世界最大の砂漠は「サハラ砂漠」だと思っていませんか?実は違います。
【結論】世界最大の砂漠は「南極の氷雪砂漠」です!
なぜ、氷に覆われた南極が「砂漠」なのでしょうか?
- 『最大=サハラ』と思われがちなのは、“暑い砂漠”の印象が強いから
- 砂漠の定義は「暑さ」ではなく「乾燥(降水量の少なさ)」で決まる
- その定義に当てはめると、南極や北極の氷雪地帯も「砂漠」に含まれる
砂漠といえば、サラサラの砂が広がる大きな砂丘を思い浮かべますよね。
でも実は、私たちのイメージとは少し違う“砂漠”もあります。

私たちは“砂漠ハンター”として、これまで世界の砂漠を実際に巡ってきました。
- ナミブ砂漠(世界最古級として知られる)
- サハラ砂漠(非極地で最大級)
- ゴビ砂漠(モンゴル〜中国に広がる巨大砂漠)
- アタカマ砂漠(世界でも有数の乾燥地帯)
- ピナクルズ砂漠(石灰岩の尖塔が林立する絶景)
- エジプト黒砂漠・白砂漠(黒い火山岩と白い石灰岩の絶景)
現場で見てきたからこそわかる「砂漠の真実」をお届けします。
意外な砂漠の定義とは?

砂漠は「暑い場所」ではなく「乾燥した場所」のこと。
一般的には年間降雨量が250mm以下、または降雨量より蒸発量のほうが多い地域」と定義されています。
この定義に当てはめると、地球上の陸地面積の約20%~25%が砂漠に含まれるということになります。砂漠は、広大な「砂の大地」だけを指す言葉ではないのです。
たとえば、雨がほとんど降らない南極や北極の氷雪地帯に加えて、塩湖が干上がってできた塩原(塩砂漠)なども、条件によっては砂漠に含まれます。
世界の砂漠の大きさランキング トップ10
世界でいちばん大きい砂漠は、実は「南極の氷雪砂漠」。面積は約1,420万km²で、日本の約37.5倍もあります!
一方で「世界最大の砂漠=サハラ砂漠」だと思われがちですが、砂漠の学術的な定義に当てはめると、サハラ砂漠は世界3位なんです。
- 第1位:南極砂漠(約1,420万km²)
- 第2位:北極砂漠(約1,390万km²)
- 第3位:サハラ砂漠(約920万km²)
- 第4位:アラビア砂漠(約260万km²)
- 第5位:グレートオーストラリア砂漠(約137万km²)(※1)
- 第6位:ゴビ砂漠(約130万km²)
- 第7位:カラハリ砂漠(約93万km²)
- 第8位:パタゴニア砂漠(約67万km²)
- 第9位:シリア砂漠(約50万km²)
- 第10位: グレートベースン砂漠(約49万km²)
※面積は概算で、資料や定義(範囲)によって多少前後します。
砂漠の種類は6つ(極地・塩・岩石・礫・砂・土)

砂漠は、構成する物質の特徴から大きく下記の6種類に分けられます。
<砂漠の種類>
1.極地砂漠(きょくちさばく)
2.塩砂漠(しおさばく)
3.岩石砂漠(がんせきさばく)
4.礫砂漠(れきさばく)
5.砂砂漠 (すなさばく)←いわゆる“砂丘の砂漠”
6.土砂漠(つちさばく)
ざっくり言うと、①氷・塩のように“材質”で分けるタイプ(極地・塩)と、②残りは“粒の大きさ”で分けるタイプ(岩石→礫→砂→土)です。
目安:礫は粒径2mm以上、砂は2mm未満。土砂漠はさらに細かい粒子(粘土など)が中心です。
1.極地砂漠(きょくちさばく)

極地砂漠は、南極や北極などの降水量がきわめて少ない氷雪地帯のこと。
降水量は砂漠並みに少ない一方で、気温が低いため蒸発量も小さいのが特徴です。
極地砂漠の多くは氷床、氷原、氷帽に覆われており、「白い砂漠」とも呼ばれます。
<代表例>
氷雪砂漠(南極・北極)
2.塩砂漠(しおさばく)

塩砂漠は、塩類が地表に集積した砂漠のこと。乾燥した塩湖(干上がった湖)や塩類平原を指します。
かつて湖や海だった場所が、乾燥気候により水が蒸発し、溶解していた塩分だけが残ることで形成されます。地表は真っ白な塩の結晶で覆われ、雨季には薄く水が張って巨大な鏡のような絶景を生み出すこともあります。
世界で最も暑い場所の一つとされるアメリカのデスバレーや、ボツワナ北部のマカディカディ塩湖などが代表例です。私たちが訪れたマカディカディ塩湖では、地平線まで続く白い大地が本当に幻想的でした。
<代表例>
バッドウォーター盆地(米・デスバレー)
マカディカディ塩湖の塩原(ボツワナ)
これ以降の砂漠は粒子の大きさで分類されます。まずは粒子が大きい岩石砂漠から!
3.岩石砂漠(がんせきさばく)

