暗い海中洞窟に差し込む青い光、潮に乗って魚を眺める激流ポイント、そしてダイビング後に食べる巨大ハンバーガー。朝から夜まで、パラオならではの景色と体験が次々と待っていました!
パラオで半年ぶりのダイビングへ!
パラオに到着したのは、前日の夜10時ごろ。
空港から宿へ移動し、そのまま眠れればよかったのですが、翌朝にはダイビングが待っています。夜遅くまでダイビング機材を準備し、水中カメラのメンテナンスやセッティングを済ませてから、ようやく初日の朝を迎えました。

今回のパラオ旅行では、到着翌日からいきなり3本のダイビングに挑戦します。
初めて見るパラオの海が綺麗すぎる
朝8時半に宿泊場所までお迎えが来てくれて、車でダイビングショップまで向かいました。

ダイビングショップで担当のダイブマスターと合流し、ウェットスーツやフィン、タンクなどの機材を準備します。

器材の使い方や潜るポイントについてのブリーフィングはとても丁寧で、とても安心しました!以前沖縄でひどい目に遭ったことがあったので…

準備が整ったらいよいよ出発です!
ボートが港を離れると、半年ぶりに海へ潜る実感が急に湧いてきます。
もうすぐ本当に潜るのか。
宿にいたときには感じなかった緊張が、少しずつ大きくなっていきました。
しかし、その緊張を忘れさせてくれたのが、パラオの海でした。

途中で浅瀬の近くにボートを止めると、白い砂浜が水の中までくっきりと見えています。太陽を反射した水面はキラキラと輝き、ボートの上からでも驚くほど透明でした。
パラオの海は本当にきれいだ。
潜る前から興奮が抑えられなくなり、先ほどまでの不安が少しだけ小さくなっていきました。
【1本目】ジャーマンチャンネルでマンタと遭遇
初日の1本目は、マンタとの遭遇で知られるジャーマンチャンネルです。

久しぶりのダイビングということで、初回はロープ潜降で海底まで降りました!
初回はメンタルが大切ですから、無理せず行くのが大切。

しばらく海中を進むと、別のダイバーグループの周辺にマンタが現れました。
ようやく会えたマンタに喜んだものの、そのグループはマンタを勢いよく追いかけ、フィンで海底の砂を巻き上げていました。周囲の水が白く濁るほどで、マンタとの距離もかなり縮めているように見えました…。
ダイビングでは、生き物の方から近づいてきた場合を除き、必要以上に追いかけたり刺激したりしないことが基本です。
せっかくマンタに出会えたのに、喜びよりも心配が先に立ってしまいました。
後から現地のガイドに話を聞くと、海外から訪れる一部のダイバーや事業者との間で、海中でのマナーや意思疎通が問題になることもあるそうです。
もちろん、出身国だけでダイバーのマナーを判断することはできません。今回目にしたのも、あくまで一つのグループの行動です。それでも、野生動物との距離を守り、周囲のダイバーや環境に配慮することの大切さを、あらためて考えさせられる出来事でした。
気持ちを切り替えて観察していると、ダイブマスターがマンタの進む方向を予測し、岩陰で待つように合図を出しました。
この場所で待っていれば、目の前を通るかもしれない。
岩陰に身を寄せ、マンタが現れるのを静かに待ちます。しばらくすると・・・
マンタが正面から現れた!!!

しかも横を通り過ぎるのではありません。
こちらへ向かって、正面から近づいてきます!!!
視界いっぱいに広がる大きな体。
翼のような胸びれをゆっくりと動かしながら、音を立てずに海中を進んでいきます。

マンタはこちらの存在に気づいているはずなのに、慌てて逃げる様子はありません。一定の距離を保ちながら、驚くほどゆっくりと目の前を泳いでいきました。
これほど近くでマンタを見られたのは初めてです。
つい先ほどまで感じていた複雑な気持ちは、いつの間にか消えていました。
まだ1本目なのに、パラオの海はすごい。
今回の潜水時間は51分12秒、最大深度は18メートル。水温は29度でした。
海に入った直後は久しぶりのダイビングに戸惑い、トラブルもありました。それでも少しずつ呼吸や浮力の感覚を取り戻し、無事に潜り続けることができました!
トラブルについては下記で赤裸々に書きました。
【昼休憩】ボートの上で食べる日本食のお弁当
1本目を終えると、ボートの上で昼休憩を取りました!
用意していただいたのは、まさかの日本食のお弁当です。

白米、ハンバーグ、レンコン、ソーセージなどがきれいに並んでいました。
海外のダイビングツアーで、ここまで日本らしいお弁当が出てくるとは思っていませんでした。
朝食をほとんど食べずに出発していたため、温かみのある味がありがたく感じられます。
ただし、久しぶりのダイビングによる緊張と疲れのためか、思ったほど食欲が出ません。午後にはさらに2本のダイビングが残っているため、食べられる範囲でエネルギーを補給しました。
【2本目】ブルーホールの海中洞窟を冒険

2本目は、パラオを代表する地形ポイントの一つ、ブルーホールへ向かいました。
ブルーホールでは、海中に開いた大きな穴から洞窟状の空間へ潜っていきます。
上空から見ると、4つの穴が見えますよね?
この下を潜りました。

自然が作り出した穴です。潜るととんでもない絶景が待っていました!

