バベルダオブ島をドライブ!ガラスマオ滝と謎の巨大石柱群を巡る

バベルダオブ島をドライブ!ガラスマオ滝と謎の巨大石柱群を巡る

パラオ旅行記

パラオ最大の島・バベルダオブ島を車で走り、国会議事堂やジャングルの奥にある滝を巡りました!

ところが強烈な日差しと連日の疲れで、車から降りるだけでも体が重く、体力ギリギリ…

パラオ最大の島・バベルダオブ島をレンタカーでドライブ

パラオというと、ロックアイランドやダイビングなど「海」のイメージが強いですが、陸にもまだまだ見てみたい場所があります!

そこで今回は、パラオ最大の島・バベルダオブ島をレンタカーでドライブすることにしました!

目的地は、パラオの国会議事堂、ジャングルの奥にあるガラスマオ滝、そして島の北部に残る巨大な石柱群。

海を眺めながらタベングサング・パークでランチ

当日は昼前に宿を出発!

バベルダオブ島に入ってしばらく走り、海沿いにあるタベングサング・パークでお弁当を広げることにしました。屋根のあるスペースから海が見え、遊具もあるのどかな公園です。

バベルダオブ島を一日ドライブするなら、好きな場所で食べられるお弁当が欲しい。そこで前日の夜、サンドイッチ弁当を作っておきました!

昼ごはん

メインはロールパンに卵を挟んだ卵サンド。前日にスーパーで間違えて買った調理用バナナを揚げた「バナナポテト」と、ミニトマト。

バナナポテトは、時間が経っても芋のような食感が残っていて、これはこれで美味しい。

ところが食べている途中、突然雨が降ってきました!さっきまで晴れていたのに。まさに南国らしい天気!

パラオの国会議事堂

昼食を終え、次に向かったのはパラオの首都が置かれているマルキョク州です!

雨は数十分降りましたが、しばらくして止みました!
雨は数十分降りましたが、しばらくして止みました!

バベルダオブ島の丘の上に現れるのが、パラオの国会議事堂。

車を走らせていると国会議事堂のドームが見えてきました。
車を走らせていると国会議事堂のドームが見えてきました。

大きなドームと列柱を備えた堂々とした建物で、周囲には広い敷地が広がっています。南国の緑の中に突然巨大な議事堂が現れるので、車で近づいていくだけでもかなり存在感がありました。

ところが、この日は中に入ることができませんでした…!

国会議事堂の駐車場
国会議事堂の駐車場

周囲を歩いても人影がなく、「なんだか静かすぎるな」と思っていたところ、近くにいた職員らしき女性に尋ねると、この日は開いていないとのこと!なんと…!

中には入れませんが、外は自由に歩けたので散策してみました。

パラオの国会議事堂7

国会議事堂を歩いていると、柱や壁の装飾など、細かいところにも見どころがたくさんでした!

パラオの国旗が描かれた建物も。

パラオの国会議事堂2

中庭に行くと、国会議事堂の全体像が見られました!

パラオの国会議事堂8

正面に並ぶ大きな柱と、空に向かって伸びる立派なドーム。迫力あります。

パラオの国会議事堂6

よーく見るとパラオらしい模様が壁に描かれていましたよ。

鳥が描かれた壁
鳥が描かれた壁

中でもかわいかったのが、壁に描かれた鳥!

パラオの国会議事堂4

休館日で、最初は「せっかく来たのに〜!」と残念な気持ちでしたが、でもその分、誰もいない国会議事堂を独り占めできてよかった。

パラオの国会議事堂10

行ってみたら休みだった!なんて旅ではあるあるだけど、残念なことばかりじゃないですね。

フードコートで絶品フィッシュバーガーに出会う

強烈な日差しと疲労でいったん休憩することに

この日のバベルダオブ島は、とにかく日差しが強烈でした。国会議事堂の周辺を少し歩くだけでも体力が削られていきます。さらに連日のダイビングやカヤックの疲れも残っていて、いつもの感覚ではありません。

忘れ物を取りに駐車場へ戻るだけでも、「もう車まで歩きたくない……」と思ってしまうほど。

頭痛も出てきて、水分不足や暑さの影響も気になりました。近くにスーパーがあったので、予定をいったん中断し、冷房の効いた店内で休むことにしました。

スーパーのフードコート6

結果的に、この判断が大正解でした!!

スーパーの中の小さなフードコート

スーパーのフードコート2

スーパーの中には、小さなフードコートがありました。観光客向けというより、地元の人が仕事の途中に立ち寄るような雰囲気です。

スーパーのフードコート5

ここでは冷たいドリンクと、フィッシュバーガーを注文。

スーパーのフードコート3
スーパーのフードコート4

そして、このフィッシュバーガーが想像以上の美味しさ!!!

