早朝5時からパラオの海へ!マンタとバラクーダに出会う大当たりの1日

早朝5時からパラオの海へ!マンタとバラクーダに出会う大当たりの1日

パラオ旅行記

まだ太陽も昇りきらない朝5時、ほかのボートが一隻もいないパラオの海へ出発!

マンタが次々と現れ、巨大なバラクーダの群れにも遭遇。
最後は、海中に隠された鍾乳洞へ。

幸運が重なる、最高のダイビングでした!

プライベートボートだからこそ楽しめた、朝から驚きっぱなしの様子をお届けします。

早朝5時、プライベートボートで出発

パラオでのダイビング2日目。

初日にも3本潜りましたが、この日も3本のダイビングへ。さらに移動中には何度かシュノーケリングも楽しみ、水中で過ごした時間は合計で3時間半ほどになりました。

なかなか活動的な1日です!!

しかも、今回はプライベートボート。

好きなダイビングポイントを相談しながら決められるだけでなく、出発する時間までかなり自由です。

そこで、この日は朝5時から海へ出ることになりました。
外はまだ薄暗いまま。

早朝の海

太陽が昇りきっていないパラオの海を、ボートでどんどん進んでいきます。

早朝の海上は少し肌寒かったものの、周囲を見渡してもほかのダイビングボートがほとんど見当たりません。

昼間なら多くのボートが行き交うパラオの海が、この時間だけは静まり返っています。

一隻もボートがいない海

広い海を独占しているような感覚が、なんとも気持ちいい!!

眠い目をこすりながら朝5時に出発した甲斐がありました。

この日の1本目は、前回も潜ったジャーマンチャネル。

朝6時半ごろ、まだ静かな海へ潜っていきました。

ところが、このあと水中で待っていたのは、想像以上の光景でした。

【1本目】ジャーマンチャネルでマンタが次々と登場!

パラオの海

1本目のダイブは朝6時半ごろでした。

1本目のポイントはジャーマンチャネル!
マンタにたくさん会えました。

初日のダイビングでもマンタを見ることができましたが、この日は明らかに数が多い。

特に驚いたのが、少し小さめのマンタがかなり近くまでやってきたときでした!

マンタと急接近

距離は感覚的には2メートルもなかったでしょうか。
この子マンタは特に懐っこい子だったんだろうな。

そのあとも別のマンタに遭遇!

マンタ

大きなヒレをゆっくり動かしながら近づいてきたかと思うと、目の前でくるっと向きを変え、そのまま頭上へ。

見上げると、真っ白なお腹が視界いっぱいに広がります。

パラオ_マンタ上空_002

大きい……!!

水族館のガラス越しではなく、自分自身も同じ海の中に浮かびながら見ているので、マンタの大きさがより強烈に伝わってきます。

マンタは胸ビレを大きく広げた姿から、日本語では「1枚、2枚」と数えられるのが一般的です。

名前の「manta」も、スペイン語で毛布やブランケットを意味する言葉に由来するとされています。

たしかに下から見上げてみると、大きな布が海の中をふわりと舞っているようにも見えました。

パラオ_マンタ上空_001

ちなみにマンタには複数の種類があり、最大級のオニイトマキエイでは横幅が8メートルを超える例も知られています。今回出会った個体の大きさを正確に測ったわけではありませんが、間近で見るとその迫力は十分すぎるほどでした。

海底付近から水面を見上げると、さらに別のマンタがゆっくり泳いでいます。

パラオ_マンタ上空_003

大きな口を開き、水中のプランクトンなどを取り込みながら進む姿も見ることができました。マンタは頭の前方にある頭鰭を使って水や餌を口へ導き、プランクトンなどを濾し取って食べます。

約50分間のダイビングでしたが、感覚的にはその半分近くをマンタを眺めながら過ごしていたほど。

もちろんマンタだけではなく、周囲には魚の群れもたくさんいます。

魚の群れ

朝一番から、すでに大当たりでした!

