期待以上!太陽・月のワカとチャンチャン遺跡へ!夜は屋台で絶品グルメを堪能
DAY25

期待以上!太陽・月のワカとチャンチャン遺跡へ!夜は屋台で絶品グルメを堪能

ペルー

南米アンデス旅25日目はトルヒーヨで遺跡巡り

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今日はトルヒーヨ2日目!!トルヒーヨは遺跡が多いことでよく知られています。
その中でも有名なのが「月のワカ・太陽のワカ」と「チャンチャン遺跡」。今日はその2つの遺跡を巡ります。特に「月のワカ・太陽のワカ」は期待以上の素晴らしさだったので気になってる方はぜひ訪れてみてください!

朝8時半に出発!月のワカ・太陽のワカへ

今日はまず「月のワカ・太陽のワカ」に訪れる予定です。9時オープンなので8時半ごろに宿を出発できるよう準備を進めます。朝ごはんはきじー特製のタコス!

お昼にも食べられるようにたくさん作りました。

タコスでしっかりエネルギーチャージし、8時半に宿を出発〜!

Googlemapのナビに従ってはじめは順調に進んでいたのですが、途中で急にオフロードだけど市場という不思議な場所を通ることに…。

荷物を押している人が多く活気があって、それでいてとんでもない市場。
車から大きく身を乗り出している人がいたり…

なんでもありな感じです。

市場を抜けると、交差点で車が動かなくなっちゃったのか…可愛らしい女の子2人組が眉間にシワを寄せて必死に車を引いていました。言わずもがな…人力です…!一瞬の出来事で写真を撮ることはできなかったのですが、なかなか見られない光景でびっくり!!

月のワカ・太陽のワカに近づくと、観光客しか通らないためか交通量が一気に減りました。

門をくぐり抜けて月のワカ・太陽のワカへ!

月のワカ・太陽のワカを巡る

入場ゲートに到着〜!!

駐車場に車を停めて…

チケットを買うために売り場に並んだのですが、なかなか進まない…。
どうやら、ツアーの団体客分のチケットを買うため時間がかかっていたようです。

ちなみに、中まで見学できるのは月のワカのみで、太陽のワカは外から眺めることしかできません。
無事にチケットを購入し散策スタート!…とその前に「月のワカ・太陽のワカ」の基本情報をお伝えしますね。

月のワカ・太陽のワカの基本情報

「月のワカ・太陽のワカ」はモチェ文化を代表する遺跡。モチェ文化は約2000年前(0-700年)と、ナスカと同じような時代に栄えた文化です。この辺りの歴史を辿ると、カラル→チャビン→モチェ→チムー→インカという文明の流れで1セットにされることが多いようです。もちろん各文明の前後にも多くの文明が繁栄しては途絶えてきましたが…

「月のワカ・太陽のワカ」は、そのモチェ族によって日干しレンガを積み上げて作られた建造物で、保存状態が良く、内部の壁に色鮮やかな壁画が描かれているという特徴があります。

09:40-10:20 月のワカの博物館

月のワカに行く前に博物館に行ってみることにしました!この博物館では当時の人の髪型や服装、使っていた土器や装飾品などを知ることができます。ここは撮影NGで…残念ながら写真を撮ることができなかったので少しだけテキストベースでお伝えします。

展示品は、どれも保存状態が良いものばかりで驚きでした。2000年も前に作られたので、ゴツゴツとした粗い作りのものをイメージしていたのですが、実際は繊細な作りで絵も巧妙に描かれています。
顔の絵も多かったのですが何となく誰かに似ている…!ダウンタウンの浜ちゃんや彦摩呂に似たものがありました。この顔の絵が描かれているのは水を入れるために使う器。後頭部にあたる部分に取手が付いていて水飲みになるみたいです。

また、当時の生贄の像などもあり少し恐ろしさを感じました。デフォルメはされているけどなんだかリアルなんです…!当時の暮らしを表した模型のような土器(ちょっとシルバニアファミリーみたいな感じです)もあり、その中には人が多く描かれていて、生贄が綱で縛られている様子も描かれていました。

