今日のテーマは「ウユニ塩湖(Salar de Uyuni)」
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今回は、死ぬまでに一度は見たい絶景と名高い「ウユニ塩湖(Salar de Uyuni)」の特集です!
ウユニ塩湖は、乾季と雨季で景色が大きく異なり、有名な鏡張りの景色「ミラーワールド」は雨季に見ることができます。しかし、yanakiji旅で行くのは乾季のウユニ塩湖!乾季は、水が蒸発し真っ白な塩の大地が広がります。そこで今回は、ウユニ塩湖に行く前に知っておきたいお役立ち情報や、乾季のお楽しみポイントをお届けします!
ウユニ塩湖(Salar de Uyuni)の基本情報
ウユニ塩湖とは?
ウユニ塩湖(Salar de Uyuni)は、南米ボリビアにある巨大な塩の湖で、南北に100km、東西に250kmと広範囲に広がります。その大きさは日本の琵琶湖の約18倍で、新潟県とほぼ同じくらい!遮るものがないので地平線も綺麗に見えますね。
塩湖全体の高低差は50cm以内で「世界で最も平らな場所」としても知られています。
ウユニ塩湖は岩塩層(塩)と湖沼堆積物(粘土のようなもの)の2層が積み重なって出来ていますが、表面に出ている岩塩層の厚さは最大12m!とてつもない塩の量ですよね…。
この特産物を活かして、塩の販売や塩づくり体験が盛んに行われています。
ウユニ塩湖はどうやってできたの?
ウユニ塩湖は広さだけでなく、できた場所にも驚きがあります…!ウユニ塩湖は標高3,700mの場所にあり、これは富士山の山頂(標高3,766m)とほぼ同じ高さです。
なぜこんなにも高い場所に、塩の湖ができたのでしょうか?
ウユニ塩湖は、かつて海の底にあったアンデス山脈が、地殻変動によって隆起したことでできました。
時代は氷河期、海の底にあった地面が凍った海水とともに、富士山の頂上近くまで盛り上がります。新潟県のような大きさの島が、海の中からひょっこり現れたようなものなので驚きですよね。
氷河として長い年月を過ごしましたが、気温が上昇し氷が解けたことで、山の間に巨大な塩湖を作り出しました。
空気が乾燥している時期には、水が蒸発し塩の大地が広がります。
隆起した地面も、もともとは海の底にあったため塩分が豊富に含まれています。雨が降るとその山肌をつたって塩を含んだ水が湖に流れ落ちますが、他に逃げ場がないため塩がどんどん蓄積されていくのです。
高山病には注意を!
ウユニ塩湖は標高3,700mに位置することに加え、緯度はほぼハワイなみ!強烈な日差しが照りつけます。こんな環境下なので、ウユニ塩湖に行く際は、高山病にならないよう以下を徹底して楽しんでくださいね。
①腹六分目・水分補給を充分に!
②十分な睡眠が大切!
③寒さは大敵、気温管理ができる服装で!
④激しい運動をしないこと!
⑤喫煙・飲酒はなるべく控えること!
⑥腹式呼吸を意識すること!
⑦酸素吸入はホテルなどで充分に行うこと!
ウユニ塩湖(Salar de Uyuni)のベストシーズン
ウユニ塩湖(Salar de Uyuni)のあるボリビアには、雨季(11月〜4月)と乾季(5月〜10月)が存在します。ウユニ塩湖の魅力としてよく紹介される、鏡張りの景色「ミラーワールド」を見るには雨季の1月〜3月がベストです。
年間を通して降水量は約200mmと少ないですが、この時期は1年で最も雨が降ります。塩の大地に雨水が溜まることで「ミラーワールド」を作り出すのです。
しかし、この現象は雨季だからといって必ず見れるわけではありません。雨水が溜まっている、強い風が吹いていない、雨が降っていないなどの色々な気候条件が重なっている必要があります。
雨季の1月〜3月が最も人気なシーズンですが、乾季のウユニ塩湖も見逃せません!
乾季は雨水が蒸発し、真っ白な塩の大地が広がっている状態です。
塩の大地が乾くことで表面に1〜2mほどの蜂の巣模様ができあがります。この景色もまた魅力的ですよね!
乾季のウユニ塩湖(Salar de Uyuni)の名所
塩でできたホテル「パラシオ・デ・サル(Palacio de Sal)」
私たちがウユニ塩湖に行ったら絶対に行きたい場所の1つ目は「パラシオ・デ・サル(Palacio de Sal)」です!
「パラシオ・デ・サル」は塩でできたホテルで、床も壁もベッドもすべて塩からできています。ウユニ塩湖の周辺には塩のホテルがいくつかありますが、その中でも「パラシオ・デ・サル」は世界で1番最初に作られたこともあり有名です。
以下の画像は、同じくウユニ塩湖にある塩のホテル「ルナ・サラダ(Luna Salada)」です↓
今回のyanakiji旅では「パラシオ・デ・サル」に泊まるので詳細はまたお伝えしますね!
奇妙な魅力「インカ・ワシ島」
2つ目は、ウユニ塩湖にポツンとたたずむサボテンの島「インカ・ワシ島(Isla Inca Washi)」です。
ウユニ塩湖には30以上の島があると言われていますが、その中でもサイズが最も大きく、一際人気なのがインカ・ワシ島です。サボテンの大地を歩いた先でウユニ塩湖の絶景を360度見渡せる、なんとも不思議な魅力があります。
列車の墓場「セメントリオ・デ・トレンス(Cementerio de Trenes)」
絶対に行きたい名所の3つ目は「セメントリオ・デ・トレンス(Cementerio de Trenes)」です!
日本語で「列車の墓場」を意味し、使われなくなった蒸気機関車や貨車が放置されている場所です。
遡ること19世紀、ウユニは周辺の地域で採掘された鉱物資源を太平洋側の地域へ運ぶ、流通拠点として機能していました。当時使われていたのが、この蒸気機関車です!
機関車は、ウユニから太平洋に位置するチリの港町アントファンガスを通り、ヨーロッパへ輸出されていたようです。しかし、1940年代に入ると、資源の枯渇や周辺国とのトラブルなどにより、鉱業は衰退の一途を辿ります。
その結果、蒸気機関車の活躍も終わりを迎えることに。撤去する費用もなくそのまま残されてしまったのが「セメントリオ・デ・トレンス」です。
廃墟好きにはたまらないスポットとして知られています◎
ウユニ塩湖(Salar de Uyuni)でやってみたいこと
一風変わった写真撮影
雨季のミラーワールドも魅力的ですが、乾季だとこのようなトリック写真を撮るのが人気です。私たちが行くのは乾季のウユニ塩湖!ちょっと変わった写真を撮ってきたいと思うので、楽しみにしててくださいね!
塩おにぎりづくり
もう1つやりたいことは、おにぎりを持参してウユニ塩湖の塩をつけて食べること!おにぎりをそのまま塩湖になすりつけて食べれるかなと思ったりもしたけど、それはさすがにお腹壊すよね…!?笑
その場で精製するのか、塩を買って作るのか…結果はまた別の記事でお伝えします。
ちなみに、この地域では放牧している動物に塩を舐めさせて、塩分補給することもあるんだそうです。
まとめ
今回は、ウユニ塩湖のお役立ち情報や、お楽しみポイントをお届けしました!少しでも役に立つ情報はありましたか?この記事では、行きたい3つの名所とやってみたい2つのことをお伝えしましたが、yanakiji旅で実際に全部できるのでしょうか…。
2023年6月25日から南米に行くので、結果はまた別の記事でお伝えいたしますね!