水深27メートルまで下りると、浅瀬とは海の雰囲気が大きく変わりました。
太陽の光が届きにくいため、周囲は薄暗く、場所によっては水中ライトが必要になります。水深が深くなるほど空気の消費も早くなるため、残圧を確認しながら慎重に進みました。

洞窟の中で上を見上げると、頭上の穴から太陽の光が差し込んでいます。

暗い空間を貫く青い光は、まるで海中に設置された巨大なスポットライトのようでした。
周囲は深いブルーに包まれ、その中を光の筋が静かに伸びています。

自然にできた地形と太陽の光だけで、これほど幻想的な景色が生まれることに驚きました。
洞窟の出口に近づくと、暗かった視界の先に明るい青色が広がっていきます。

そして洞窟を抜けた瞬間、目の前が一気に明るくなりました。

暗い世界から、光に満ちた青い海へ。
海の中にある絶景を、自分の体で歩いているような不思議な感覚でした!!!
潜水時間は45分37秒、最大深度は27メートル。水温は1本目と同じ29度でした。
【3本目】激流のブルーコーナー
3本目は、世界的に知られるパラオの人気ダイビングポイント、ブルーコーナーです。
ブルーコーナーは、岬に潮がぶつかることで強い流れが発生しやすいポイントです。その潮流によって多くの魚が集まり、サメやナポレオンフィッシュなどの大型生物に出会える可能性も高まります。
実際に潜ってみると、聞いていた以上に潮の力を感じました。
ポイントに到着すると、岩場にカレントフックを掛け、ロープにつながれた状態で潮流に身を任せます!!
こんな方法があるとは。世界でも珍しいそうです。

まるで強風の中で揚げられた凧になったように、体全体が後方へ引っ張られます。
潮が全身に勢いよく当たり続けるため、もしフックが岩から外れたら、一瞬で流されてしまいそうです。
でもカレントフックで体を固定してあるので、潮に逆らって泳ぐ必要はありません。想像していたよりも体力を使わず、目の前を泳ぐ魚を眺めたり、水中写真を撮ったりすることに集中できました。
しばらく待っていると、大きなナポレオンフィッシュも姿を現しました!さらに、ナポレオンフィッシュとサメが接近し、同じ視界に収まる瞬間もあります。

強い潮に吹かれながら、魚たちが次々と目の前を横切っていく。ブルーコーナーならではの迫力を感じるダイビングになりました。

潜水時間は48分47秒、最大深度は16メートル。水温は29度でした。
初日の3ダイブで潜水時間は合計145分。
同じパラオの海でありながら、3つのポイントは地形も潜り方も、出会える景色もまったく異なっていました!初日だけでこれほど変化に富んだダイビングができるとは思っていませんでした。
半年ぶりという不安は残っていたものの、それ以上にパラオの海の楽しさが勝った一日でした。
ダイビング後に立ち寄ったパラオの小さな売店
3本のダイビングを終えて宿へ戻り、シャワーを浴びた後は、近所の売店へ向かいました。
水や軽食など、滞在中に必要なものを買っておくためです。
宿から歩いて行ける距離にある、コンビニのような小さなお店でした。入口では犬がのんびりと出迎えてくれます。
店内を見て回ると、プリングルズやカップヌードル、辛ラーメンなど、見慣れた商品が並んでいました。

さらに驚いたのが、キッコーマンのしょうゆやゴールデンカレーまで置かれていたことです。スパムなど、パラオを含む太平洋の島々でよく食べられている食品もありました。

こぢんまりとしたお店でしたが、想像していた以上に日本の商品が充実しています。

この日は水とプリングルズだけを購入しましたが、日本食が恋しくなったときにも頼りになりそうな売店でした。
夜ごはんは巨大ハンバーガーをテイクアウト
売店を出た後は、夕食を買いに行きました。
この日選んだのは、旅行前から気になっていた人気のキッチンカーです。
注文したハンバーガーを宿へ持ち帰り、アルミホイルの包みを開けると、ずっしりとした重さが手に伝わってきました。

一口かじると、厚みのある肉からスパイシーな風味が広がりました。
空腹だったことを差し引いても、かなりおいしいハンバーガーです。
口コミの評価が高かったことにも納得しました。

サイズは一般的なファストフードのハンバーガーよりもかなり大きく、両手で持ってもずっしりと重さを感じます。
ハンバーガー2個とポテト2個で、支払額は日本円に換算して約6000円。
円安の影響もあり、気軽に食べられる価格ではない…。
それでも、朝食をほとんど食べず、昼のお弁当も十分に食べられていなかった体には、このボリュームが必要でした。

ポテトもおいしく、ナチョスソースとチーズがたっぷりとかかっています。
ダイビング後の疲れた体に、肉とチーズと炭水化物が染み渡るようでした!!
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