10:30-11:30 月のワカを散策

ミュージアムから月のワカへ移動します!ミュージアムから車で3分ほど離れた場所に駐車場があります。

月のワカの見学は個人だけでは入ることができず、ガイドと一緒に巡るしかありません。
親子のグループ、お兄さんたちのグループ、おじさんたちのグループと私たちの15人ほどで散策することになりました。ガイドさんはとても優しく日本語が出来る方でした。私たちが日本人だと気づくと、日本語でコミュニケーションをとってくれました。それに、すぐ子どもに手を繋がれるほど好かれやすい!何だかほっこりしました。

まずは月のワカの外観からご紹介します。まずは表側。

裏側はこんな感じになってます。

裏側にあるオブジェには細かく絵が描かれていました。

さぁ!ここからは月のワカの内部です。

階段を登って内部に入ります。

どでかい神殿の内部には、日干しレンガの空間が広がります。

一部崩れかけている部分もありましたが、かなり綺麗に保存されています。

あたりを見回すと絵も描かれていました。繊細で着色も綺麗!!

拡大すると、さらに綺麗かつ保存状態が良いことがよく分かります◎

この鬼のような顔はアヤパエという「山の神」。アヤパエを囲むように描かれたギザギザは、目の前のピラミッド山をモチーフに作られているのだそうです。それと対になるように描かれた三角形は月のワカの隣にそびえ立つ山「セロ・ブランコ」を表しているようですよ。

11:30-11:40 太陽のワカを眺める

太陽のワカは月のワカのツアー中に遠くに見えます。太陽のワカはとても大きく、基底部の長さ345m、幅160m、高さ30m、日干しレンガ1億6000個を積み上げて作られたんだとか!月のワカは宗教地域であるのに対し、太陽のワカは行政地域と考えられています。

月のワカから見る太陽のワカはこんな感じでそこそこ遠いです。太陽のワカと月のワカの間には居住地区があったのではと考えられており、今は住居跡の発掘が進められているそうです。

遠くからでも太陽のワカは見応えあり、巨大さにびっくりします!!

ガイドさんによると、月のワカ・太陽のワカに来る日本人の観光客は去年1人、今年は私たち含めて5〜6人くらいとのことです。月のワカが凄すぎたのでもっとたくさんの日本人に見てもらいたいです!!

チャンチャン遺跡を巡る

「月のワカ・太陽のワカ」から移動し、12時過ぎにチャンチャン遺跡の駐車場に到着〜!

お腹減ったのでまずは腹ごしらえです。車の中で、朝作ったきじー特製タコスを食べました♪

チケットを購入してチャンチャン遺跡に入ります。

入口の近くには大きな広場がありました。

チャンチャン遺跡の基本情報

ペルーの北西部にあるチャンチャン(輝ける太陽という意味を持ちます)遺跡は、チムー文化の都市遺跡で1986年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。チムーは1100年頃からインカに征服されるまで栄えた王国で、エクアドル国境沿い700km余りの地域を支配していたと言われています。

建物は「月のワカ・太陽のワカ」と同じく日干しレンガで作られていますが、モチェとチムーの文化は全く異なります。モチェ文化は気候変動に対応できず滅びて(そこで途絶えて)しまったのですが、その400年後に、モチェが栄えた場所から車で30分ほど離れたところに新たな文明ができるのですから、なんだか興味深いですよね。

12:50-13:40 チャンチャン遺跡内を見学

チャンチャン遺跡の特徴は大きく2つ!1つ目は、めちゃめちゃ大きいということです。最盛期には人口2万5000人が住んでいたとされています。

果てしなく道は続くし…

壁も高い!!ちなみに、説明用の看板などは一切立っていません。なのでガイドがいないと、そこがどういう場所なのかが全く分からない…!

