持って帰ると匂いがすごいので、穴の中でライターを使ってティッシュを燃やします。土が想像以上に硬いので掘るのは結構大変ですしライターでティッシュを燃やすのも手が熱くて難しかったです!
ブッシュウォーク(Bush Walk)で動物の痕跡を探す!
さあ今日もサバンナの中を歩きます。13キロの荷物を背負ってのブッシュウォーク(Bush Walk)も慣れてきました。枝のトゲトゲももう怖くないっ!
師匠が足を止めました!
クロサイが食べたあとの木があったのです!この状況だけでクロサイが食べたと分かるのがすごいですよね。きじーはクロサイに会いたくて仕方がないので枝を持って興奮!!
大きな骨も落ちていました!人の足の大きさまであります!
2時間くらい歩いたので、ひと休憩することに。あたりに危険なものがないことをコニーさんとゆかさんが確認してくれてからリュックを下ろします。ちなみにリュックを下ろしていいかは師匠判断です!
こんな感じで各々自由に座って時間を過ごします。
師匠に1日3リットル水を飲むようにと強く言われていて、リュックにはモンベルのウォーターパック1.5Lが2つ入っています。それとは別に500mlのペットボトルも満タンにしているので3.5Lの水がリュックに入っていることになります!
休憩時間に500mlのペットボトルに水を汲みます!出来るだけリュックを軽くしたいので水を消費したいのですが、水を飲みすぎるとブッシュフォーク中にトイレに行きたくなってしまうので、そこそこの量にしておきます。
我らが師匠は最高級サファリガイドの資格を持つすごい人!
ここまで記事を読んでくださった方、なんだか師匠が只者ではないと思いません!?実は我らが師匠は最高級のサファリガイドの資格を持っているすごい方なんです。
ウォーキングサファリガイドにはたくさんレベルがあるそうです。ライフルの資格、車の資格などから始まり、次のレベルに行くには例えばサファリの中を50時間歩く+ライオンに10回会う+サイに10回会うなど決められた基準を越えなければいけません。
その次にセカンドライフルというポシジョンやバックアップガイドというものがあるそうです。それらを経て、本物のトレイルガイド、いわゆるリードガイドとして先頭を歩く資格を得られるそうです。リードガイドになるにはなんと500時間はサバンナを歩かないといけないらしいです・・・!1日6時間歩いたとしても84日かかります。。
師匠はリードガイドよりもっと上の資格を持っているんです。リードガイドの上にはプロフェッショナルガイドやSKSというポジションがあり、その先にガイドを育成・教育することのできる最高級の資格に辿り着きます。この最高級の資格を持っているのが我らが師匠なのです!南アフリカ内に10人もいないとてもすごい方なんです!!
きっと今までたくさんの野生動物を見てきたと思うのですが、新鮮なサイの足跡に指紋が残っていた時に「サイの指紋が見えてワクワクするぜ!!!」と言っていて動物大好きな様子が溢れていました。
究極の癒し!サバンナでお昼寝
午前中歩き続けたので、お昼休憩をとることになりました!待ちに待ったロング休憩ですー!持ってきていたツナのパックやビスケットを食べお腹を満たします。
お腹が満たされたら眠くなるので、そのまま寝っ転がって眠ります〜。最高に気持ち良いです。本当にスッと深い眠りに落ちます!
サワサワと風で揺れる木や葉っぱの音がとても気持ちいいんです。人工的な音が全くないこの空間が本当に居心地いい。夜行性の動物も日中はこんな気持ちで寝ているのかな?
昼寝から起きて付近を探索。お湯を沸かすゆかさんがいました!
寝床を見つけたら焚き火を灯す
2時間くらいのお昼休憩を終えたら午後もサバンナの中を歩きます。お昼寝のおかげでだいぶ体が軽くなりました!
昨日は事前に師匠たちが寝る場所を決めてくれていましたが、今日はフリープランだそうです!歩いて寝られそうな場所を見つけなくてはなりません。
サバンナを練り歩き、日が沈む前に無事に本日の寝床が決まりました!
早速焚き火の準備をします。師匠が私たちが運んできた枝の中から良さそうなものを選んで並べていきます!この周りの石も師匠が作ってくれました。周りに草がたくさんあるので石の壁を作って草に火が移らないようにしています。
今日は私たちメインで焚き火の火を灯すことになっています!
みとちゃんときじーが勢いよく息を吹きかけます!がんばれ〜〜〜!
火種がつきました!!よかったよかった!みとちゃんときじー、お疲れ様です。師匠も満足げな笑顔をしてくれていました。
火を灯した後は寝袋の上でしばらく休憩したり、荷物整理をしました。今日もこのサバンナのど真ん中で寝袋を広げて眠りますよ〜
サバンナでチキンラーメンを食す
あれやこれやしているうちに日がだいぶ沈んできました!沈み始めたら本当にあっという間に暗くなってしまいます。空一面オレンジ色でとても綺麗です。
サバンナの中は当たり前ですが街灯も何もないので、真っ暗闇に近づいていくことに冒険心そそられてワクワクします!暗闇になる前に夜ご飯を食べようと思います!
メスティンに水を注ぎ、沸騰させます!沸騰されたらチキンラーメンを投入です!!
しばらくしたらチキンラーメンがやわらなくなりました。ちょっとスープを吸収しすぎましたが、そんなことはどうでもいい!ひたすら良い匂いがして美味しそうなのです!!待ちきれないので、早速食べますよ。
めちゃうまい。たまらない。
なんでしょうね、自然の中だと味がくっきり感じて旨味成分をよく感じられるようになるんですかね!?家の中で食べるより格段に美味しく感じます!!そしてこの壮大な夕日を眺めながらのチキンラーメンが最高すぎます!!
焚き火でまったりしていると銃声音が…!?
完全に真っ暗になり、かなり冷えてきました。焚き火の近くに集まってホッチョコを飲みながらまったり過ごします♩
なごんでいると何やら遠くの方で「パーーン」という銃声のような音が!!何事かと思っていたら師匠が何やら険しい顔でトランシーバーで誰かとやりとりしています。どうやら密猟者がいるかもしれないとのこと。
最近は密猟者はライフルだけじゃなくて重装備で銃なども持っているらしく人間が攻撃されることもあるらしいです。
師匠が情報収集したところ、違う保護区で多くなりすぎたインパラの対策を打っていたようで密猟者ではありませんでした。何事もなくてよかった。。
その後もサバンナならではの事件が!なんとゆかさんのすぐ近くまでハイエナが寄ってきていました。最初ゆかさんは師匠がトイレしていると思っていたそうなんですが、師匠が別のところにいるのを見て、「じゃあさっきのはなんだ!?」と思って周りを確認したらハイエナがいたんです!かなり大きなハイエナでした。好奇心で寄ってきただけなのでしばらくすると満足して離れていきました。
今日はなんだか騒がしい夜です。そして寒いです。。交代で見回りするのでみんなを信じて寝袋にくるまって寝ます!!
見回りの時間になったら、前の人が起こしてくれます。見回り中は5分おきにライトで周囲で光っているものがないか確認します。光っていたらそれは動物の目なので近くにいることになります。
また、この焚き火が消えないように枝を足したり息を吹きかけます。
何事もなく朝を迎えられますように!!
※7日目といってますが、8日目です!