今日のテーマは極寒カナダの宿事情〜当日編〜
ポッドキャスト:
極寒カナダ旅では全部で8つの宿に泊まりました。極寒地域の一軒家は、ベースメントと呼ばれる半地下部屋が作られていることが多いです。このベースメントは、ゲストルームとしてもよく利用されており、私たちもベースメントに宿泊する機会が多くありました。
今回は「カナダの宿事情 当日編」として、宿泊までの流れやカナダ宿の特徴をお届けしたいと思います!
極寒カナダ宿〜宿泊までの流れ〜
極寒カナダ旅で泊まった8つの宿のうち、7件をairbnb経由で手配しました。そのため、今回はairbnbの対応をメインでお伝えしていきます。
前日)ホストからリマインド
宿泊前日までに、ホストから「カナダへようこそ、気をつけてお越しください」というメッセージとともに、滞在中の注意点に関するマニュアルが送られてきます。予約した全ての宿から連絡がありました。
2022年に宿泊したアフリカの宿では、こんなウェルカムメールは来なかったので少し驚きました。
マニュアルは非常に詳しく作成されていて、ありがたいなと思う反面、全てを確認するのにかなりの時間を要しました…。それぞれの宿の独自ルールが細かく設定されています。
海外では室内でも靴を履くのが一般的ですが、私たちが泊まった宿は雪の多い地域だったため、部屋では靴を脱ぐルールのところが多かったです。
ちなみに連絡手段は、アフリカでは通信データの軽いWhatsAppが主流でしたが、カナダはairbnbのチャットだけで完結しました◎
当日)セルフチェックイン
カナダでは、私たちが泊まった全ての宿でセルフチェックインが導入されていました!予約する際にセルフチェックインを条件にしていたからというのもありますが…。
ただ、セルフチェックインを選択したことで困った点も2つありました。
1つ目は、玄関が非常に分かりづらいということです。私たちが泊まる宿は、基本的に一軒家なので入り組んだ場所にあることが多いです。そのため、駐車場がどこにあるのか分かりづらいし、玄関もどこだどこだ!と探し回るハメに…。
2つ目は、玄関の木製ドアが縮んで鍵を上手に開けられなかったことです。
木材は、湿気の多い季節に膨張し、乾燥した季節には縮むという特徴を持っています。そのため、冬の寒く乾燥の強い時期には、木製のドアが縮み鍵の位置がズレてしまうのです。
これは極寒地域のあるあるだそうで、開けるにはドアを少し上に持ち上げて鍵の位置を合わせる必要があります。
何かあればホストが駆けつけてくれる
何か困ったことがあればすぐに駆けつけてくれる、本当に親切なホストばかりでした。
アフリカでは、ホストが遠方に住んでいることが多かったですが、カナダではほぼ全ての宿でホストが近隣に住んでいました。同じ家の上の階に住んでいるというケースもよくありました。
極寒カナダ宿の特徴
半地下部屋が多いが日当たり良好
カナダでは、ベースメントと呼ばれる半地下部屋に泊まることが多かったです。ベースメントは一軒家の地下部分を言い、家によって半地下の場合と完全地下の場合があります。
カナダにはベースメントがある家が多いのですが、それには極寒地域ならではの理由があります。厳しい冬の寒さで、地面が凍って家が傾いてしまうのを防ぐために、基礎を深く作ることで家を安定させました。その結果、地下に大きなスペースが出来たのです。これを部屋にしたのがベースメントで、ゲスト用ルームにしたりビリヤード台やスクリーンを置いてプレイルームにすることもあります。
宿泊前までは、韓国ドラマ「パラサイト」に出てくる半地下部屋のような、寒く薄暗いイメージをしていたのですが、実際に泊まってみると予想とは全く違いました!
カナダのベースメントは窓が多く、光がしっかり入ってくる作りで寒すぎることもありません。快適に過ごすことができました◎
また、一軒家のベースメント部分の宿泊であっても、ホストとは別々の玄関なので、完全プライベートな空間になることも良い点です。ちなみにベースメントにいる私たちの音は、上の階に住むホストに聞こえにくくなっている一方、上の階からの生活音はベースメントには聞こえやすいという特徴があるそうです。
↓入り口は階段を降りた地下にあり、地下部分が私たちゲストの居住空間
↓入り口は地上にあり、半地下部分が私たちゲストの居住空間
ブレーカーが落ちやすい
カナダでは、生活のほとんどを電気で賄っていますが、ゲスト用の部屋はだいたい20〜30Aの電力量に設定されている印象です。宿によっては、オイルヒーターを使いながら、電子レンジやドライヤーを同時に使うとブレーカーが落ちてしまうことがありました。
このことも、宿のマニュアルにしっかり書き込まれているのですが、うっかり規定を超えてしまうことがあるので注意が必要です。
意外にも雪かきは不要
極寒のカナダなので、やはり雪かきが必要になるのではないか?と心配をしていましたが、意外にも1度も雪かきをすることはありませんでした。今年は積雪量が少ないこともあると思いますが、雪かきをする現地の方を見かけることもほとんどありませんでした!
フロントガラスに雪は積もるのでレンタカーについているブラシで雪かきする必要はあります!
まとめ
今回は「極寒カナダの宿事情(当日編)」というテーマで、宿泊までの一連の流れとカナダ宿の特徴をお届けしました。ベースメントは想像以上に暖かく快適でした◎
これから極寒のカナダ旅を予定されている方の、少しでも参考になれば嬉しいです!予約時の注意点については「極寒カナダ旅の宿事情〜とにかく宿代が高い!予約編〜」にてお伝えしています。まだ見ていない方は、もしよかったら見てみてくださいね!