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アフリカ旅14日目はビクトリアの滝(Victoria Falls)へ

2022年6月12日、アフリカ旅14日目。今日はナイアガラの滝(Niagara Falls)、イグアスの滝(Iguazu Falls)と並んで「世界三大瀑布」に数えられる「ビクトリアの滝(Victoria Falls)」へ行ってきました!ザンビアとジンバブエの国境境にあるので、せっかくなので両方の国から見ました。1日あっても時間は全然足りなかったので、バタバタだったタイムスケジュールもご紹介します!
●カナダのナイアガラの滝の旅レポ:白銀の世界が広がるナイアガラの滝(Niagara Falls)!冬の見どころは?
ビクトリアの滝(Victoria Falls)の基本情報
ビクトリアの滝(Victoria Falls)とは?
ビクトリアの滝(Victoria Falls)は現地語名で「モシ・オァ・トーニャ(雷鳴のとどろく水煙)」と呼ばれており、ユネスコの世界自然遺産に登録されています。
ザンビアとジンバブエの国境にある大きな滝です。アメリカとカナダにまたがるナイアガラの滝(Niagara Falls)、アルゼンチンとブラジルにまたがるイグアスの滝(Iguazu Falls)と並んで「世界三大瀑布」に数えられます。最大落差は108mでビクトリアが世界No.1!
ベストシーズンは?
水量が多すぎても少なくてもダメで、ちょうどいいのは6月〜8月と言われています。水量が少ない8〜12月は滝を泳ぐことができるアクティビティもあるので何を優先するかによって行くべき時期が変わります!
私たちの場合はルナレインボーという”満月の日だけ見られる虹”がどうしても見たいと思っていました。ルナレインボーは雨の日は当然見られないし、滝の水量が少ないと虹ができないので、2月〜7月が推奨されています。そのことをふまえて6月の満月の日を狙って日程を組みました!
◆ルナレインボーの様子はこちらから
ザンビア側とジンバブエ側の違いは?
ザンビア側…滝までの距離がジンバブエ側より近く、世界最大級の威力を間近で感じられる。水しぶきがまるで滝のように降ぎ、びしょ濡れになるのでカッパ必須!旅や冒険が好きな方におすすめ◎入場料は20USD。
ジンバブエ側…ビュースポットや宿泊施設が多く、観光地化が進んでいる。パノラマで滝が見えるので、滝にかかる虹の写真が撮りやすい。観光として楽しみたい方におすすめ◎入場料は30USD。
リビングストンからビクトリアの滝(Victoria Falls)へ
09:30 リビングストンの宿を出発
今日は世界三大瀑布のビクトリアの滝(Victoria Falls)へ行くので、09:30前にモリスに宿まで迎えに来てもらいました。当初は滝だから半日もあれば十分と思ってこの集合時間にしていたのですが、そんなことは全くなかった!アフリカにはそんなところ存在しない。最大限時間は確保して大丈夫です!
朝から元気なモリスの運転で滝へと向かいますー!

道中に虹とビクトリアの滝の水しぶきが見えるスポットがあるので、寄ってくれました。

遠くに煙のようなものがありますね。これがビクトリアの滝です!5kmはまだ離れているのでいかに滝が大きく激しいのかがわかります。

虹から湧き上がる煙みたい。なんて幻想的なんでしょう!
10:00 ザンビア側のビクトリアの滝に到着
10時ごろにザンビア側のビクトリアの滝に到着しました!事前調べが全然できていなかったのですが、モリスが全部案内してくれました。小さな小屋みたいなところで入場料を支払います。大柄な男性で少し威圧感を感じてしまい、撮影は断念。。料金は320ザンビア・クワチャ/人でした。日本円で2,600/人です!クレジットカードで支払えました。

国立公園入口付近は時間がなくて散策はしていないですが、土産物店がありました。そこまで治安がいい感じはしなかったので、お気をつけください!
下記のストリートビューの緑の看板のところが国立公園入口です。右手に土産物店があります。
ザンビア側のビクトリアの滝
10:30 ナイフズ・エッジ手前のビューポイント
公園内に入ってすぐのところに早速ビューポイントがありました!!マップでは名称のないところだと思われます。
滝見えました!すごい音です!!左奥に見えるのは水しぶきです。

水がすごい勢いで流れています。ドバアア〜〜〜!!

まだ滝まで結構距離があるのにすごい迫力です。滝に近づいてみようと先に進みますが、水しぶきがだんだん降り注ぐようになっていました。ワークマンで買ったレインスーツの帽子をかぶっていざ出陣です!!