マンタの名所として知られるジャーマンチャネルですが、実は自然にできた水路ではありません。

パラオがドイツの統治下にあった20世紀初頭、南部のアンガウル島で採掘されたリン鉱石などを運ぶ航路を短縮するため、バリアリーフを掘削して造られた人工水路です。資料によって細かな年代表記には違いがありますが、1900年代初頭に造られたものとされています。

German Channel。

その名の通り、「ドイツ人が造った水路」という歴史を残す場所です。

現在では潮の流れによってプランクトンが運ばれ、マンタが集まるパラオ屈指のダイビングポイントになっています。

周辺にはマンタが小魚に体表を掃除してもらうクリーニングステーションもあり、マンタを観察できるポイントとして世界中のダイバーに知られるようになりました。

人の手によって造られた水路が、100年以上を経た現在ではマンタをはじめとする多くの海洋生物が行き交う場所になっている。

ジャーマンチャンネル

さらに人工的に開かれた水路なので、上空から見るとサンゴ礁の間を一本の青い道が突き抜けているように見えるのも特徴的。

早朝は陸も海も生き物に会いやすいものですね!
早朝ダイビング、最強かも。

【朝休憩】ボートの上で食べるおにぎり

そして1本目を終えたあとは、ボートの上で朝ごはん!

用意してくれたのは、おにぎりでした。
具材はおかかやシーチキン、昆布など用意してくれていました!

朝ごはん

マンタをたっぷり見たあとに、船の上で食べるおにぎり、これがものすごくおいしい!!
残りのダイビングに備えてたくさん食べて体力を蓄えます。

【2本目】ブルーコーナーでバラクーダの大群に囲まれる

ボート

2本目のポイントはブルーコーナー。
ブルーコーナーも初日に潜っていましたが、それでも再び潜ることにしたのは、潮の流れが前回とは違っていたから。

海は同じ場所でも、潮の向きや強さが変わるだけで見える景色がまったく違います。

実際に潜ってみると、その言葉どおりでした!!

潮の流れが強い場所では、リーフフックを岩場などに固定し、水中で体をふわっと浮かせながら魚を観察します。

目の前を泳いでいたのは、たくさんのサメ。
そしてその先では、さらにものすごい光景が待っていました。

バラクーダの群れ

バラクーダと光の海

しかも1匹1匹が大きい。

正確な大きさや数を測ったわけではありませんが、目の前には大型のバラクーダが何百匹という規模で集まり、大きな群れをつくっていました。

魚の群れというより、銀色の巨大な壁。

バラクーダ

上から差し込む太陽の光が水中でカーテンのように伸び、その光を受けてバラクーダの体がキラッ、キラッと輝きます。

ただ大群がいるだけでも十分すごいのに、光まで加わって幻想的な景色になっていました。

潮に流されながら泳いでいると、その群れとの距離がどんどん縮まっていきます。
気づけば前にも、右にも、左にもバラクーダ。

パラオ_バラクーダの群れ_003

大きな魚の渦の中へ入り込んでしまったような感覚です。

以前、オーストラリアのグレートバリアリーフでもバラクーダの群れを見たことがありましたが、このときの迫力はまた別物でした。

こんな景色が見られるとは……。

1本目のマンタに続き、2本目も大当たりです!!

【珍しい自然現象】太陽を囲むハロと、再び現れたマンタ

ところが、この日の幸運はまだ終わりません。

2本目を終えて次のポイントへ移動している途中、ふと空を見上げると、太陽の周りを大きな光の輪が囲んでいました。

ハロ

虹のようにも見える、不思議な円。

これは「ハロ」や「日暈」と呼ばれる大気光学現象です。

上空にある薄い雲に含まれる氷晶によって太陽光が屈折することで、太陽の周囲に光の輪が現れます。南国のパラオでも、現象が起きるのは気温の低い上空なので不思議なことではありません。

「南国なのに、空には氷の粒があるのか!」

そう考えると、それだけでも面白い。
この日は海ばかり見ていたはずなのに、空まで見どころだらけでした。

さらに、その直後。

近くにマンタがいるということで、予定になかったシュノーケリングへ!

