パラオの海をセスナで!ロックアイランドやロングビーチ、空の絶景スポット11選

パラオの海をセスナで!ロックアイランドやロングビーチ、空の絶景スポット11選

パラオ旅行記

セスナで、パラオの空へ!

「ドア、外して飛べるよ!」と言われ、なんとそのままドアなしで離陸。

風を直接浴びながら見下ろすと、
青い海の中に緑の島々がぽこぽこと浮かんでいます。

ダイビングで潜った海、
船から眺めていた島、
マンタに出会ったポイント。

それまでバラバラに見ていた景色が、空から答え合わせをするようにつながっていきました。

パラオのセスナ遊覧飛行へ!朝から快晴

この日は朝から、パラオの海を上空から眺めるセスナ遊覧飛行へ。

前日の夜からずっと気になっていたのが天気で、せっかくパラオの海を空から見るなら、どうしても晴れてほしいと思っていました。朝7時ごろ、少し緊張しながら外を見ると、空にはしっかり青空が広がっています。

よかった。これは期待できそうです!

これまでの旅では、船に乗ってロックアイランドの間を走り、ダイビングではその海の中まで潜り、前日にはカヤックで自分たちの力だけで島々の間を進んできました。

ロックアイランドでダイビング
ロックアイランドでダイビング
綺麗なラグーンをセルフカヤック
綺麗なラグーンをセルフカヤック

けれど、パラオらしいあの複雑な島の形や、海の中に広がるサンゴ礁の全体像は、やっぱり上から見てみないと分からない気がします。

今日は、それまでバラバラに見てきた景色を空から眺める日です!

前日の焼きおにぎりで朝ごはん

セスナの送迎車が来るまで残り15分ほど。まずは急いで朝ごはんを食べます。

焼きおにぎり

用意したのは、前日の夜に作った焼きおにぎり。そこへ海苔を巻いて食べてみると、これが想像以上に美味しく、醤油の香ばしさに海苔の風味が加わったことで一気に完成度が上がりました。

旅先で作った焼きおにぎりなのに、食べた瞬間に思い出したのは、子どものころによく食べていた冷凍の焼きおにぎりです。

ニチレイの小さなサイズがたくさん入っているタイプで、表面のカリカリした部分が多いのが好きだったなあと話していると、なんと同じ商品が好きだったことまで判明。

まさかパラオの朝7時に、昔食べていた冷凍焼きおにぎりの話で盛り上がるとは思いませんでした。

送迎車で飛行場へ向かう

ほどなくして宿の前に送迎車が到着しました。

送迎車

迎えに来てくれたスタッフがとにかく陽気で、車に乗るなり地図を広げ、「今日はここを飛ぶよ」と飛行ルートを楽しそうに説明してくれます。

ポイント説明

地図を見ると、見どころは10か所以上。

ブルーコーナーの周辺やジェリーフィッシュレイクのあるエリア、さらに南のペリリュー島方面まで飛んでいくようで、すでに旅の中で訪れた場所の名前が次々と出てきます。

ポイント

予約したときには各コースの違いをそこまで細かく理解しておらず、「どうせ乗るなら長いほうがいいだろう」とCコースを選んでいたのですが、ルートを聞いているうちに、これはかなり良い選択だったのではないかと思えてきました。

ドアなしのセスナでパラオ上空へ

飛行場に到着すると、まずは注意事項などの説明を受け、そのあとパイロットと一緒にセスナへ向かいます。

セスナの受付

担当してくれたパイロットの方はとても親切で、単に飛行機を操縦するというより、「せっかく来たんだから楽しんでいってほしい!」という気持ちが伝わってくるような方でした。

セスナ外観

そして搭乗前、さらっと言われたのが、「ドア、外して飛べますよ」という一言。
そんな選択肢があるのか!

