線路を歩く!スタンドバイミーコースでマチュピチュへ〜楽しい植物博士と共に〜
DAY32

線路を歩く!スタンドバイミーコースでマチュピチュへ〜楽しい植物博士と共に〜

ペルー

南米アンデス旅32日目はついにマチュピチュへ

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南米旅32日目、ついにマチュピチュ冒険スタートです!!
今日の移動ルート→オリャンタイタンボ村から、「コレクティーボ」と呼ばれる乗合バスに乗って水力発電所駅へ! その後は、2,3時間ほどハイキングをしながらマチュピチュの玄関口「マチュピチュ村」へ向かいます。

水力発電所駅までは車で行くこともできますが、車を安全に停められる場所があるか心配だったので、私たちはバスを選択しました。

宿を出発!オリャンタイタンボ広場へ

06:45 起床

今日は朝8:00に宿を出発しなきゃならないので、早めに起きてダイニングルームに集合しました。
窓の外を見ると空が少し曇っていました。天気予報を確かめてみるとマチュピチュは雨予報…!それに意外と寒そうな感じ。本当か?と疑念を抱きつつも、念のため着ていく服を調整しました。早めに起きといてよかった〜!!

準備が整ったら、荷物の運び出し。今日もホストが運び出しを手伝ってくれました!マチュピチュへはバスと歩きで行くので余分な荷物はairbnbの宿に置かせてもらいました。レンタカーも防犯カメラがついているところに置かせてもらいました。ここのホストにはいろいろお世話になって…感謝でいっぱいです!!

08:00 オリャンタイタンボの宿を出発!

ホストに見送られながら、予定どおり8:00に宿を出発することができました◎

まずはコレクティーボ(乗合バス)が迎えにくる、オリャンタイタンボ広場まで向かいます!広場までは歩いて15分ほど。
わっくわっくで足取りは軽やか〜
8:15ごろ広場に到着しました!辺りを見回すと人がチラホラ。みんなマチュピチュに行くのかな?

バスでオリャンタイタンボから水力発電所まで

08:40 バス出発

出発時刻の8:30。出発時刻を過ぎても、バスが来る気配がありません。
広場で待っていた人たちもいつの間にかいなくなっている…。不安に駆られ、広場にあるインフォメーションへ尋ねてみることにしました。担当の方がバス会社に電話をしてくれたのですが繋がらない…。

仕方なく、近くにいた警備員さんに教えてもらった場所でもう少し待つことにしました。

すると数分後、WhatsAppでバス会社から「5分以内に到着するのでATM前で待ってて」との連絡が。
ATMを探そうとしたら1分も経たずにバスが到着!ちょっと焦りました。

私たちを迎えにきたのは、予約時に確認した“白い”バスではなく“青い”バス。
おやおや?と思いつつ乗り込むも、残りの席はあと2つ…しかも離れ離れ。座席指定をしていたにも関わらずバラバラに座ることになりました。私たちが座ったらすぐにバスは出発!

このバスの1番の決め手はリクライニングが付いていることだったのに、きじーの座席もやなぎーの座席もリクライニングが壊れていました。なんかもう色々ひどい…。
バスの中は狭くて空気もかなり悪い。前の席の人はリクライニングを大きく倒して快適に過ごしているけど、私たちの席はリクライニングが使えないので窒息しそうでした…。

そんなこんなでバスは進みます。道中、絶景スポットを通るのでカメラでパシャリ!

バスが通るのはガタガタの砂利道なので、車内には砂埃が入ってきて車内の状況はさらに悪化。

途中、通行止めがあり車の行列ができていました。

途中で10分ほどのトレイ休憩がありました。

お昼が近づくにつれて、車内の温度がどんどん上がり…熱中症になっちゃうんじゃないの?…と思うほどの暑さに。こんな感じでバス移動はなかなか辛かったです..。こんな嫌な思いはしたくない!って方は、列車での移動を検討することをオススメします◎

