南米アンデス旅22日目はワスカラン国立公園でトレッキング

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今日はトレッキングDAY！ワスカラン国立公園にあるパロン湖周辺のトレッキングを楽しむ予定です。
まずは今日の出来事をお伝えする前に「ワスカラン国立公園(Huascaran National Park)」と「パロン湖(Lake Paron)」の概要をご紹介します！

ワスカラン国立公園(Huascaran National Park)とは？

ワスカラン国立公園は、ペルー中央部アンカシュ県にある国立公園で、1985年には世界遺産へ登録されました。首都リマからは北におよそ400km、アンデス山脈のブランカ山系に広がっています。標高3,000〜6,000mに位置し、世界で最も高い場所にある国立公園としても有名です。また、広さは日本の四国の約半分に相当するほど！広大な自然の楽園と言えるでしょう。
この公園の名前は、世界最高峰のワスカラン山南峰（標高 6,768m）が由来となっています。

ワスカラン国立公園は、独特な植物の生息地としても有名です。中でもプヤ・ライモンディはとても珍しく「100年に1度しか花を咲かせない」と言われています。見れたら最高だなぁ…。

さらに、公園内にはビクーニャ、ジャガー、クーガー、リャマ、グアナコ、アメリカヌマジカ、ペルーマダラオハチドリ、ネッタイハジロなど多くの野生動物も生息しています。

公園には世界遺産に指定される前から遊牧民が住んでおり、今もアルパカ・リャマ・羊などの家畜を放牧して暮らしています。しかし、これらの家畜が公園内の草を食い荒らしてしまうことから、公園レンジャーが見回り、住民の生活に影響を及ぼさない程度に規制を調整しているようです。

パロン湖(Lake Paron)とは？

パロン湖は、アンデス山脈のブランカ山系最大の湖で、隣町のカラズから東に32kmの場所にあります。氷河やブランカ山脈の山々の真ん中にできたターコイズブルーが特徴的な湖です。

この鮮やかなターコイズ色は高濃度の溶解石灰によるものだと言われています。この辺りでは69湖が最も有名ですがトレッキングをするのにはかなりハードなため、まずはパロン湖で体を慣らす人が多いようですよ！

ワスカラン国立公園(Huascaran National Park)へ

グネグネの山道を通ってワスカラン国立公園へ！

朝、ユンガイの宿を出発してワスカラン国立公園を目指します。

今日も野犬が多い！野犬は車が近寄っても逃げず、通行の邪魔をしてくるのでいつも困っています。

ユンガイからカラズを経由して登山道に入るのですが…車1台が通るのがやっとのとんでもない道をGooglemapに案内されました。なんとか通ることができましたが…本当にやめてほしい…！

スレスレ道を抜けたらオフロードに入り、2時間くらい山道を上がっていきます。

いつものごとくグネグネ道（このグネグネ道…もはやカーブではなくUターンって感じです…）を通るのですが、8時前に来てたこともあってトゥクトゥクや学校に向かう子どもたちがたくさんいました。

公園内はyanakiji史上最悪の砂利道

国立公園のゲートへ到着！笑顔の素敵なおじさんは対応してくれました。どうやら、国立公園のゲートが開いているのは7時〜15時半なので、15時半までに戻らないといけないのだそう。

入場料（1人あたり5ソル）を支払ってチケットをもらいます。支払いは現金のみです。

国立公園内はyanakiji史上最悪の砂利道で…なかなか大変です。

それに、私たちの行った時間がちょうど朝日に向かって進むようなタイミングで、強い日差しでフロントガラスが真っ白になって何も見えません…。時々、木陰の下になるも日向に出ると眩しくて…コントラストが激しすぎて目がやられます。途中、滝やイカダみたいな橋を横目に進みましたが、googlemapが変な方向を指すしめっちゃ不安でした…。無事に辿り着けてよかった！

