南米アンデス旅2日目は月の谷(Valle de la Luna)へ
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ラパスの夜は寒いので暖炉を炊いて過ごします。
標高が高いためライターでは火を付けることができずマッチを使いました。
それでは今日の出来事を振り返っていきましょう!
今朝はのんびりスタート
移動の疲れや高山病の影響もあってか昨夜はぐっすりと眠れました。
朝ものんびりしてから活動しましたが、その判断は大正解!昨日よりもはるかに身体が楽でした。
お昼は近所のファーストフード店でパパッと食事を済ませようと思っていたのですが、残念ながらどこも閉まっていました。
家の隣に小さな売店があったので、そこでお昼を調達しようと考えたのですが…扉は半分閉まっていて人影もありません。やってないのかなと様子を伺っていたら、通りすがりのおじさんが「インターホンを押して店員さんを呼ぶんだよ」と教えてくれました。
インターホンを押したら、やっと中からおばさんが出てきて無事にお昼ごはんのパンと水を買えました!
今日のメイン「月の谷(Valle de la Luna)」へ
お昼を食べて14時ごろに月の谷に到着しました。月の谷という名前だけあって、ここは本当に地球?と思わせるような月面の景色が広がっています。まさにスターウォーズの世界!!
水と空気の侵食によって地形に変化を与え、とんがりコーンみたいな円錐形の岩やクレーターを作り出しました。山の大部分が侵食されて出来たため、露出している部分は主に粘土層です。まるで新しい地球の形を見ているような素晴らしい自然の景色でした。
谷の中心部に行くためには小道を通って行くのですが、そこから見渡せる山脈もとても美しいです。
途中、岩の上で笛を吹いているおじさんを発見!暑さにバテ気味の私たちでしたが、笛の素敵な音色に心が癒されました♪
ロープウェイ「Mi Teleférico」に乗ってラパスの中心地へ
ラパスは地形の起伏が激しく標高差が大きいため、鉄道を通すことができません。そこで、2014年に市内の渋滞緩和策のひとつとしてロープウェイ「Mi Teleférico」が開業しました。
このロープウェイは、最終的には11路線が開通する予定で現在は10路線が稼働しています。一般的にロープウェイは観光地での利用が多いため、市民の足として日常生活に溶け込んでいるのは世界でみても珍しいことです!
さらに晴れた日には、ロープウェイからアンデス山脈を眺めることができ、夜には美しい夜景も楽しめるため新しい観光スポットとしても人気です。ただし、ロープウェイは標高4,000m超えと高い位置までいくので、歩くだけで息が苦しくなってしまうこともあります…。
利用するときに1つ注意すべきなのが、行き先までのルート(乗り換え)を明確にしておかなければいけないということです。切符を買う際にルートを伝える必要があり、ルートが変わると改札で引っかかってしまいます。
ちなみに切符はQRコードで、空港の搭乗ゲートのような仕組みです。
ロープウェイに乗り合わせたおじさんがとても親切で色々話を聞くことができました◎
屋台を楽しみながら魔女通りへ
魔女通りまでの道中で賑わっている場所を見つけました!屋台からあまりに美味しそうな匂いが漂ってきたので、ハンバーガーとポテトを買って食べることに。めっっちゃ美味しかったです!!
夜に再びその店の前を通ったら人だかりができていました。おそらくこの辺りで1番美味しいお店なのだと思います。この辺りでは帽子も2つ買いました!値引きもしてもらえてハッピーです♪
迷いつつも魔女通りに到着!魔女通りに並ぶお店の入り口にはリャマの剥製などが吊るされています。ヒェッ…!
お店に入ると、ハーブや虫の死骸など他のお土産屋さんとは違った怪しいものがたくさん置かれていていました。ラパスの一部の地域では、今でも昔から続く民族儀式が行なわれています。ここでは、その儀式で使う道具やアイテムが販売されているのです。匂いが独特でとても不思議な場所でした…。
ちなみに、リャマの剥製は殺しているわけではなく、寒さに耐えられずに死んでしまったリャマの赤ちゃんなどを使っているようです。
魔女通りの後はロドリゲス市場へ
ロドリゲス市場は、ラパスに暮らす人々が日常的に買い物をする場所です。
路上の屋台へテントの下には食料品や衣服、家電製品までさまざまな商品が揃っていました。
夜ごはんはキューバ料理
夜ごはんは地元料理を楽しみたかったのですが、実際に入ったのはキューバ料理のお店!
豚煮込みのライス付き、トストーネ(未熟な調理用バナナをスライスし、油であげたもの)を食べました。味は普通だったかなぁ…。
帰りもロープウェイに乗って宿に帰りました。夜景がものすごく綺麗で感動!!上から見ると、ラパスの街並みだったり渋滞の凄さがよく分かりました。
2023.06.27