ほんの数分でびしょ濡れになりました!!レインスーツにも少し染みてくるほどです。でもそんなの関係ないほど目の前の滝がすごい。

視界いっぱいに滝があるんです。こんなの見たことないですよ!どこまで続くのか分からないほど横幅が長い。何より、どこからそんなに水が来るのかと考えてしまうほど水量がある。

人生で出会ったことのない光景に大興奮です!!3人ともびしょびしょです。女子2人のカメラはビニール袋に入れて、カッパの中のお腹あたりにしまってあります。

きじーはこの滝の中、カメラで勇敢に撮影してくれました!やなぎーとみとちゃん、あまりの滝の迫力にあんぐりしてしまってます。笑
12:00 ナイフズ・エッジを渡る
ザンビア側にある橋「ナイフズ・エッジ」まで来ました!国立公園の入り口からナイフズ・エッジは普通にスタスタ歩けば15分もあれば辿り着けます。私たちは撮影もたくさんするし、隅から隅まで見るタイプなので1時間以上かかりました!
ナイフズ・エッジは大雨を越え、台風のようでした!!傘を差している人はいないし、風も強いので丈夫なカッパを着ていった方がいいです。スニーカーで来たのは大失敗!靴の中に水溜りができるほど染み染みです!
いろいろすごすぎて、もはや笑ってしまっていました!
12:00 鮭おにぎりを食し、巨大アリに襲われる
まだまだ滝に打たれていたかったですが他のエリアも周りたいので、一旦お昼休憩をとることに。朝、昨日の残りの日本米を使って鮭おにぎりを作ってきました!海苔と鮭、最高すぎる。何回も「日本の味だ〜〜」と言っていました!

きじーとみとちゃんがいい表情でおにぎりを頬張っていたので、やなぎーは2人の笑顔をカメラにおさめようとかがんで撮影していました。するとなんだか足が少しチクチクと痛みを感じました。外なのでまたトゲでも刺さったかな?と思って、足を見てみると・・・
大量のアリが左足にっ!!!本気の恐怖映像でした。
異常にアリ大きいし、何より数がすごくてやなぎー大パニック。ふくらはぎの下あたりまでアリが登ってきていて、とにかく足をぶんぶん振りました。なんとかアリを追い払いました。アリが怖すぎてとりあえずその場から逃げました。。

少し離れたところで、靴下を脱いで痛みを感じていた箇所を確認。2ヶ所食われたようで、赤く腫れていました。しかも中心部に穴が空いていて、噛まれた感がすごい!!念のため消毒と絆創膏を貼りました。しばらく心臓バクバクでした。結局この腫れは夜には落ち着きましたが、トホホな思い出です。
ちなみにやなぎーがアリの巣を踏んでいたようで、アリが攻撃してきたみたいです。
12:30 滝が落ちる瞬間を観察
アリとの一悶着はありましたが、気を取り直して再び滝へ!!国立公園に入って右手奥に行ってみました。滝が落ちる前を見られます!

岩場に行って、より滝に近づきます。

滝の水しぶきがここでも見れます!

ここの水たちはまだ100mもこの後落下するなんて思ってもいないだろうな。

ああ、もうすぐ落ちるよ!!

それにしても、とどめなく水が流れてきておもしろい。
マップがありました↓水はアンゴラ(Angola)から流れてくるみたいです!

さらに右奥に行ってみましたが、行き止まりになっていました!

途中で地面から伸びる幻想的な虹を見れました。虹は出たり消えたりしますが、至るところで見れます!

ザンビアからジンバブエに国境越え
13:30 ザンビア出国
ジンバブエ側に移動するため出国審査に向かいます!

イミグレでパスポートとコロナワクチン接種証明書を提出します!そのやりとりの横で白人のにいちゃんが少し怒って「紙が必要だよ」と訴えていました。どうやら出国証明書の小さなメモを出さないと出国できないらしい。イミグレの人はにいちゃんに言われ、紙を渡していました。
私たちにも紙を渡さなかったので、もしかしたらいらないのかな?と思いましたが、イミグレの門を出るときにその紙を出さなくてはならず、紙を受け取りにまたイミグレに戻りました。出国審査クリアしたのだから何も言わず、紙を渡してくれればいいのに。。

ジンバブエのイミグレまで歩いて移動します。
14:00 ビクトリアフォールズ大橋(Victoria Falls Bridge)を渡る
ジンバブエとザンビアの国境に架かるビクトリアフォールズ大橋(Victoria Falls Bridge)まで来ました!

