今、モロッコで一番人気と言っても過言じゃない！青い街が魅力のシャウエン。

全体が青色に染められた美しい風景は、まるでおとぎの国に迷い込んだかのよう。どこを見ても心ときめく素敵な景色が広がり、カメラを向ける度にワクワクが止まりません。

この記事では、実際に訪れてわかったシャウエンの写真スポットやおすすめのポーズ、そして観光する際の注意点をお届けします！！

シャウエンの街はなぜ青いのか？

美しい青で彩られたシャウエン。
近年、このフォトジェニックな街並みが旅行者たちの心を掴み、人気を集めています。
そんな美しい街並みで注目されているシャウエンですが、まずは街の歴史も確認しておきましょう。

シャウエンは、モロッコ北部・リーフ山脈のふもとにある小さな街。「シャウエン」という名前は、周囲にそびえる2つの山の峰がまるで動物の角のように見えることから、アラビア語で「角を見よ」を意味する「シャフ・シャウエン」に由来して名付けられました。

小さい街ながらも、山に囲まれ、敵に攻められにくい地形になっていることから、1471年に当時のイスラム王朝によって要塞が築かれました。
その後、スペインのアンダルシア地方から多くの移住者がやって来たことで街はさらに発展。20世紀には一時的にスペインの保護領となったこともあり、シャウエンは異文化の影響も強く受けています。

さて、シャウエンといえば青い建物がトレードマークですが、なぜここまで青一色に染められているのでしょうか？

その理由には諸説あります。具体的には以下のようなもの。
　１）夏の暑さを涼しげな青色で紛らわすため
　２）強い日ざしで家の中がまぶしくならないようにするため
　３）青色の塗料は虫除けのために効果的　etc

この青の街が誕生したのは、20世紀にスペインから移り住んだ、あるイスラム教徒が家を薄い青で塗り始めたのがきっかけと言われています。
イスラム教における神聖な色は緑ですが、なぜ彼（もしくは彼女）が青を選んだのかは今も謎のまま。それでもこの青色が、シャウエンの風景を唯一無二のものにしています。

フォトジェニックな写真が撮れる場所・ポーズ8選

シャウエンの旧市街は、どこを切り取っても美しく、ただ歩いているだけでもカメラを向けたくなるスポットが満載。でも、肉眼で見るのとカメラ越しに見るのとでは少し印象が違うんです。
ここからは、yanakijiがおすすめする「フォトジェニックな写真が撮れる場所＆ポーズ」をご紹介！シャウエンの魅力を最大限に引き出すためのヒントをお届けします。

①カラフルな植木鉢

青い建物に、カラフルな植木鉢が絶妙なアクセントを加えてくれます！右側に映り込む幾何学模様のタイルもモロッコらしさにあふれてていい感じ。撮影の際は、差し色がバランスよくフレームに収まるように意識すると、より魅力的な1枚に仕上がると思います◎

この写真が撮れる場所↓
https://maps.app.goo.gl/AuCb3s1qQHfwXoQv7

②カラフルなタイル

カラフルな植木鉢に続いて、カラフルなタイルと一緒に撮るのもおすすめです！
このはっきりとした色合いが可愛いですよね。マラケシュのフナ広場で購入した、ブルーのカフタンとスカーフにもいい感じにマッチしました！

この写真が撮れる場所↓
https://maps.app.goo.gl/36Wi7VdcGdboV3cD6
※【DAR LAMAN】というリアドの前です！

③猫と一緒に撮影

シャウエンでも猫をたくさん見かけました。中には、こちらに近寄ってくる子もいて心が和む…！！ただ、フェズの路地裏にいた猫ちゃんたちと比べると、ケガをしている子や目に異常がある子が多かったのが少し気になりました。

猫との素敵な瞬間をぜひ写真に収めてみてくださいね！

④スカートひらり

柔らかい素材のワンピースを持参して、裾をひらりとさせるポーズもおすすめです！
空気を感じるこのポーズは、青い世界の涼しげな感じにぴったり◎

⑤足組みポーズ

シャウエンには個性的な階段がたくさんあるので、ちょっと腰掛けるだけでも絵になります！
ちょっと真面目な顔して、足組みポーズをするのも良いかも。

⑥階段を使って撮影

シャウエンには至る所に個性的な階段があり、その独特なデザインを活かした撮影が楽しめます。青以外のカラーがある場所を選ぶと、写真にアクセントが加わりぐっと深みが出ますよ♪

階段を使って、さまざまなアングルで撮影を楽しんでみてください！

⑦シャウエンの街を一望

高台からシャウエンの街を一望するのもおすすめ！！

以下の展望台が人気のようですが、中心地からは30分ほど歩く必要があるみたい。しつこい営業も多いみたいなので、行かれる方は気をつけてくださいね。
https://maps.app.goo.gl/5g68MfxUhMFoy5Dz8

