パラオのスーパーに行ってみた!卵が1000円?輸入大国のリアルな食料事情

パラオのスーパーに行ってみた!卵が1000円?輸入大国のリアルな食料事情

パラオ旅行記

パラオではダイビングのある日は昼過ぎに宿へ戻り、シャワーを浴びたあと、スーパーへ買い物に行ったり近所をドライブしたりして過ごしていました。宿の近くにある小さな売店には何度か行っていたものの、ちゃんとした大きさのスーパーへ行くのはこの日が初めて。

海外のスーパーは、その国の暮らしが見えて面白い場所です。

どんな野菜が並んでいるのか?
日本の商品はあるのか?
物価はどれくらいなのか?

楽しみに店内を歩いてみると、予想以上に驚くことがたくさんありました!

パラオのスーパーへ!意外と高い現地の食料品

コロールで一番大きいとされるスーパーへ!
無料駐車場もありました。

スーパーの入り口

スーパーに入店すると、鮮魚がボンッと置かれていました。島国らしい光景。
店内はさほど大きくない印象です。

スーパーに行っての第一印象は「高いな……!」ということ。
ただ、何でもかんでも日本より高いわけではありませんでした。

保存しやすい食品は日本の1〜1.5倍ほど

ツナ缶

たとえばツナの水煮。日本では安いもので150〜200円ほどの感覚ですが、パラオでは約230円でした。

さらに、くまモンが描かれた日本のふりかけも発見!

ふりかけ

日本なら150円前後で見かける商品が、パラオでは約220円。

鮭フレークや塩こしょうなども含めて、常温で長期間保存しやすい食品については、日本とほぼ変わらないものから、1.5倍程度で買えるものもありました。

塩コショウ

遠く離れたパラオのスーパーに日本の海苔や調味料、ふりかけまで普通に並んでいるのも面白いところです。

醤油

ところが、生鮮食品コーナーへ行くと事情が変わります。

生鮮食品は品揃えが悪く、高い!

まず驚いたのが、えのき。

えのき

日本なら100〜150円ほどで買えることも多いですが、このスーパーでは400円近くしました。約3倍!!

しかも値段だけではありません。
高いのに、少ししなっとしている……。輸入されてから店頭へ並ぶまでに時間がかかったのかな、と想像してしまいます。

生鮮食品

マッシュルームも大きめのパックで約1,000円。海外を旅していると、マッシュルームは大容量で安く買える国も多いので、これは意外でした。

さらにスーパーを歩いていて印象的だったのが、生鮮野菜そのものの少なさです。トマトが見当たらなかったり、玉ねぎやパプリカも状態が気になるものが多い。

卵10個で約1,000円!しかもパック日は1か月前

卵

そして、旅先で自炊するときによく買う食材といえば、卵です。
日本でもここ数年は卵が値上がりしましたが、それでも10個入りで300円前後という感覚があります。

では、パラオのスーパーではいくらだったのか。
なんと……。

10個で約1,000円!!

卵1個、約100円です。値段を見た瞬間、思わず二度見しました。

ところが、本当に驚いたのは値段のあとでした。

パッケージをよく見ると「Packing Date」の文字がありました。
要は卵がパックされた日です。

その日付を見ると、スーパーへ行った日のなんと約1か月前!!!

1か月前の卵が売られている!?食べられるの… ?
日本のスーパーで買い物をしている感覚からすると、かなり古く感じます。

卵の表記

もしかしてゆで卵かと思ったけど、普通の殻付き卵でした。

気になったので調べてみると、「1か月前にパックされた=すでに食べられない」と単純に判断できるわけではありません。

たとえばアメリカ農務省は、殻付き卵について、冷蔵庫に入れた日から3〜5週間程度を保存期間の目安として案内しています。FDAも、卵は冷蔵状態で販売されているものを購入し、約4.4℃以下で保存するよう推奨しています。(USDA FSIS Ask)

