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アフリカ旅32日目は骸骨海岸・スケルトンコースト(Skeleton Coast)へ

今日はナミビアのスワコプムント(Swakopmund)から大量のオットセイが見られるケープクロス(Cape Cross)と骸骨海岸・スケルトンコーストに行きます!スワコプムントを出たら冗談抜きでガソリンスタンドがないので、ガソリンがどれだけ持つかがキーとなる日でした。
ガソリンスタンドがないのって本当に恐怖…
今日のルートはスワコプムント(10:00発)→オットセイがいるケープクロス(12:00着〜13:20発)→骸骨海岸・スケルトンコーストの受付(14:30着〜14:45発)→ビューポイント(15:10着〜15:20発)→古い石油掘削装置のあるOld oil Rig(15:40着〜16:30発)→難破船スポット(18:50着〜19:10発)→レストラン。
骸骨海岸・スケルトンコーストからケープクロス(Cape Cross)へ
10:00 スワコプムント(Swakopmund)出発
今日は朝の9時まで打ち合わせがあったので、仕事を対応してから出発というハードスケジュール!食材が結構余っているので朝からきじーがタコスを作ってくれました〜

スワコプムント(Swakopmund)を出たらガソリンスタンドが全然ないっぽいので、とりあえずスワコプムントで給油しました。
実はこの「全然ないっぽい」という大雑把な考えが失敗でした…片道200キロあるし、何かしらあるだろうと勝手に思って、移動中の車でGooglemapで探そうと思ったんです。ですが、これがあとで響きます。
スワコプムントを出て1時間もするとこんな景色になります!対向車線は10分に1台くらいはありました。なだらかだけど急坂が多く、先が見えにくいというのはありますが、見晴らしが良く気持ちいい!!

道路状況は「アフリカ各国のリアルな道路状況はこれだ!」にて詳しく書いています。
ケープクロス(Cape Cross)への分岐となる道まで来ました!こういう標識があるとめっちゃ安心します。

12:00 オットセイのいるケープクロス(Cape Cross)に到着
入り口のゲートは石で積まれたオットセイが迎えてくれます♪

そのまま車で10分ほど走らせるとパーミットが取得できるレセプションがあります。駐車場に車を停めて中に入ります。

受付は優しいお母さんが対応してくれました!ケープクロスの周りは本当にずっと何もないけどこのお母さんはケープクロスに住んでいるのだろうか?もしそうなら食糧はどうしているんだろう…

パーミットの料金表。1人150N$なので、1,200円くらいです!

パーミットを取得し、車を少し走らせると車が何台が停まっている駐車場っぽいところがあるの車を停めます。

車のドアを一瞬開けるとむわんっとした匂いが鼻を刺激します。オットセイはかなりの刺激臭がすると知っていたので、一旦ドアを閉めて3人で「これいけるかな!?」と不安がってました。
でもせっかく来たのだからと鼻の息を停めながら車を降りて海岸の方へ向かうと…

大量のオットセイ(Fur Seal)がー!!!!!
どどどーん!!!!!

正直な第一印象は「カオス」でした。というのも数が多いだけじゃなくて音もすごいんです。
大音量で「ゔぇ〜〜〜〜〜〜!!」と鳴くのです!

まるでおじさんのようです。この数のオットセイが鳴いていたらすごそうでしょ?ちなみに繁殖期の12月ごろはオットセイは20万頭にもなるそうです。
オットセイは遊歩道から見ることができます!

柵はあるものの、橋の下や柵の間からオットセイが顔を覗かせてくれるので、間近でオットセイを観察することができます。親子のオットセイもたくさんいます。赤ちゃんがぴょこぴょこ歩く姿は愛くるしいです!
眠そうな子もいます。

あーこの子もすごくいい顔してる!日向ぼっこしてるのかな?

最初はかなり警戒しましたが、匂いは乾季ということもあってか思ったより強烈ではなかったです!きじーとみとちゃんは鼻で息するほどには適応していました。やなぎーは鼻で息はしなかったですが、許容範囲には思いました。
こんなショッキングな姿のオットセイもいました…

骸骨海岸・スケルトンコースト(Skeleton Coast)へ
13:20 ケープクロス(Cape Cross)出発
今日は日が暮れる前に難破船スポットにも行きたいので急がねば!!ケープクロス(Cape Cross)から骸骨海岸・スケルトンコースト(Skeleton Coast)へはひたすら1本道を進みます。224キロまっすぐってすごいよね。

このあたりで私たちガソリンが心配になり、改めてGooglemapでガソリスタンドを探します。探してもありません。ないものはないのです。。
ガソリンの残量を気にしつつ、時間もないので先を急ぎます。
14:30 骸骨海岸・スケルトンコースト(Skeleton Coast)の入り口に到着
骸骨海岸・スケルトンコーストの入り口は、いかにもなドクロマークのゲートが目印です!

骸骨海岸・スケルトンコーストは1971年に国立公園に指定されました。船の残骸や動物の骨が落ちていることから骸骨海岸と呼ばれている、世界で最も危険な海岸の一つになっています。
ドクロマークのゲートの横にレセプションがあります。

元気でとっても愉快な女性が対応してくれました。
女性にガソリンスタンドがないか聞きましたが、この辺りは全くなく、給油するならずっと戻るしかないと言われました。まじか〜〜〜。ガソリン残量が持つ地点を計算して、戻るしかないですね。
パーミット取得のために紙に記入します!