岩石砂漠は、岩石や大きな石で覆われている砂漠のこと。アラビア語由来でハマダ(hamada)とも呼ばれます。
風化や風で細かい砂が運ばれ、岩盤や大きな石だけが残って形成されます。実は、世界の砂漠の多くはこの岩石砂漠だとも言われています。
ゴツゴツした岩が連なる光景は、一般的な砂丘のイメージとは大きく異なり、「これも砂漠なの?」と驚かされます。特にアタカマ砂漠・月の谷(Valle de la Luna)は、赤褐色の岩肌と塩の結晶が作り出す景観が月面を思わせ、地球とは思えないほど非日常的な美しさがあります。
<代表例>
アタカマ砂漠・月の谷(チリ)
フィッシュリバーキャニオン(ナミビア)
4.礫砂漠(れきさばく)

礫砂漠は、粒径2mm以上の小石(礫)で覆われた砂漠のこと。アラビア語由来で「レグ(reg)」とも呼ばれます。
岩石砂漠よりも細かく、砂砂漠よりも粗い粒子で構成されています。砂漠の中でも特に広く分布するタイプで、サハラ砂漠の大部分も礫地だと言われています。
小石が地表を覆う荒涼とした景観は、一見すると地味に見えるかもしれません。でも近づいて見ると、石の色や粒の違いが面白く、これも立派な砂漠。海外を旅していると、こうした光景に意外とよく出会います。
<代表例>
ゴビ砂漠の礫地帯(モンゴル・中国)
アタカマ砂漠の礫地(チリ)
砂漠は「砂丘だけ」ではなく、礫地や岩場が入り混じることも多いもの。
たとえば砂丘のイメージが強いゴビ砂漠やナミブ砂漠でも、ビューポイントから少し離れると、小石(礫)で覆われた大地が広がっていることがあります。つまり、すべてがサラサラの砂でできているわけではないんです!
私たちも実際に歩いてみて、「砂漠って砂だけじゃないんだ…!」と実感しました。
5.砂砂漠(すなさばく)

砂砂漠は、粒径2mm未満の細かい砂で覆われた砂漠のこと。アラビア語由来で「エルグ(erg)」とも呼ばれます。
風によって運ばれた細かい砂粒が堆積し、砂丘を形成します。触るとサラサラでなめらか。たとえるなら、シルクみたいな手触りです。
砂丘は風によって刻々と形を変え、美しい曲線を描きます。
「砂漠」と聞いて多くの人がイメージするのがこの砂砂漠ですが、実際には砂漠全体のうち、砂砂漠(砂丘)が占めるのは20〜30%ほどだと言われています。残りの大部分は岩石や礫に覆われた荒涼とした地域なんです。
<代表例>
ナミブ砂漠(ナミビア)
サハラ砂漠(アフリカ北部)
6.土砂漠(つちさばく)
土砂漠は、砂砂漠よりもさらに粒子が細かい土や粘土で覆われた砂漠。こうした砂漠の土壌は、植物がほとんど生育しないことから腐植が非常に少なく、塩分が強いという特徴があります。
<代表例>
黄土高原(中国)
yanakijiが訪れた世界の砂漠
私たちは“砂漠ハンター”として、実際に世界の砂漠を歩いてきました。写真と体験を交えて紹介します!
1.ナミブ砂漠

ナミブ砂漠は、アフリカ南部のナミビアに広がる、世界最古級の砂漠として知られています。形成は数千万年前とも言われていて、そのスケール感だけでもロマンがすごい…!
yanakijiがナミブ砂漠に出会ったのは2022年。アプリコットオレンジの砂丘に、風が描いた砂の波紋。夕日が当たると砂がキラキラ反射して、言葉では言い表せないほどの美しさでした。いろんな砂漠を見てきた今でも、あの景色は忘れられません。

ちなみにあのアプリコット色は、砂に含まれる鉄分が酸化して生まれる色なのだそう。ナミブは海沿いの砂漠で、日によっては霧が出るのも特徴。砂と光と空気の組み合わせが、とにかく唯一無二です。
詳しい旅レポ(アクセス・持ち物・注意点)は別記事にまとめています。
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2.サハラ砂漠