せっかくならと、迷わずドアなしで飛んでもらうことにしました。

窓ガラスなしで見るパラオの海

セスナに乗り込み、エンジン音が大きくなり、機体が滑走路を走り始めます。

コックピッド

そのままふわっと機体が浮き上がると、さっきまで目線の高さにあった街や木々が一気に小さくなり、その向こうから青い海が広がってきました。

しかも今回は横にドアがありません。
当然、風はそのまま機内に吹き込んできます。

窓越しじゃない景色

少し身体を横に向ければ、視界を遮る窓ガラスもなく、そのまま海を見下ろせる。写真を撮るときもガラスの反射を気にする必要がなく、肉眼で見えている景色とカメラに映る景色の差がほとんどありません。

これは想像していた以上によかった!

これまでにも海外でセスナに乗ったり、上空から大地を眺めたりした経験はありましたが、今回は海の上と飛ぶ!!海の上のセスナは初めてです。

森森しい

しかもパラオの海。

風を直接浴びながら、その海の上を低い高度で飛んでいく感覚は、それまでの遊覧飛行とはまったく違いました。

海の色とサンゴ礁がつくる絶景

綺麗な海

上空から見てまず驚いたのは、海の色の多さです。深い青の場所もあれば、突然ターコイズブルーになり、その隣には淡い水色や白に近い浅瀬が広がっています。

ナチュラルアーチ海水の浸食によって ぽっかりと穴が開いた天然の造形美
ナチュラルアーチ
海水の浸食によって ぽっかりと穴が開いた天然の造形美
ボートからもナチュラルアーチを見ましたが、かなり大きいです!
ボートからもナチュラルアーチを見ましたが、かなり大きいです!

ただ青い海が続いているのではなく、水深や海底の地形、サンゴ礁によって色が細かく変化していて、それが大きな模様のように眼下へ広がっていました。

巨大な珊瑚礁
巨大な珊瑚礁

ダイビングで海の中に潜っているときは、目の前のサンゴや魚、岩の形に意識が向きます。けれど空から見下ろすと、自分たちが潜っていた場所そのものが、巨大なサンゴ礁の一部だったことが分かります。

そこへ、緑に覆われた小さな島々が次々と現れます。

ナウシカに出てくる王蟲みたいな無人島
ナウシカに出てくる王蟲みたいな無人島

海の中からぽこっと盛り上がったような島、根元が削られてキノコのような形に見える島、その周囲を淡いブルーの浅瀬が縁取っている島。

いろんな色がある

船で島のすぐ横を通ったときにも不思議な形だと思っていましたが、空から見ると、その独特さがさらによく分かります。

セスナから見る絶景スポット①ロングビーチ

ロングビーチ

まずセスナからの絶景ポイントとして紹介したいのが、パラオの人気スポット、ロングビーチ。

ロングビーチ2

潮が引いたときに海の中から白い砂州が現れる場所で、その見え方は潮位や天候によって変わります。
まさに海の中に突然現れる白い砂浜!

セスナから見る絶景スポット②ミルキーウェイ

ミルキーウェイ

続いては、白い泥を全身に塗る「泥パック」で知られるミルキーウェイ。

海から訪れると、美しいターコイズブルーのラグーンですが、空から見ると、その色が周囲の海と明らかに違うことに気づきます。

濃い緑の島々に囲まれた内側だけが、まるで絵の具を溶かしたような淡いブルー。ミルキーウェイの海底には白っぽい泥が堆積していて、観光ではその泥を身体に塗って楽しむのが定番になっています。

セスナから見る絶景スポット③カープ島

カープ島

上空から見ると星のようにも見える独特な形のカープ島です。

この「カープ」という名前は、広島東洋カープが由来。島のリゾート開発を手がけた創業者・岸川好廣さんが熱烈な広島カープファンだったことから、その名が付けられたといわれています。

島内にはカープのフラッグやユニフォーム、グッズなどが飾られ、南国のリゾートでありながら、どこか広島カープの“聖地”のような雰囲気もあるそうです。

セスナから見る絶景スポット④セブンティ・アイランド

セブンティ・アイランド1

そして、今回の遊覧飛行で特に楽しみにしていたのがセブンティ・アイランド。

「パラオといえばこれ!」という景色で、緑のマッシュルームみたいな島々が、青い海の上にポコポコと浮かんでいるんです。

セブンティ・アイランド5

セブンティ・アイランドは正式にはNgerukewid Islands National Wildlife Preserveと呼ばれる自然保護区で、パラオの世界遺産「ロックアイランド群と南ラグーン」の一部でもあります。IUCNの資料でも「Seventy Islands」として知られるパラオ最初期の保護地域とされています。