ただひたすらに真っ直ぐ。

このビクトリアフォールズ大橋はバンジージャンプでも有名みたいです。なぜなら、すぐ下が川になっているから!!橋の右手の景色がこれ。かっこいいーーー!!滝の水しぶきが、ブワっと広がっています。

水もダークな色をしています。

14:30 ジンバブエの入国審査
やっとジンバブエのイミグレに到着ー!!ザンビアのイミグレから1時間経過しました。イミグレが意外と混んでいたのもありますが、イミグレからイミグレまでがかなり遠い!!

ジンバブエは元々PCR検査での陰性証明書がないと入国できないと思っていました。でもザンビアに住むモリスから「どの国から来たかによって変わる」と教えてもらいました。その時もらった画像がこれです。

こんなローカルな情報は日本では流石に手に入らない!!私たちはザンビアからの入国になるのでPCR検査は不要になるのです。

イミグレに入ります。

ジンバブエのイミグレはかなりゆるかったです!!イミグレの中に日本の国旗のシールがデスクに貼ってありました。日本からの贈り物なのかな?

ジンバブエ側のビクトリアの滝
14:30 ジンバブエ側のビクトリアの滝に到着

やっとジンバブエに着きましたー!国境越えはやっぱり時間かかりますね。どっと疲れが来たような気がします。ジンバブエ側での国立公園に入るための入場料が必要で、そんなことをなんやかんやしていたら、15時になりました。帰りの待ち合わせが17時なので、ひい〜時間がない。(本当は16時待ち合わせでしたが、絶対間に合わないので1時間遅らせてもらいました)
ひとまずデビルズ・カタラクト(Devil’s Cataract)というビューポイントに向かいます!
いきなり綺麗な虹が見えました!!

手前の水がかなり激しいです!東映のオープニングを連想させます。

さらに進み、リビングストン像のあるエリアまで歩きます!

リビングストン像結構大きいです!

デイヴィッド・リヴィングストンは、スコットランド出身の冒険家で、(白人で初めて)ビクトリアの滝を見つけた方です。
このリビングストン像の反対側には・・・とっても幻想的な光景が!!

素晴らしい光景に言語も国籍も関係なく、みんなが感動していました。虹は出たり消えたりするのでシャッターチャンスを逃さないように!!
この後はビューポイントに寄りながらメインフォールズを目指します。ザンビア側はたっぷり時間をかけてまわりましたが、帰りの時刻が迫っているので早足でまわります。

15:40 メインフォールズ到着
とりあえずメインフォールズまで辿り着きました!!滝がパノラマで見えます!

岩が緑色なのか、全体的に水が黄色っぽいですね!

とどめなく流れる水の様子↓
ジンバブエ側は水しぶきはほとんどなく、カッパを濡らすことなく終えられました!まだまだジンバブエ側も見たいけど、ここでタイムアップです!!

ビクトリアの滝(Victoria Falls)から帰宅
ジンバブエの出国審査をし、ビクトリアフォールズ大橋(Victoria Falls Bridge)を渡ります。おじさんにたくさん話しかけらます。かなりしつこく、橋を渡っている間ずっと話しかけられました。この大橋以外も国境境は売人が多く、治安が良くないです!特に女性は話しかけられやすいので、女性だけは行かない方が良さそうです。
下の写真は物売りがきじーに説明していますが、豆知識になるので紹介します。
青い棒のラインがザンビアの国境です。青い棒の床に白いレーンが2本引いてありますが、そのラインの手前はジンバブエの国境になります。ちょうど、きじーと物売りが立っている白い間のところは、どの国にも属していないとのことでした。

きじーはこういう人に慣れていますし相手の出方に応じて対応を変えますが、基本的には相手にしない方がいいです。こういう人に物を買ったり金銭を出すと、次に行く日本人がカモにされてしまいますので、他の人が嫌な思いをしないようにできるだけ断ることをお勧めします。
ビクトリアの滝は電波が通じないところがほとんどで、モリスとの待ち合わせ場所の駐車場も電波が全く入らず、モリスと合流できなかったらどうしようと不安でした。しかも変な人にたくさん話しかけられるし、日も落ちてきていたので余計に不安でした。
でも17時にモリスが待ち合わせ場所にちゃんと来てくれました!!モリスの姿を見た時の安堵感がすごかったです!!信頼できるモリスの運転で宿まで戻ります。
夜ごはんは豚肉のトマト煮込みとポテト、サラダでした!

今日は滝に打たれまくる凄まじい1日でした!!
※訂正:冒頭でアフリカ旅13日目と言っていますが、正しくは14日目でした。
2022.6.12