しっかり厚みのある白身魚のフライ。口に入れると身がふっくらとしていて、魚の香りが一気に広がります。重たさもなく、暑さで食欲が落ちているときでもどんどん食べられる。

これまでで一番美味しいフィッシュバーガーだったと思う。

日本でフィッシュバーガーというと、スケトウダラなどの白身魚を使ったものが定番です。スケトウダラなどの白身魚は、冷凍しても食べられるよう工夫されていて、それはそれで完成度が高いのですが、パラオでは冷凍魚を使っていない。

パラオといえば四方が水で囲まれているから、すぐ魚が獲れるから、冷凍する必要なんかなんですよね。海が魚の保管庫みたいなものですから。

だから、水揚げされたばかりの新鮮な魚を分厚くカットしてそのまま調理できる。だから冷凍魚と違ってパサパサ感が全くなくって、みずみずしくて生臭さもない。
そりゃ、日本のファストフードの枠を超えるよなって思いました!

ちなみに、ここのフードコートのフィッシュバーガーで使われていた魚は、ブタイの仲間だと思います。

パラオのスーパーの鮮魚コーナーには、ダイビング中にサンゴ礁で見かけたような、色鮮やかな魚が普通に並んでいました。その中に、ブダイの仲間もいました。

魚

青や緑が混ざった派手な見た目なので、最初は「これ、本当に食べる魚なの?」と驚きますが、ブダイの仲間には食用にされている種類も多く、パラオでは白身魚として親しまれています。

南国へ来るとつい牛肉のハンバーガーを選びがちですが、海に囲まれた場所ではフィッシュバーガーを試そうと思いました!!

パラオの伝承に登場する「Money Bird」とは?

このフードコートの店名は「The MoneyBird Cafe」。フードコートにいるときに「どうしてMoney Birdなんだろう?」と気になっていました。

スーパーのフードコート1

このイラストの鳥、ただの鳥ではありませんでした!

この鳥は「シギ」という、水辺で見かける鳥です。

長いくちばしを地面に差し込み、泥の中にいる虫などを探して食べるのですが、パラオではその姿が「宝探しをしている鳥」として語られてきました。

というのも、パラオには古くから、ビーズや天然石で作られた非常に貴重な伝統通貨があります。そして神話の中では、シギはその伝統通貨を見つけ出し、富をもたらす伝説の鳥として登場するのだそうです。

地面をつついて餌を探している何気ない仕草も、そうした背景を知ると、まるで宝物を探しているように見えてきます。

そう考えると、ローカルなフードコートに「MoneyBird」という名前が付いているのも、なんだかパラオらしく感じます。

しかも国会議事堂の壁にもこの鳥が描かれていたんです!

パラオの国会議事堂9
パラオの国会議事堂5

国会議事堂にいるときにはそんな背景があるとは知りませんでしたが、フードコートの鳥と同じ鳥だったとは!!

パラオ最大のガラスマオ滝へ!ジャングルをハイキング

体力を取り戻したところで、この日のメインともいえるガラスマオ滝へ向かいました!

滝

ガラスマオ滝は、バベルダオブ島西部のガラスマオ州にあるパラオ最大級の滝です。

車を走らせていると、途中でガラスマオ滝の看板があります。

パラオ最大のガラスマオ滝2

駐車場はあまり広くありませんが、私たちが行った時は混んでおらずスムーズに停められました!ハイキングを開始する前に入場料を支払います。

ガラスマオ滝のレセプション
ガラスマオ滝のレセプション
ガラスマオ滝のマップ
ガラスマオ滝のマップ

レセプションの方は温厚で優しかったです!

それでは早速ハイキングスタートです!

パラオ最大のガラスマオ滝15

入口から滝までは、ジャングルの中を歩いて向かいます。歩き始めると、昼間とは思えないほど虫の声が響いていました。

パラオ最大のガラスマオ滝7

その中に混じって、元気いっぱいのニワトリの声も。笑

トレイルを進んでいると、地面に古いレールが残っていました。実はガラスマオ周辺では、日本統治期にボーキサイトの採掘が行われていました。

パラオ最大のガラスマオ滝8

パラオ政府の資料によると、ガラスマオでは1938年から日本企業によるボーキサイト採掘が行われ、第二次世界大戦中まで操業が続いていました。

滝へ向かうトレイルにも、当時の鉱山鉄道に由来する線路や機関車の遺構が残っています。現在見られる観光用のモノレールとは別物で、古い線路跡はジャングルに少しずつ飲み込まれながら残されています。

レールに沿ってジャングルを歩いていると、どこか「スタンド・バイ・ミー」のような雰囲気もあります。

ハイキング中は、ジャングルの高い木々に囲まれ、太陽の日差しを浴びずに歩けます。体力温存になるので非常にありがたい。

そして、ジャングルには見慣れない植物がたくさんで面白い!!

ウツボカズラ
ウツボカズラ

袋のような形をしたウツボカズラ。以前マダガスカルでも見た食虫植物。

途中で滝に行くための分かれ道があります。案内に従って右に進みます!

パラオ最大のガラスマオ滝9

ここから少しだけ日向を歩きます。

右手に水タンクなようなものが。

パラオ最大のガラスマオ滝10

日本統治時代のものでしょうか?