セブンティ・アイランド3

ちなみに「セブンティ」と呼ばれているからといって、島がきっちり70個あるという意味ではありません。駐日パラオ共和国大使館は、大小約40の島から構成されると紹介しています。

セブンティ・アイランド4

船でロックアイランドの中を走っていると、一つひとつの島は見えても、全体がどんなふうに並んでいるのかまでは分かりません。でも空からなら、そのすべてが一枚の景色になります!!

セスナから見る絶景スポット⑤ブルーホール

ここからはダイビングで潜ったポイントも紹介します!

まずは、パラオを代表するダイビングスポットのひとつ、ブルーホール。

セスナから見るダイビングスポット「ブルーホール」
セスナから見るダイビングスポット「ブルーホール」

ブルーホールは、サンゴ礁の上部に開いた穴から内部へ潜っていく地形が特徴で、水中では光が差し込む幻想的な景色を楽しめる場所として知られています。

ダイビングで潜ったブルーホール
ダイビングで潜ったブルーホール

実際に海の中から見ると、「大きな穴の中に潜っていく」という感覚でしたが、セスナから見下ろすと、その穴がサンゴ礁の中にぽっかり開いているのが分かります!

ブルーホール上空

「あの海の中に潜っていたんだ!」

水中では大きく感じていた地形も、上空から見ると広大なサンゴ礁の一部。そのスケール感の違いが面白く、海の中で見た景色を空から答え合わせしているような感覚になりました。

ダイビングで見たブルーホールと、セスナから見たブルーホール。同じ場所なのに、視点が変わるだけでまったく別の景色に見えたのが印象的でした。

ブルーホールをダイビングで潜った時の様子はこちら。

セスナから見る絶景スポット⑥ジャーマンチャネル

ジャーマンチャンネル

サンゴ礁の中を一直線に切り抜いたようなジャーマンチャネル。上空から見ると、本当に一本の細い水路がサンゴ礁を貫いていて、周囲の自然な模様とは明らかに違います。

ジャーマンチャネルは自然にできた水路ではなく、パラオがドイツの統治下にあった20世紀初頭、アンガウル島で採掘されたリン鉱石などを運ぶ航路を短縮するため、サンゴ礁を切り開いて造られた人工水路です。

ジャーマンチャンネル

現在ではマンタに出会える場所としても有名で、チャネル周辺にはマンタのクリーニングステーションがあり、ダイバーにも人気のスポットになっています。

ジャーマンチャンネルで出会ったマンタ
ジャーマンチャンネルで出会ったマンタ

水中ではマンタを見るための場所として意識していましたが、空から見ると「ここ、こんなに真っ直ぐだったんだ」と驚きました!

歴史を知ったうえでこの一本の線を見ると、人が造った水路であることがよりはっきり実感できました。

ジャーマンチャンネルをダイビングで潜った時の様子はこちら。

セスナから見る絶景スポット⑦ジェリーフィッシュレイク

ジェリーフィッシュレイク

クラゲと一緒に泳げる場所として有名なジェリーフィッシュレイク!!

上空からだとクラゲがいる様子は全くわからないですが、湖の中にはこんなに綺麗な黄金のクラゲがふよふよ泳いでいます。

パラオ_ジェリーフィッシュ_001

ゴールデンジェリーフィッシュと呼ばれるクラゲで、毒がごくわずかしかないため、シュノーケリングでクラゲと一緒に泳ぐことができます。クラゲとこんなに近くで泳げるなんて…とっても幻想的で楽しかったです!

クラゲと泳ぐ002

地上から訪れると「クラゲのいる湖」という印象が強い場所ですが、上空から見ると、そもそもこんな小さな島の内部に湖があること自体が不思議です。

ジェリーフィッシュを実際にシュノーケリングした時の様子はこちら。

セスナから見る絶景スポット⑧イルカ研究施設 Dolphins Pacific

イルカ研究所

かつてイルカとの触れ合いや研究・教育活動を行っていたDolphins Pacificの施設です。

上空から見ると、森と海の境目に施設がすっぽり収まっていて、桟橋によって区切られた海のスペースまでくっきり見えます。

そしてよく目を凝らしていると、イルカが見えました!