つまり、適切な低温管理が続いていれば、数週間たった卵そのものが特別珍しいわけではありません。

タコスの目玉焼き

ただし、今回スーパーで見つけた卵が台湾からパラオへ輸送され、その間ずっとどのような温度で管理されていたのかは確認できません。そのため、「パック日が1か月前だから危険」とも、「1か月たっていても絶対に安全」とも言い切れません。

このあたりは、日本で卵を買うときとの感覚の違いをかなり感じます。

日本では、殻付き卵を生で食べる場合は表示された期限内のものを使用し、期限を過ぎた場合は十分に加熱するという考え方が食品衛生上示されています。(厚生労働省)
普段何気なく見ている賞味期限の表示も、旅先へ来るとありがたさを改めて感じます。戦争に関する展示は、国によって解釈が異なるのはもちろん、同じ施設でも、訪れた時期によって内容や語り方が変わります。靖国神社の遊就館も、2002年の全面改装後、海外からの批判を受けて一部の記述が見直されたことがあり、現在も展示品の入れ替えや説明文の改稿が行われています。

ちなみに、パラオではニワトリをかなり見かけます。
どうやら野生のニワトリが多いようです。

ですが、ヒヨコを連れて歩いている姿まで見かけるので、「これだけニワトリがいるなら、卵もたくさん採れそうなのに」と思ってしまいます。

ところが、スーパーには輸入された卵が並んでいました。パラオ政府の2025年貿易統計を見ても、肉、乳製品・卵、野菜、果物など幅広い食品が輸入されています。(PalauGov)

卵を安定的に大量生産するには飼料や設備、人員が必要です。もちろん広い土地も必要です。しかしそれらの確保が小さな島国では難しく、結局国内で少量生産するよりも、海外から輸入したほうが安定するのだと思います。

なぜパラオのスーパーは輸入食品だらけなのか?

生鮮食品2

スーパーを見ていると、とにかく輸入品が多いことに気づきます。

これは感覚だけの話ではなく、パラオの消費構造そのものが輸入品に大きく依存しています。

パラオ政府が2026年に公表した消費者物価指数の資料では、家計消費のウェイトのうち輸入品が58%を占め、国内生産品は6%とされています。燃料をはじめ輸入商品の価格変動が、国内の物価にも強く影響すると説明されています。(PalauGov)

「食料の8〜9割が輸入」と単純に言い切るよりも、実際には品目によって事情は違います。

それでもスーパーを歩いている限り、「海外から運ばれてきたものに支えられている国なんだな」ということはかなり実感しました。

人口約1.8万人の小さな市場

理由のひとつとして考えられるのが、そもそもの市場規模です。

世界銀行の2025年推計では、パラオの人口は約1万7,700人。(Alfred)日本のちょっとした町ほどの人口しかいません。

食品を国内で大量生産するために設備を整えても、買う人の数そのものが限られています。

一方、海外の大規模な農場や食品工場で大量生産された商品を輸入すれば、一定量をまとめて確保できます。パラオのスーパーに輸入食品が多い背景には、こうした小さな市場ならではの事情もありそうです。

買ったプリングルスを開けたら、まさかの湿気ていた

スーパーから宿へ戻るころには、小腹が空いてきました。そこで買っておいたプリングルスを開封。

旅先のおやつとしては定番です。ところが、フタを開けようとしたところで違和感がありました。

内側のシールが……。ちょっと開いてる。嫌な予感。1枚食べてみます。

「湿気てる……」

パリッ!ではありません。

少し湿気たせんべいのような、なんとも頼りない音(笑)。チェダーチーズ味だったのですが、食感だけではなく味や香りも明らかにいつものプリングルスとは違います。

湿気るだけで、ここまでおいしくなくなるのか……。

パラオの食材で自炊!シーフードパスタを作ってみた

プリングルスは残念な結果になりましたが、スーパーでは夕食用の食材もたくさん買っています。

この日の夜は、自炊でトマトシーフードパスタ!

パスタ

エビ、イカ、ムール貝、マッシュルーム、ツナ。高かったマッシュルームも、しっかり投入しました(笑)。

この日の出来事について話しているポッドキャストはこちら

詳細な情報は執筆中ですのでお待ちください!
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