急いで海へ飛び込みました。

1回目はマンタの泳ぐスピードについていけず、あっという間に遠くへ。
ところが再び姿が見えたため、もう一度海へ入ります。

マンタが2枚

すぐ下をマンタが泳いでいきました。

朝のジャーマンチャネルですでに何枚も見ているのに、またマンタです。
マンタを追いながら自由に泳ぐ時間が、とにかく楽しい!!

予定を細かく決めすぎず、「いるなら入ってみよう!」と動けるのも、プライベートボートならではの楽しみ方でした。

マンタ、バラクーダ、ハロ、そしてまたマンタ。

ここまででも十分すぎるほど濃い1日ですが、最後の3本目には、それまでとはまったく違うパラオの海が待っていました。

【3本目】シャンデリアケーブへ!海中に隠された鍾乳洞

3本目に向かったのは、シャンデリアケーブ。

パラオのコロール周辺にある、鍾乳石や石筍が見られる海中洞窟です。洞窟内部には複数の空気だまりがあり、水中から浮上して鍾乳洞の景観を見ることができます。

それまでマンタやバラクーダを追いかけていた海とは、雰囲気が一変しました。

真っ暗な海中洞窟の先に広がる世界

海中から洞窟の入口へ入り、そのまま奥へ進んでいきます。

入口付近では外からの光が届いていますが、少し進むと周囲は一気に暗くなりました。
昼間なのに、感覚としてはナイトダイビング。

パラオ_シャンデリアケイブ_005

水中ライトがなければ、ほとんど何も見えません。
ライトで進行方向を照らしながら、ゆっくり奥へ。

暗闇の中では、お互いの位置を確認するためにもライトが重要になります。

そして空気だまりのある場所で頭上を確認しながら、ゆっくり浮上。

パラオ_シャンデリアケイブ_003

水面から顔を出した瞬間、目の前の景色が変わりました。

さっきまで海の中にいたはずなのに、頭上からは巨大な鍾乳石が垂れ下がっています。

パラオ_シャンデリアケイブ_001

海中に隠された鍾乳洞……!!

陸上の鍾乳洞はいくつも見てきましたが、海の中から泳いで入る鍾乳洞はまったくの別世界でした。

シャンデリアケーブという名前も、洞窟内に垂れ下がる鍾乳石などがシャンデリアのように見えることに由来します。

鍾乳洞
ゾウさんの形
ゾウさんの形

ダイビングというと、サンゴ礁や魚、マンタ、サメなどの海洋生物に目が向きがちです。

でも、海中から洞窟へ入り、その先にある鍾乳洞を見るという楽しみ方もある。

「こんなダイビングもあるのか!」

またひとつ、海の面白さを知ることができました。

【お昼ごはん】カレーライス

3本のダイビングを終え、ダイビングショップに帰ってきました!

ダイビング終了

ダイビングスーツを干したり、軽くシャワーを浴びたらお昼ご飯。
興奮していたからか、お腹がぺこぺこでした。

お昼ご飯はカレーライス!!

カレーライス

たくさん動いた体にカレーが染みる!うまい〜〜!

無人島

朝5時、まだ薄暗いパラオの海へ出たところから始まったこの日。

ジャーマンチャネルでは何枚ものマンタと泳ぎ、ブルーコーナーでは巨大なバラクーダの群れに囲まれ、移動中には太陽を囲むハロを発見。

さらにシュノーケリングでもマンタに出会い、最後はシャンデリアケーブの鍾乳洞へ。

どれかひとつでも十分思い出に残るのに、それが1日の中で次々と起こりました。

早朝から海へ出られたことも、気になる場所へ自由に動けたことも含めて、プライベートボートならではのダイビングを存分に楽しめた1日。

パラオの海はすごい。

そう何度も思っていたはずなのに、この日はさらにその上を見せてもらったような気がします。
最高のダイビングになりました!!

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詳細な情報は執筆中ですのでお待ちください!
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