水力発電所(Hidroelectica/イドロエレクトリカ)駅に到着

13:20 バス到着

バスの下車位置は水力発電所駅と書いてあったのに、下ろされた場所は駅ではなく「RESTAURANTE LOS INDIOS」というレストラン前でした。

色々思うところはありますが、気を取り直してお昼ごはんだ!ここからマチュピチュ村までは歩いて向かうので、エネルギーチャージします。

バス酔いであまり食欲はないのだけど…持ってきたサンドウィッチをなんとか口に押し込みます。

サンドウィッチを食べたら登山口までレッツゴー!歩いて10分くらいかな。途中、南米を6ヶ月旅しているというドイツ人男性と出会い少し話をしました。マジシャンのような個性的な装いにプラスして貫禄のある人だったのですが…なんと22歳!とても若くてびっくりしました。

13:50 登山口に到着

話をしながら進んでいると、登山口(らしきところ)が見えてきました。ここでは、遭難など予期せぬ事態に会った時に備えて、パスポート番号や名前、年齢を記入します。

記入後は、記帳場所の隣にある茶色の看板に従って進みます。

14:00 水力発電所駅に到着

森の中をハイキング…

周りにハイカーがたくさんいるので後ろについて進みます。

もともとバスの降車予定だった「水力発電所駅」に無事に到着〜!

いざ!スタンドバイミーコースでマチュピチュ村へ

スタンドバイミーコースとは?

今回、私たちが進んだのは通称「スタンドバイミーコース」と呼ばれるコース。その名の通り、映画「スタンドバイミー」の名シーンのように、線路沿いをひたすら歩いて進みます。
冒険感が満載なのでyanakiji旅にはぴったり!!とっても楽しみにしていました。

列車は今でも通っています!

ただし、「スタンドバイミーコース」という名前は日本だけで使われているものらしいので、現地では通じないかもしれません。現地では「インカトレインコース」などと呼ぶことが一般的です。
また、マチュピチュ“村”と呼ぶのも日本だけなのだそう。本来はアグアス・ カリエンテスと呼ぶみたいだけどマチュピチュ村のが言いやすい。笑

14:00 ハイキングスタート

水力発電所駅を過ぎるとすぐに上りの階段が現れます。ここでは、線路沿いではなく階段を上がらなきゃならないのでご注意を!うっかり、スタンドバイミーコースだから…と線路沿いを進んでしまうと、行き止まりにぶち当たります。

この階段なかなか傾斜が強い…しばらく階段を登ると再び線路沿いに出ます。あとはひたすら歩くだけ!
線路の脇には、人が歩けるスペースがしっかり確保されている(線路の左右どちらかが舗装されています!)ので安心です。それに、最初の30分ほどはハイカーが周りにたくさんいるので迷うこともありません。
途中から、みんなそれぞれのスピードで歩いて行くのでまばらになっていきました。

このコースを選んでやっぱり大正解!自然豊かで、まさにジャングルみたい。

バナナやさまざまな果物、色とりどりの花が咲いています♪

スタンドバイミーの曲を流しながら、映画の世界に浸りながら進みます。
右手にはウルバンバ川があるので川の流れもBGMにちょうど良い◎

途中、線路の横板の上を歩く「空中線路」コースがあります。

うっかり踏み外すと下に落っこちちゃうような危険な場所でドキドキ…。

ゆっくり進みます。

しかし、線路以外もほとんどが平坦な道なので、体力面では全く問題ありません。

プラントエンジニアとの出会い

道をひたすら進んでいると、前方に何やら実を採っている人を発見…!

この方々はポウさんご夫妻。旦那さんはブラジルでプラントエンジニアとして働いているらしく、植物にとっても詳しいです。

プラントエンジニアという職業は初めて聞いたのでワクワク!

道中にパッションフルーツなど食べられる植物がたくさんあり、ポウさんが次から次へと教えてくれます。めちゃくちゃ楽しい。

これ食べれるよ!と渡されたのはブラジリアンジンジャー!

根っこから引っこ抜くと、まさに生姜!!実と葉っぱを食べました。

これはスパイスモンキー!

緑のつくしみたいですよね?黄色いお花が咲くんだって。

このピンク色の花をが付いているのはビヌーナ。爽やかでとっても美味しい!!サラダなどに使うと良いようです。

楽しい会話に夢中になり、気がつけば1時間も一緒に行動していました。楽しい時間は、ほんとあっという間に過ぎていきますね…!次の予定もあるので、ここらでポウさんと別れて残りの道をひたすら進んでいきます。

ハイキング終盤

ハイキングの終盤には、オレンジ色をした壁や…

マーブルチョコのような岩肌が目の前に現れます!すごい断面です。

途中、線路沿いに売店を発見!奥には小さな村のような集落が広がっていました。

そこから少し進むと「マチュピチュ」と書かれたオブジェが出てきました!