パラオ最大のガラスマオ滝16

それにしても日差しを浴びると一気に体感温度が上がります。本当にパラオの日差しは強い!

ボンボンみたいな可愛い葉の木
ボンボンみたいな可愛い葉の木

日向を抜け、階段を下るとまたジャングルに戻ります。

大きな枯葉を発見!
大きな枯葉を発見!

先ほどよりも荒々しい感じがします!

パラオ最大のガラスマオ滝12

雨が降ったせいか、少しぬかるんでいましたが、滑って危ないというほどではなかったです。

途中で木道も出現。

パラオ最大のガラスマオ滝18

滝に着く少し前には橋がありましたよ!橋ってワクワクしますよね。

パラオ最大のガラスマオ滝6

高さ約30m、幅約37mのガラスマオ滝に到着

しばらく歩くと、ついに目の前に大きな滝が現れました。ガラスマオ滝です。

パラオ最大のガラスマオ滝19

落差は約30m、幅は約37mとされ、横に大きく広がった岩肌から水が一斉に流れ落ちています。

パラオ最大のガラスマオ滝21

想像していたより、ずっと大きい!

近づくにつれて水音も大きくなり、滝の周辺には細かな水しぶきが舞っています。炎天下を歩いてきた体には、この冷たい水しぶきが最高に気持ちいい。

パラオ最大のガラスマオ滝20

滝に太陽の光が当たり、ジャングルの緑と白い水の流れが一緒に見える景色も印象的でした。

炎天下の帰り道で体力が限界に

パラオ最大のガラスマオ滝22

滝を見終えたら、来た道を戻ります。行きは下りが多かったので、当然帰りは上りが多い。

パラオ最大のガラスマオ滝13

しかも時間が経つにつれて、日陰の少ない場所では日差しがまともに体へ当たるようになりました。徐々に汗の量が増え、頭痛も強くなってきます。

このあたりで、暑さによる体調不良を感じる状態になりました。無理にペースを上げるのはやめ、水分を取りながら何度も休憩して車まで戻りました。

滝そのものは本当に素晴らしかったので、次に行くならもっと元気な状態で歩きたい。

約1800年前に遡るバドルルアウ石柱群へ

車の中でしばらく体を冷やし、最後に向かったのがバベルダオブ島北部のバドルルアウ石柱群です。

バドルルアウ石柱群4

広い草地に巨大な石柱が並ぶ、パラオを代表する考古遺跡のひとつ。

夕方になって日差しが弱まっていたのが救いでした。駐車場から石柱群に向かう途中には海が見えます!

バドルルアウ石柱群1

駐車場から遺跡までは階段や坂道があり、ガラスマオ滝の直後の体にはなかなか堪えます。

パラオ最大のガラスマオ滝14

しばらく歩いていくと、緑の中に大きな石が次々と現れました。

バドルルアウ石柱群2

高さ2mを超えるものもある巨大な石柱が並び、中には人の顔のような彫刻が施された石もあります。

石柱群

パラオ政府の文化財当局によると、バドルルアウには30本を超える石柱が残り、遺跡周辺から得られた放射性炭素年代には西暦150年ごろを示すものがあります。つまり、単純計算では約1800年前まで遡る可能性のある遺跡です。

バドルルアウ石柱群5

では、これほど巨大な石柱を何のために並べたのか。

詳しいことは、今も完全には分かっていません。

一説には、パラオの伝統的な集会所「バイ」のような巨大建築を支えていた柱だった可能性が指摘されています。ユネスコ関連資料でも、大型の共同建築を支えた構造物だった可能性が示されています。一部の石は数トン規模に達するとされます。

バドルルアウ石柱群3

機械も車もない時代に、これほど大きな石をどうやって運び、どのように組み上げたのか。

静かな草原の中に並んでいるだけだからこそ、余計に想像が膨らみます。

日本・パラオの友好橋のサンセット

石柱群を見た後は、コロールの宿に戻りました。途中で日本・パラオの友好橋に立ち寄ってサンセットを楽しみました!

赤道に近いからか、日本よりも強い光で、色が濃くて、心に響く。

パラオ_ベンチの夕日_001

朝からお弁当を持って出発し、突然のスコールに遭い、国会議事堂で暑さにやられ、偶然入ったフードコートで絶品フィッシュバーガーに出会い、ジャングルを歩いて巨大な滝へ。

夜はアクアパッツァを自炊して、締めにはアクアパッツァの出し汁でパスタを!

手作りアクアパッツァ
手作りアクアパッツァ
アクアパッツァの出汁でパスタ
アクアパッツァの出汁でパスタ

これでもかというくらい具材を入れたので、出汁が濃厚でとっても美味しかったです!!

海だけではないパラオを知るには、バベルダオブ島のドライブはかなり面白い一日になりました。


▽この日の出来事について話しているポッドキャストはこちら


詳細な情報は執筆中ですのでお待ちください!
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