サハラ砂漠は、北アフリカに広がる世界最大の高温砂漠(ホットデザート)。面積は約920万km²(で、南極・北極の氷雪砂漠に次いで世界3位の広さです。アフリカ大陸の約3分の1を占めるスケール感で、まさに別世界。
私たちが訪れたのは、モロッコ側の玄関口として有名なメルズガ(Merzouga)周辺。1番特徴的だったのは砂丘の広大さです。砂漠がどこまでも続き、終わりが見えないんです。ずーっと砂山が続いています。まるで砂の海にいるような感覚になりました。


体験としては、ラクダ・バギー・4WD・砂漠キャンプが王道。私たちは「ラクダで砂丘の上まで行って、帰りはジープ」というコースにして、夕日も朝日も星空もぜんぶ詰め込みました。砂漠のど真ん中なのにキャンプが意外と快適で、シャワーも充電も(ほどほどに)困らなかったのは嬉しい驚き。
詳しい旅レポ(アクセス・持ち物・注意点)は別記事にまとめています。
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3.カラハリ砂漠

カラハリ砂漠は南部アフリカに広がり、ボツワナの国土の約7割を占めると言われる広大な地域です。いわゆる“砂丘の砂漠”というより、半乾燥のサバンナ地帯が広がっているのが特徴。
私たちはナミブ砂漠と同じく、2022年のアフリカ旅で訪れました。カラハリを語るうえで外せないのが、砂漠の中に現れる奇跡みたいな湿地、オカバンコ・デルタです。

オカバンコ・デルタは、アンゴラ方面に降った雨が時間差で流れ込み、ボツワナの乾季(6〜8月ごろ)にかけて水位がピークになることで知られる“内陸デルタ”。
乾いた土地に水が広がるので、野生動物にとって重要な水場になり、動物が集まりやすいのも納得でした。まさに「カラハリの宝石」…!

私たちはデルタのロッジにも泊まったのですが、目の前にゾウが広がるとんでもない秘境ぶりでした!
また、カラハリ砂漠にはマカディカディ塩湖もあります。塩で出来た白い平原がどこまでも続いていました。塩湖の近くでは野生のミーアキャットやラクダに遭遇しましたよ。

カラハリ砂漠は、オカバンコの水の世界もあれば、マカディカディの乾いた白い大地もある。ひとことで「砂漠」と言っても、場所によって表情がまったく違うのが魅力です。
詳しい旅レポ(アクセス・持ち物・注意点)は別記事にまとめています。
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4.アタカマ砂漠

アタカマ砂漠はチリ北部に広がる、世界でも最も乾燥した地域の一つ(非極地)として知られる砂漠です。
私たちが特に「地球じゃない…」と感じたのは月の谷(Valle de la Luna)。岩肌と地形が作る景色が独特で、まるで火星に降り立ったかのような感覚になりました。

空気が澄んでいる乾燥地帯のため、地球で最も星が綺麗に見える場所としても有名です!
ちなみに月の谷は、行く前にオンライン申請/チケットが必要で、現地情報(営業時間など)が更新されていないこともあるので要注意。ビューポイントはいくつかあり、車で移動しながら回る感じ。場所によって立ち入りルールもあるので、案内表示に従って楽しむのがおすすめです。
5.ゴビ砂漠

ゴビ砂漠はモンゴル(〜中国北部)に広がる巨大な砂漠ですが、私たちが行って驚いたのは、いわゆる“サラサラの砂丘”が延々続くタイプではなかったこと。実はゴビ砂漠の多くは礫砂漠(れきさばく)で、乾いた砂利の大地が広がっています。
砂丘がズラーッと山脈みたいに一直線に並んでいて、これまで見てきたサハラやナミブとは見え方がまったく違いました。しかも砂丘の手前が草原になっていて、水まであって、「草原・水・砂丘」の組み合わせは初めての景色。

そしてハイライトが、ゴビ砂漠のホンゴル砂丘の朝日。見事な鏡張り。

池に反射して映る砂漠なんて今まで見たことがなく、こんな景色が存在するなんて思いもしませんでした。
現地はパーキングエリアや管理スタッフがいる感じでもなく、いい意味でフリーダム。
砂丘の近くではラクダ体験もできます。基本はゲルやツアー経由で事前予約が安心ですが、私たちは運良くラクダの群れに遭遇して、その場でお願いして短時間だけ乗せてもらえました。最高。
詳しい旅レポ(アクセス・持ち物・注意点)は別記事にまとめています。
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6.ピナクルズ砂漠

ピナクルズ砂漠は、西オーストラリアのナンバン国立公園にある、黄色い砂地から石灰岩の柱がニョキニョキ突き出した不思議な景色で知られる場所です。柱は最大で約3.5mほどの高さになるものもあり、近くで見ると迫力があります。

この石灰岩は、もともと海の貝殻などが砕けてできた石灰質の砂が材料になったとされていて、形成過程には諸説ある…というのもロマン。
ただ、私たちが現地でいちばん驚いたのは「景色」より先に…想像以上に観光地化されていたことでした。でもいい写真を撮りたくて少し奥へ進んでみたら、急に人が減って、ちゃんと“異世界”が始まりました!