ゴールはもうすぐです。

マチュピチュ村に到着

16:30 マチュピチュ村に到着〜!

ここまで休憩なしで、ポウさん達とたまに立ち止まりながら進んで、合計10キロを2時間半で歩きました。ノンストップかつ、日差しが強かったこと(雨予報は当たらず!)もあって少し疲れました。明日以降に必要なバスチケットを求めてチケット売り場へ向かいます。チケット売り場は17時までなので、休むことなく急いで行くことに!

マチュピチュ村は、治安の良い観光地という感じで噂通り日本の温泉街っぽい!! というのも、ここの初代村長はなんと日本人!「野内与吉」さんです。
彼は、21歳という若さでペルーに渡り「ペルー国鉄」で働き始めます。マチュピチュまでの鉄道建設に携わったのを機にマチュピチュへ移住。当時何もなかったマチュピチュ村に畑を作ったり、水力発電所を作ったり、村初のホテル「ホテル・ノウチ」を開業したり…村の発展に多大な貢献をしました。

詳しくは、日経新聞WEB「特別寄稿=マチュピチュ村を作った日本人=ペルーに生涯捧げた野内与吉=サンパウロ市在住 酒本 恵三」をご参照ください。

 17:00 遺跡までのバスチケットを買う

バスチケット売り場に到着!幸いにも混んでおらず、すんなりとチケットを購入することができました◎

往復チケットは24ドル!2日分購入しました。購入時にはパスポートの提示が必要です。

バス乗り場はチケット売り場から非常に近く、明日はここからバスに乗る予定です。

 17:30 宿に到着

バス乗り場からわずか1〜2分ほどの場所に、今夜泊まる宿「Amakonkay Machupicchu」があります。
wifiもサクサク使え、カード支払いもOK。やっぱり観光地だけあって環境が整っています。

こちらはきじーの部屋。

こちらはやなぎーの部屋。どちらもデラックスクイーンルームです!

壁が薄くて音が漏れるという問題はありますが、この壁の薄さは南米全域に言える話。でも宿のおじさんも気さくでいい人だし全体的に素晴らしい宿◎ 部屋にドライヤーが備え付けられてる点も良かったです!

晩ごはんはクラフトビールのお店で

朝からの活動で少し疲れていたので、各自、仮眠を取ったりお風呂に入ったりしました。
その後、再び合流して晩ごはんを食べに行くことに!

お店までは、お土産通りを抜けて…

評価の高いレストランが立ち並ぶ通りを歩いて向かいます。

マチュピチュ村にはクラフトビールのお店がたくさん!今日はそのうちの1つ、「Chullos Restaurant & Craft Beer」というお店で晩ごはんを食べることにしました。1,500件の口コミで☆4.8という、とてつもない高評価。

ここのお店、全部がめっちゃ美味しい!!それにビールの試飲もさせてくれるのです♪

いいな!と思ったビールを注文。もう1つはソフトドリンクを頼んだつもりだったけど、間違えてカクテルを注文していました…!甘くて美味しいけど、とっても酔いやすいお酒でした。

ここからは食べた料理を紹介していきます!

1.マスのチリソースセビーチェ、イカのチチャロン、シーフードライス
まずはこの前菜盛り合わせ!イカのチチャロンは、見た目の通りイカフライ。ソーフードライスはトマトシーフードリゾットのような感じです。全部美味しい…!

2.アジデガリーナ
2品目はアジデガリーナ!黄色い唐辛子ソースに、チーズとミルク、細切れにした鶏肉を加えたシチューのような料理です。唐辛子と言っても全く辛くなく、クリーミーで美味しいです。

3.チーズフライ
3品目はチーズフライ!甘いソースにつけて食べます。

4.クリームブリュレ
デザートは、クリームブリュレを食べました♪

評判どおり最高のお店でした!明日もマチュピチュを楽しむぞ〜!!

2023.07.27

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