イルカ研究所2

ちなみに飛行中は、ポイントの上空に着く前にパイロットの方が、ポイントの紹介をしてくれましたよ!

セスナから見る絶景スポット⑨日本・パラオ友好の橋

日本とパラオの友好橋2

コロール島とバベルダオブ島を結ぶKBブリッジ、正式には日本・パラオ友好の橋です。

現在の橋は、1996年に旧KB橋が崩落したあと、パラオ政府からの要請を受けて日本が無償資金協力を行い、2002年に完成しました。橋の長さは約413mで、人や物資の移動だけでなく、パラオの重要な交通インフラとして利用されています。

コロール側とバベルダオブ側を繋ぐ橋
コロール側とバベルダオブ側を繋ぐ橋

地上では何度も車で渡った橋ですが、空から見ると、その存在感がまるで違います。

セスナから見る絶景スポット⑩コロール市街上空

コロール市街1

パラオ最大の都市、コロールです。

海と森ばかりだった景色の中に、道路や住宅、ホテル、港などがぎゅっと集まっていて、「ここだけ急に街になった!」という印象。

コロール市街3

実際に歩いているとそれなりの広さを感じるコロールですが、空から見ると、その市街地が島の限られた土地にコンパクトにまとまっていることがよく分かります。

コロール市街2

しかも、少し視線をずらせばすぐ隣には青い海と緑の島々。街と大自然が驚くほど近いことも、上空から見ると実感できました。

滞在していた宿も案内してくれました!

コロール市街4

毎日歩いたり車で通ったりしている場所を、「あそこだ!」と空から探すのも意外と楽しい。

セスナから見る絶景スポット⑪ペリリュー島

ペリリュー島2

ペリリュー島の上空も飛びました。

ロックアイランドに浮かぶ小さな島々とは違い、眼下にはまとまった大きさの陸地が広がります。

ペリリュー島3

そして何より印象的だったのが、その緑の深さ。

現在のペリリュー島を上空から見ると、島の大部分が濃い緑に覆われ、場所によってはジャングルのように見えます。

けれど、この島では1944年、第二次世界大戦中に日米両軍による激しいペリリューの戦いが行われました。今これほど緑に覆われている島が、約80年前には激しい戦場だった。

最初に米軍に狙われたとされるペリリュー島の滑走路
最初に米軍に狙われたとされるペリリュー島の滑走路

そう考えながら見下ろすと、先ほどまで眺めていた美しいロックアイランドとは少し違う気持ちになります。

飛行中には、地上に大きく「USA」と見える文字などもあります。ペリリュー島を歩いている時には見えにくかったものが、上空からだとよくわかります。

ペリリュー島4

他にも墓地や、自分たちが実際に訪れた場所を細かく紹介してくれました。

ペリリュー島にある墓地
ペリリュー島にある墓地

担当してくれたパイロットの方が本当によくしてくれて、感謝しかないです。彼は空から見る景色が好きで仕方ないんだろうな。そんな想いが伝わってくる素晴らしい飛行時間でした!

ドアのないセスナから風を浴びながら見たたパラオは、「絶景だった」という言葉だけでは足りないくらい、これまでの旅そのものをもう一度見せてもらっているような景色でした。


この日の出来事について話しているポッドキャストはこちら


詳細な情報は執筆中ですのでお待ちください!
旅の情報など、ご質問のある方は[お便りフォーム]よりご連絡ください!

前の記事へ
海図を頼りにカヤック大冒険!無人島でのり弁を食べる
2026.09.14
パラオ旅行記
海図を頼りにカヤック大冒険!無人島でのり弁を食べる
次の記事へ
成田空港から直行便でパラオへ!入国審査とレンタカー受け取りまで
2026.07.28
パラオ旅行記
成田空港から直行便でパラオへ!入国審査とレンタカー受け取りまで
こちらの記事も人気です