そんな感じなので、自家用車じゃなくて乗合いのバスで行く人が多いようです。

パロン湖(Lake Paron)でトレッキング

パロン湖に到着！

パロン湖の駐車場に9時半前に到着しました！ここのトイレは1ソル支払えば利用することが可能です。

カメラのセットや身支度を整えてトレッキングの準備をします。駐車場からもパロン湖がばっちり見えました。

透き通ってて綺麗！！！

パロン湖のトレッキングスタート

10時半にトレッキングスタート！

頂上までの1/4は舗装された上り坂を、お花や景色を見ながら登るので楽勝です！

右側にはこんな景色が広がります！壮大です！

綺麗な景色で嬉しい一方…

アブなのかハエなのか…虫がブンブンとまとわりついてくるのが嫌でした。鬱陶しいだけかと思ってたら…まさかの攻撃してきてびっくり！きじーは刺されて血が出ちゃいました…。
後々調べたら、この攻撃してきた虫は「刺しバエ」と言うやつらしい…。馬がいる場所に多くいるそうです。

残りの3/4はどでかい岩山をよじ登ります。

なので手袋は必須アイテムです。人間と同じくらいのサイズの岩だったり、カニ歩きじゃないと通れない場所もありますが比較的登りやすい！！

頂上に到着！パロン湖を見ながらランチタイム

頂上付近にあるビューポイントは最高の眺めです！しかも風が強いから刺しバエが来ない…！嬉しい。

あと少しで頂上！！

左側にパロン湖が見えてきました。

頂上から見るパロン湖はめちゃめちゃ綺麗！！どうやらパロン湖は時間によって見え方が変わるそうで、10時以降に綺麗に見ることができます。朝早くだと暗くてあまり鮮やかに見えないみたいです。

美しいパロン湖を見ながらランチタイムにします！作ってきた鮭おにぎりとナスおにぎり、そして煎餅を食べました◎ 美味しかった〜！

試練の下山タイム

頂上も満喫したのでそろそろ下山することに。来た道を戻るか、違う道で戻るか…。

違う道にも足跡があったのでそっちを通ることにしましたが、この選択が大間違い…！結果から言うと、パロン湖は来た道を戻るのがベストでした。
初めの方は大きな問題なく順調に下山していたのですが、途中から岩がゴロゴロと転がるかなり危ない道に…。きじーは派手にこけちゃうし、やなぎーは滑る地面がとても苦手なので大変でした。

下りはそんな感じでめちゃめちゃ時間がかかりました…！無事に登山口に戻れてホッとしましたが、時間を見ると14時半。

15時半までにはゲートを通らないといけないので、急いで駐車場に戻って車で下山！
ギリギリ間に合いました。

ユンガイの宿に戻って晩ごはん

エンジンを気にしながら帰宅

ゲートをくぐったあと、かなり疲れていたので10分ほど仮眠をして出発しました。

ユンガイからワスカラン国立公園までは片道35kmほどのコース。行きで思ったよりもガソリンを消費（4,000mの高地ということもあって異常な速さでガソリンが減っていきます）したこともあって、問題なく帰れるかヒヤヒヤしてました。

でも帰りは下り道。ほぼアクセルは使わずだったので、ガソリンをほとんど消費することなく無事に帰宅。それでもちょっと怖かったので途中ガソリンスタンドに寄りましたが…。

高山に行く際は、ガソリンのことは慎重すぎるくらいがいいなと思いました◎

晩ごはんは宿の近くのハンバーガー屋台で

16時半には戻ってこれましたが、今日は疲れちゃったこともあり晩ごはんはテイクアウトすることに。
宿に車を停めて、学生や地元の方に人気のハンバーガー屋台に行きました。

ハンバーガーの上にポテトをたっぷり乗せてくれるスタイル。

ハンバーガーを片手に、トゥクトゥク（モト）に乗って帰宅！やなぎーもついにトゥクトゥク（モト）デビューです！

ハンバーガーめっちゃ美味しかった♪
明日は69湖で14キロのトレッキングなので今日は早めに寝ます！おやすみなさい〜

2023.07.17