夕方はマジックアワーが本当に綺麗。日が沈む直前、柱の影がぐんっと長く伸びて、地面に模様みたいな影絵が広がる瞬間が最高でした。あの“影の景色”は、他の砂漠ではあまり見たことがないタイプの良さ。
7.エジプト黒砂漠・白砂漠
エジプトの砂漠は、いわゆる“肌色の砂丘”のイメージをいい意味で裏切ってきます。私たちが訪れたのは、真っ黒な火山岩が広がる「黒砂漠」と、雪みたいに白い石灰岩の世界が続く「白砂漠」。同じ“砂漠”なのに、景色の振れ幅が大きすぎてずっとテンション上がりっぱなしでした。

黒砂漠は、黒い山が連なる荒涼とした景観で、足元も黒い石だらけ。かつて火山活動が活発だった土地で、玄武岩が一面を覆っていると聞いて納得の迫力でした!
そして白砂漠。

巨大な白い奇岩が点在していて、美術館みたいに“見立て”が止まらない場所でした。夕方は白い大地がオレンジ色に染まっていくサンセットが圧巻で、アクティビティ(サンドボード等)も含めて丸ごと楽しい…!
詳しい旅レポ(アクセス・持ち物・注意点)は別記事にまとめています。
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まとめ
今回は「砂漠の定義」と「世界最大の砂漠ランキング」、そして砂漠の種類(極地・塩・岩石・礫・砂・土)をまとめました。
砂漠は、乾燥(降水量の少なさ)で決まる場所。だから南極や北極も砂漠に含まれます。
そして実際に旅して感じたのは、砂漠は砂丘だけじゃないということ。礫の大地、岩の荒野、白い奇岩…場所ごとに表情が全然違います。
この記事では、私たちが実際に歩いた砂漠の景色や体験も交えながら紹介しました。
今後も新しい砂漠を訪れたら追記していくので、気になる砂漠があればぜひチェックしてみてください!
ポッドキャストでもこのテーマについて楽しく語っています。ぜひ、こちらも聞いてみてくださいね!
脚注
砂漠の面積について
世界の砂漠の大きさランキング、極地砂漠(南極・北極)を含む「砂漠の面積(概算)」をもとにしています。資料や定義(範囲)の取り方によって、面積は多少前後することがあります。
北極砂漠は、文献によって「北極の乾燥域」を広く取る場合と、特定の生態区分として狭く取る場合があり、面積が大きく変わることがあります。
グレートオーストラリア砂漠は、オーストラリアの乾燥域を大きくまとめた呼び方として扱われることがあります。
「日本の約37.5倍」は、日本の国土面積(約37.8万km²)を基準に、南極砂漠の面積(約1,420万km²)を割って概算しています。
(出典:List of deserts by area など)
FAQ
砂漠とはどういう意味?
「砂漠」とは降水量が極めて少なく、植生がほとんど育たない地域を指す言葉です。一般的に年間降水量が250mm未満の地域を指し、ただし気候区分や地形によって条件が変わる場合もあります。本記事では砂漠の定義と成り立ちを詳しく解説しています。
砂漠と半砂漠の違いは?
砂漠は非常に乾燥して降水量が極めて少ない地域。一方、半砂漠(ステップ=草原状の乾燥地)は降水量がやや多く、草地などの植生が見られる地域です。どちらも乾燥帯ですが、植生と降水量の差で区別されます。
なお、オカバンゴデルタのように、降雨が少なくても外部から水が流れ込むことで湿地が形成される例もあります。
砂漠ができる主な原因は?
砂漠は、地理的位置や大気循環により雨が降りにくい状態が続くことで形成されます。特に、山を越えた乾いた風による雨陰効果や、赤道から離れた高圧帯の影響などが主な要因です。サハラ砂漠も、こうした気候条件が重なって誕生しました。
サハラ砂漠が興味深い点は、緑化と砂漠化が約2万年周期で繰り返されてきたことです。実際に約2万年前には、現在のサハラ一帯が緑で覆われていました。そのため、将来的に再び緑化が進む可能性も指摘されています。
実際に現在でも、サハラ砂漠の一部地域では降雨量の増加により植生が回復しつつある場所が確認されています。ただし、近年は気候変動や人間活動の影響もあり、過去と同じ規模で一様に緑化が進むとは限らないという見方もあります。
