アリススプリングスへ!巨岩群デヴィルズ・マーブルズと感動のサンセット
DAY9

アリススプリングスへ!巨岩群デヴィルズ・マーブルズと感動のサンセット

オーストラリア旅行記

真っ暗な朝、閉ざされたゲートから始まった1日

まだ太陽が昇る前の真っ暗な時間。冷たい空気の中、眠い目をこすりながら荷物を詰め込みます。時計は朝5時。「よし、今日も出発だ!」と気合を入れた瞬間、まさかのトラップがありました。宿のゲートが閉まってたんです…!!!

4桁のパスコードが必要らしいけど、その番号がわからない。しかも部屋はオートロックで中に戻ることもできません。焦って敷地をうろうろしても誰もいない。電話しても出ない。

「これ、出られないじゃん…!」と絶望しかけたその時、遠くで小さな明かりを発見しました。そこにいた上品そうなおじさまが、なんとパスコードを教えてくれたんです。

番号を押してゲートが「ギギギ…」と開いた瞬間、心の中でバンザイ!冷たい朝の空気が、やけに清々しく感じます。出発成功!!

砂漠で降るはずのない雨にびっくり

車を走らせてしばらくすると、空がみるみる灰色に変わっていきます。
「すぐ晴れるでしょ」と軽く言ってたのに、いきなり大雨が降ってきました!このエリア、気候区分は“砂漠”なんですよ。月に2mmしか雨が降らないはずなのに…!!

フロントガラスを叩く雨音を聞きながら、「うそでしょ…」とため息が出ます。あとで調べたら、乾燥地帯でも湿った空気や前線が流れ込むと局地的な豪雨が起きるのだそうです。それに最近は温暖化で空気中の水分が増えて、突発的な雨が強まっているんだとか。

なるほど、だから砂漠でもスコールみたいな雨があるんだな…。予想外の洗礼に、朝からびしょ濡れになりました。

巨岩が見つからない!?デヴィルズ・マーブルズ迷子事件

この日の最初の目的地は「デヴィルズ・マーブルズ保護区(Karlu Karlu)」です。
アボリジニの聖地で、巨大な丸い岩が点在する不思議な場所。でも、マップのピン通りに行っても……何にもないんです!!

「さら地!?」「岩どこ!?」
信じられず4キロ戻ってみたり、横道に入ったり…気づいたら獣道に突入してました。ぬかるんだ赤土にタイヤが沈み、「これマジで大丈夫?」と不安しかありません。

巨岩群を発見

1時間近く彷徨って、ようやく本物の巨岩群を発見しました!!その瞬間、まさかの再び雨(笑)。タイミング悪すぎで笑うしかありません。

それでも目の前に広がる光景に息をのみます。まるで悪魔がビー玉をばらまいたような景色。探検家ジョン・ロスの言葉そのまま。巨大な岩が静かに雨を受け止めていて、どこか神秘的でした。

巨岩

巨岩を眺めながらの朝ごはん

濡れた体を温めようと、車の中で朝ごはんタイムです。湯気の立つコンソメスープとサンドウィッチが、体に沁みる〜!!

朝ごはん

そして窓の外には赤い大地と丸い岩。静けさの中に、雨の音だけが響く…。贅沢すぎる朝ごはんに幸せを噛み締めます。

UFOの町ワイクリフ・ウェルで笑いの寄り道

次に立ち寄ったのは“UFOの町”ワイクリフ・ウェル。第二次世界大戦の頃から「空に光が見えた!」という報告があった場所で、それをきっかけに“UFOテーマパーク化”したというユニークな町です。

UFOの町「ワイクリフ・ウェル」

今は人もまばらで、宇宙人の絵や錆びたモニュメントが残るだけ。でもそれが逆に味があります!不気味なのに、なんか笑っちゃう(笑)

撮影タイム

「UFO見えた?」「見えないけど、テンションは上がる!」なんて言い合いながら、写真を撮りまくりました。

アリススプリングス到着!

4時間走って、ようやくアリススプリングスへ。オーストラリアの真ん中にある、赤土の大地のオアシスです。スーパーもあるし、久しぶりに“街”の感覚を味わうことができました。

長距離移動ばかりの日々だったから、「やっと冒険再開だ!」という気分。このあたりから、旅のエネルギーがまた戻ってきた感じがしました。

エミリー・アンド・ジェシー・ガップス自然公園でハイキング

エミリー・アンド・ジェシー・ガップス自然公園

アリススプリングスにあるエミリー・アンド・ジェシー・ガップス自然公園へ軽くハイキングです!
青空が広がって、小鳥の声が響いて…最高のスタート!と思いきや、10分後には地獄が待っていました。

なんと…ハエ、ハエ、ハエ!!笑 顔の周りをブンブン、背中にもびっしりついてきます。「うそでしょ?」って思う間もなく、100匹単位で群がってきました。水を飲もうとすれば口に入りそうだし、もう無言で早歩きです!

大量のハエ

1時間半のサバイバルを終えて車に戻ると、なんと車の外にもハエがびっしり。もう笑うしかありませんでした…。乾燥地帯の洗礼、恐るべし!!

レインボーバレーで見た“燃える赤”

宿でようやくハエのいない天国に帰還。そして夕方、レインボーバレー保護区へ向かいました。
舗装された道路が終わり赤土のオフロードに変わった瞬間、心が躍ります!!砂煙が舞い上がり、「これぞ秘境!」と叫びたくなりました。

オフロード

目的地に着いたとき、太陽はちょうど傾き始めていました。赤・オレンジ・黄・白の層が重なる巨大な岩山が、光に染まっていく…。やがて真っ赤に燃えるような光景に変わり、私たちは息を呑みました。

レインボーバレー保護区

その岩の前で、プリングルス(サワークリーム味)をかじりながら、ただ黙って見惚れていました。
寒くなってきた頃に、カップヌードルのカレー味で締め。

カップヌードル

ジブリの「君をのせて」を流しながら、みかん色の夕日に向かって走ります。完璧すぎるエンディングに大満足の1日でした!!

この日の出来事を話しているポッドキャストはこちら

詳細な情報は執筆中ですのでお待ちください!
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