私たちは、なんと宿泊していた宿の屋上からシャウエンの街を一望できました！！
シャウエンが山に囲まれていることがよくわかります。離れて見ると、青だけでなく白や茶、そして山のグリーンが合わさって美しい！

泊まった宿はこちら。ここのリヤドは、とても綺麗で広いのでおすすめです。↓
https://maps.app.goo.gl/Ua5HV98SGWbDcPdf6

また、「Restaurant Beldi Bab Ssor」というレストランでも、外のテラス席からシャウエンの街を楽しむことができるようです！ぜひこちらもチェックしてみてください◎
https://maps.app.goo.gl/d7JQn9bHsRNd9pjd9

⑧夜のシャウエン

街灯が青く光り、街全体が幻想的な雰囲気に包まれる夜のシャウエン。
夜のシャウエンは写真でもあまり見かけることがないので新鮮な光景です！時間のある方は、ぜひ夜の青い街も散策してみてください。

夜の散策の様子は以下の記事でまとめています。よかったらこちらもご覧ください！！

シャウエンおすすめの歩き方

早朝を狙うべし！

ゆっくり写真を撮りたいなら、シャウエン旧市街の散策は早朝が狙い目です！
私たちは朝6時に起き、ごはんも食べずに旧市街へ向かいました。
なぜこんなに早く行ったかというと、事前情報で9時ごろから観光客で街が溢れかえると聞いていたから。インスタで見た動画では、かなり多くの人が細い道をゾロゾロ歩いていました。

それを回避するため早めに宿を出たのですが、実際は事前情報よりも全然マシでした。
たしかに、9時からは人が増え、12時ごろには団体客も見かけましたが、想像よりもはるかに少なかったです！とはいえ、人がいない方が自分たちの撮りたい場所で写真が撮れるし、他の人に迷惑をかけることもないので、早朝に行かれることをおすすめします！！

ちなみに、8時ごろから現地の人の通勤・通学が始まるので人通りが増えます。
マラケシュは通勤途中の大人が多かったけど、シャウエンでは子供たちがが多く見られました。この青い街に暮らしてるなんて、何だか羨ましい！！

青い街は徒歩で回れる！

シャウエンの旧市街は、地図の赤い部分にあたるエリアで、フォトジェニックなスポットがたくさんあります。

旧市街を普通の徒歩の速度で歩くと、1周するのにおよそ30分〜1時間。私たちは隅々まで写真を撮って回りましたが、3時間もあれば十分という感じでした。普通に写真を楽しむ程度なら、2時間くらい見ておけば良いかと思います！

特に早朝に旧市街へ行くなら、赤いエリアからすぐ近くの宿に泊まるのがおすすめです！移動も楽ですし、朝早めに行って撮影を楽しんだ後、人が増えてきたらご飯を食べたり、お土産を見たりする流れが良いと思います◎

シャウエン観光の注意点

1．Googleマップが機能しない！

旧市街は道がかなり細いため、Googleマップは機能しません。でも心配はご無用！！GPSで大体の位置があっていれば、目的地までちゃんと辿り着くことができます。大まかにGoogleマップで目的地の方向を確認して、とりあえず歩いてみましょう。

スマホを見ずに旧市街を歩いていると、だんだんおとぎ話の世界に入ったかのような感覚になっていくはず！

2．トイレがない

旧市街にはトイレがほとんどないため、トイレに行きたくなったらレストランやホテルで借りる必要があります。

やなぎーは服を着替える必要があったのですが、その際はホテルの人にチップを渡してトイレを借りるつもりでした。でも旧市街ど真ん中にあるホテルにトイレを貸してくれないかお願いしたところ、なんとトイレではなくホテルの一室を貸してくれることに！しかも、かなり綺麗なホテル。

その上、チップもいらないと言われ、ありがたく着替えだけさせてさせてもらいました。
チップ大国と言われるモロッコですが、サハラ砂漠やフェズでもチップを受け取らない人がいたので、全員がチップのために親切にしているわけではないようです！

3．朝晩は冷える

気温が高いイメージのモロッコですが、朝晩は結構冷えます。
行く時期にもよると思いますが、5月に訪れた私たちは半袖だと寒くて体が冷えてしまいました。
ですので、体温調整がしやすい服装で行かれることをおすすめします。

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今回は、主にシャウエンの映えスポットとおすすめのポーズ、観光する際の注意点をお届けしました！これからシャウエンに行かれる予定の方は、ぜひいろんな写真を撮って、青い街を存分に楽しんでくださいね♪

ポッドキャストでも当時の様子を楽しく語っています！もしよかったらこちらも聞いてみてください。