世界にはどんな砂漠がある?
世界には、サハラ砂漠、アラビア砂漠、ゴビ砂漠、カラハリ砂漠、グレートヴィクトリア砂漠など、さまざまな砂漠があります。砂漠は必ずしも砂だけで構成されているわけではなく、岩や砕石が地表を覆う砂漠も存在します。
この違いを地形のタイプで整理すると、次のような分類ができます。
例えば、広大な砂丘が広がる砂丘砂漠(サハラ砂漠)がある一方で、岩や礫が中心となる岩石砂漠(アタカマ砂漠)、砂丘砂漠と砕石砂漠の地形が混在するナミブ砂漠など、地表の特徴によって分類することもできます。
アメリカのモニュメントバレーは、乾燥した砂漠気候の中に広がる独特の景観から、一般的に砂漠として紹介されることが多く、砂漠の景観ランキングなどでも高く評価されています。一方、グランドキャニオンは地形そのものは峡谷ですが、周辺一帯は砂漠から半砂漠の気候帯に属しています。
モロッコの砂漠はどこにある?
モロッコではサハラ砂漠の北縁に広がる東部の地域を指して「モロッコ砂漠」と呼ぶことが多く、ザゴラやエルフード、メルズーガ周辺が有名です。砂丘や乾燥地形の観光地として人気です。
特にメルズーガ周辺は、旅行メディアが発表した「世界の美しい砂漠ランキング」において2位に選ばれたこともあり、その景観の美しさから、広大なサハラ砂漠の中でも代表的な砂漠地帯のひとつとして知られています。
世界最古の砂漠はどこですか?
ナミビアにあるナミブ砂漠です。約8,000万年前に形成されたと考えられており、現在知られている砂漠の中では世界最古とされています。
ナミブ砂漠は鉄分を多く含む砂が特徴で、朝日や夕陽に照らされると一面が赤く染まり、世界でも特に印象的な景観を持つ砂漠として知られています。その美しさから、旅行ガイドやメディアなどで発表される「美しい砂漠ランキング」でも1位に選ばれることがあります。
実際に私たちは、ナミブ砂漠を含め、ランキングに登場する砂漠ベスト10すべてに加え、その他の有名な砂漠も含めて20箇所以上を巡ってきました。その経験を踏まえても、美しさという点ではナミブ砂漠が私たちにとっても1位だと感じています。
砂漠はなぜ東海岸側が多いの?
多くの砂漠が大陸の西岸に位置するのは、寒流の影響で空気が安定し、雲が発生しにくくなるためです。ナミブ砂漠やアタカマ砂漠は、寒流と高圧帯の影響が重なって形成された代表的な例です。
一方で、ゴビ砂漠のような内陸に位置する砂漠は、海から遠く湿った空気が届きにくいことや、周囲を山脈に囲まれて雨が遮られる「雨陰効果」によって形成されています。このように、砂漠ができる原因は地域によって異なります。
砂漠を旅するときの注意点は?
気温差が激しく、水分補給と日差し対策が重要です。砂丘を登る際は足場が崩れやすく、通常の登山とは全く異なるため、想像以上に体力を消耗します。
大きな砂丘に登る場合は、最低でも2リットル以上の水を用意することをおすすめします。靴はサンダルや裸足、もしくは砂留めのある靴が歩きやすいです。
また、日中は高温、夜間は一気に冷え込むため、服装による体温調整も欠かせません。簡易テント泊の場合、寒がりの人は寝袋を貸してもらうか、予備として持参し重ねて使うと安心です。
私たちはこれまでナミブ砂漠やアタカマ砂漠、ゴビ砂漠などをレンタカーで回ってきましたが、基本的な装備と下調べがあれば、必ずしもガイドが必要とは感じませんでした。ただし、深砂や難易度の高い場所では4WDや現地ドライバーを手配する判断も重要です。
ゴビ砂漠やサハラ砂漠の名前には意味がある?
あります。ゴビ砂漠の「ゴビ」はモンゴル語で「乾いた土地」や「荒れ地」を意味し、サハラ砂漠の「サハラ」もアラビア語で「砂漠」を意味する言葉です。
そのため、言葉の意味としては「ゴビ砂漠」や「サハラ砂漠」は、どちらも「砂漠砂漠」という意味を含んだ名前になっています。
いずれも、その土地の特徴をそのまま表した、非常にシンプルな名前と言えます。