特徴の2つ目は、魚や海鳥をモチーフにした浮き彫り模様です。

描かれた魚や海鳥、波の模様は大漁を願って描かれたものだと言われています。

海の街であるチムーならではですよね。

部屋の仕切りは、砂漠地帯特有の暑さを和らげる目的で風通しの良い網目状になっています。なんだかアップルパイみたい。

14:00-14:20 チャンチャン遺跡博物館を見学

遺跡から車で5分ほど移動した場所に博物館があります。

博物館には土器や…

遺跡の模型。遺跡散策では大きすぎて分からなかったところが、模型で少し見えてきたような気がします。

他にも当時の生活を表すイラストや、等身大のフィギュアがありました。

博物館の大きさは月のワカの博物館よりも小さいです。
「月のワカ・太陽のワカ」と「チャンチャン遺跡」は両方行くのがベストですが、時間上どっちも行けないという方は「月のワカ・太陽のワカ」に優先して行くことをおすすめします!

晩ごはん難民になるも屋台で絶品ごはんを堪能

14時半にチャンチャン遺跡から帰宅し、17時まで宿で各々ゆっくりしました。
今日の晩ごはんはセビーチェを食べたい!と思っていたので、17時からペルー料理を求めて活動再開です。
Googlemapで17時オープンの良さげなお店をいくつかピックアップしていたのですが…目当ての場所に行ってみるもお店がまだ開いていない。近くにいた人に尋ねると17時ではなく20時オープンなのだそう。20時までは待てないのでセビーチェなどがあるペルー料理のお店を歩きながら探すことに。

地元の人に聞きまくってようやく分かったのですが、セビーチェを食べるにはどうやらダウンタウンまで行かなきゃならないらしい。この時点でペルー料理を求めて1時間半は歩いていたので、ダウンタウンまで行く元気はもうない…!だいぶ疲れも出てきてたので、昨日も訪れた「Real Plaza Trujillo」(巨大ショッピングモール)に行ってみることにしました。

そこには眼鏡屋さんがあったので、まずは眼鏡屋できじーのサングラスを購入!!無くしたままだったので無事に購入できてよかったです◎

Plaza内でもペルー料理が食べれる店を尋ねたのですがやっぱりないとのこと。結局、ショッピングモールの近くになる屋台グルメを食べることにしました。でもこの選択は大正解でした!!4つの屋台で5品食べたのですが、どれも最高に美味しかったです♪
それでは食べた5品を紹介していきます〜!

1.チキン、チャーハン、ポテト(9ペソ/350円)

2.ハツの焼き鳥(3ペソ/110円)

南米でよく食べられる、肉の串焼き料理「アンティークーチョ」を提供する屋台。
大きな鉄板の上で、秘伝のタレに漬け込んだハツとミノをその場で焼いてくれます。プリップリで美味でした!

3.ピカロネス(4つで3ペソ/110円)

ピカロネスはペルー風ドーナツ!小麦と、カモテという甘いサツマイモ、またはカボチャをいれて生地を作り、それに「チャンカカ」と呼ばれる甘い蜜をかけて出来上がりです。
チャンカカはサラサラしてて、メープルシロップのような黒蜜のような独特の甘みがあります◎

過去の記事「グルメ大国ペルーで絶対食べたい外食・家庭料理!セビーチェ、パチャマンカなど」でもご紹介していた、ぜひ食べたかった料理です。

4.パパレジェーナ(3ペソ/110円)

パパレジェーナはペルー風コロッケのこと。日本のコロッケと少し異なり、じゃがいもと具を合わせるのではなく、マッシュポテトの中に具を入れて最後に揚げます。これ、NO.1だったかもしれない。日本人の口にすごく合うし、あるようでなかった味で絶対また食べたい!!

紫とうもろこしとレモンを混ぜたソースと食べるとさらに美味しいです!

5.チュロス(2ペソ/80円)

ペルー風のチュロスは、日本の揚げパンみたいです。日本の揚げパンよりもちもちで、中に練乳とカスタードクリームのようなクリームが入っていました♪

屋台を大満喫し宿に帰宅〜!途中ボロボロの車も見かけました…。トルヒーヨ、なかなか怖い街…。

今日でトルヒーヨ滞在は終わり、明日はリマに移動する日です!それではおやすみなさい〜

2023.07.20

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南米アンデス旅

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ウユニ塩湖、マチュピチュ、地上絵、ジャングルなどまさに冒険尽くし。南米3カ国をレンタカーで周遊!

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