ゲートには門限があります。19時には閉まるとのこと!19時にはさすがに戻るけど、スワコプムント(Swakopmund)への帰り道は街灯がほとんどなさそうなので早めに出たいところ。

15:10 最初のビューポイント到着
ゲートをくぐって15分くらいのところにビューポイントがありました。Googlemapで探してもここは出てきませんでした!

なんだか空気がどよんとしています。
ここ骸骨海岸・スケルトンコーストは海流による濃霧や暴風など気候の変化が激しく、それにより船が座礁することが跡を絶たないとか。海が浅く岩が飛び出ていることもあるそうです。
早速船の残骸と思われる物が↓

海岸からわざわざ船の残骸や動物の骨を回収する人もおらず、今でもそのまま残っています!
砂に埋もれちゃうほどだから数十年前に座礁した船なんだろうな。(後ろにオットセイがいます。)

なんとか生き残った船員がいたとしても、この海岸には何もないので息絶えることも多いんだって。
15:40 旧石油掘削装置のあるOld oil Rig
続いては、砂浜に埋もれた座礁船や旧石油掘削装置のある「Old oil Rig」へ!見落としそうなOIL RIGと書かれた石が置かれています。(Googlemapでもきちんと辿り着けるので安心してください!)

遠くに油田が見えます!やっと着いたと思いつつも、周りに何もなさすぎて、もしここで遭難やガソリンがなくなったら…と考えるとゾッとします。ずっと先を見渡しても海岸が続くだけで本当に何もないんです。

近づくと迫力が増してきました!まずはぐるっと見てみます。
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左奥に進むと長い棒がたくさんあります。朽ちているので今にも壊れそうです。いや、もう少し崩れていますかね?

奥の方から見た全体像!!予想以上に長い!!!
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左側からも。朽ちてる度合いがよく分かります。気候と塩水の影響で消えてしまう座礁船が多く、今残っているのは新しいものが多いみたいです!
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砂が宙に浮いているような状態で固まっていましたが、これも気候と塩水の影響かな?

タンクのような物がありました!真ん中ら辺は陥没しています↓

ベルトコンベアもありました!形状が保たれていてすごい!!

何かよく分からなけど駒のような形の物も。

パイプらしきもの発見!ずっと見ているといろんなところを剥がしたくなってむずむずします。

鉄砲のような機械も!これはかっこいい!!場所によって朽ちている具合がずいぶんと違います。

柱はもろいところも多いので、足場を確認しながら少し登ってみます!崩れる可能性があるので、ぽんぽん進むのは本当に危険です。

上からの景色も良いです!

せっかくなので登ったままで写真を撮ってもらいました〜

16:30 Old oil Rigを出発
さあそろそろ時間がまずいので次の難破船スポットに向けてそろそろ出発します。

難破船スポットがここから2時間くらいかかるので日が暮れてしまわないか不安です。できれば寄り道せずに行きたい。
と思っていたら今日も絶景が広がっているではないですか!!行きはガソリン探しで必死だったので余裕がなかったのですが、なんですかこれは。

自分達の車が陰になっています。夕日も最高に綺麗でした。時間はないけどあまりに綺麗だったので、車を停めて名曲「君をのせて」を聞きながら夕日が沈む瞬間を見届けました!
何気ない道なのに塩湖のようなところもあったり日本にはないタイプの山や丘があったりしました。人も車も何ひとつ気配がないので、この世に自分たちしかいない感覚を味わえます。これは中々体験できない。
18:50 難破船スポット到着
ガソリンの残量がかなり少ないので難破船スポットの前にガソリンスタンドに寄りたかったのですが、夕日が沈んでしまったのスキップします。
ぎりぎり太陽が残っていたのでなんとか難破船を見ることができました!

夕日のシルエットになっている難破船がかっこいい。パズルにして部屋に飾りたい!!
鳥が船にたくさんとまって少し気味が悪い雰囲気です。

本格的に暗くなる前にレストランへ向かいます。慌ただしい!
絶品!海の幸が楽しめるレストランでディナー
スワコプムント(Swakopmund)の夜は今日で最後なので気になっていたThe Tug Restaurantへ。魚介料理で有名なお店です。

追いロブスターするくらいめちゃくちゃ美味しかったです!

スワコプムントに行かれる方はぜひぜひ食べてください!
ガソリスタンドとルートの考え方
私たちのようにスワコプムント(Swakopmund)発で、骸骨海岸・スケルトンコースト(Skeleton Coast)のOld oil Rigまで行ってまたスワコプムントに帰るという方はぜひ参考にしてください!
スワコプムントを出たら私たちが調べた限りでは下記にしかガソリンスタンドはないです。日が沈んだ後に行った座礁船スポットの手前です。
また、Old oil Rigよりもっと上の方が色々な物が見れるという情報があります。
レンポジサイトで「スケルトンコースト」と検索するととんでもない景色の画像が出てくると思います。そういった景色はOld oil Rigよりもっと上の方なので、マストで行きたいって方はスワコプムント発ではなく、上から下にくだるルートも検討した方がいいと思います。
次回行くなら私は上から攻めてみたいなと思っています!