クロンカリーからテナントクリークへ!初めての州越えと蟻塚ロード
DAY8

クロンカリーからテナントクリークへ!初めての州越えと蟻塚ロード

オーストラリア旅行記

この日は、ついにオーストラリアで初めての州越え!
出発地はクイーンズランド州のクロンカリー、そして目的地はノーザンテリトリー州のテナントクリーク。国境越えではないけれど、大陸がとにかく広いから州をまたぐだけでも大冒険の気分です。

どこまでも続く、オーストラリアの一本道

朝5時に起床。暗い中でテキパキとパッキング、冷蔵庫の食材を保冷バッグに詰めて、車にすべて積み込みました。旅中はなぜか朝から動けるんですよね。日本では絶対ムリなのに…。

出発直後の空はまだ群青色で、徐々にオレンジに染まっていきます。そんな空の下をまっすぐ進んでいくと、だんだんと「旅が続いている」実感が湧いてきました。

オーストラリアの道路って本当にすごいんです。舗装がしっかりしていて道幅が広くて、車が少ないのに整備が行き届いてます。「こんなド田舎までちゃんと舗装するなんて、どれだけ大変なんだろう」と、何度思ったことか。。。

舗装された道路

昨日は景色がコロコロ変わって飽きなかったけれど、今日はもうひたすら一本道と低木と草原が続きます。こんな時は眠気との戦いがキツい。イベントといえば──蟻塚くらいです!

草原と蟻塚

果てしなく続く蟻塚ロード

「また蟻塚だ!」って毎回反応しちゃいます。道路の両脇に赤茶けた蟻塚が、まるでオブジェのようにずらーっと並びます。腰くらいの高さのものが多いけれど、大きいものは背丈ほど。遠くから見ると、まるで誰かが並べた彫刻みたいなんです。

蟻塚

アフリカで見た蟻塚は点々と現れる感じだったけど、ここオーストラリアでは大地が蟻塚で埋め尽くされているような感覚です。車を止めて近くで見てみたら、もう感動!!助手席でずっと眺めてた景色の“正体”をようやく間近で見ることができました。

ノーザンテリトリー州へ突入!

朝9時過ぎ、ついにノーザンテリトリー州に突入!看板のあるフォトスポットに着くと、先客がいてお互いに写真を撮り合いました。見知らぬ土地での一期一会、こういうときにこそ嬉しい。

ノーザンテリトリーに突入

まわりは果てしない大草原です。電波なんてもちろん入らない。声も持っていかれるほどの風の強さでした。それでも、ただの看板を前に「ここまで来たぞー!」って笑い合う瞬間がたまらないんです。

旅の定番、車内ホットドッグランチ

お昼ごはんはすっかり定番になった、車内でホットドッグランチ。パンに前日の夜に仕込んだソーセージや卵、野菜を挟むだけで完成です。でもこれが美味しいんです!!

手作りホットドック

シンプルなごはんが、旅中だと何倍も嬉しく感じます。

テナントクリークに到着

この日の移動距離は約780キロ、運転時間は8〜9時間。ようやくたどり着いたのは、人口3000人ほどの小さな町、テナントクリークです。街に入るとポツポツと家が並び、どこか静かで時間がゆっくり流れている感じがします。

テナントクリークに到着

印象的だったのは、肌の色が濃い人が多かったこと。調べてみたら、アボリジニの人々が人口の半数以上を占めているそうです。オーストラリアの“原点”のような土地に、ようやく足を踏み入れた気がしました。

久しぶりの醤油に感動

宿に着いたのは15時過ぎ。まだ明るい時間でしたが、旅の疲れがどっと出てきました。
でもせっかくだから夜ごはんは作ることに!

各自好きな料理を担当して、ツナのクリームパスタ、エビと野菜のホイル焼き、即席スープなどを作って、できた順にテーブルに並べていく“ゆるい晩ごはんスタイル”。

パスタ

ホイル焼きがすごく優しい味だったので、パンチを効かせるためにケアンズの日本食スーパーで買っておいた醤油をついに開封しました!数滴垂らして再度オーブンで焼いたら……感動の美味しさ。

エビと野菜のホイル焼き

あの瞬間、心の底から「日本の調味料すごい!」って思いました。

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詳細な情報は執筆中ですのでお待ちください!
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