カナダ旅13日目はアイスバブルで有名なアブラハム湖(Abraham Lake)へ
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アイスバブルとは何?
みなさんアイスバブルという極寒ならではの自然現象をご存知でしょうか?アイスバブルとは、凍った湖に浮かぶ白くて丸い気泡のこと。まるでクラゲのようで幻想的です!

このアイスバブルの正体は、実はメタンガスです。枯れた植物や動物の死骸などが微生物によって分解され、メタンガスになります。そのメタンガスが浮かび上がってくる時に気泡として凍り、アイスバブルになるのです!
アイスバブルはどんな条件のときに見れる?
アイスバブルが見れる条件は、1つ目は湖が凍るほど寒いこと。湖や気泡が凍らないとこの現象は見られないので極寒でないとまず見れません。2つ目は風が強い場所であること。風が弱い場所だと湖の上に雪が降り積もり、アイスバブルが雪で埋もれてしまい見れません。3つ目は雪が少ない年であること。いくら風が強い場所でも豪雪地帯すぎると雪に埋もれてしまうので見れません!

国内だと上士幌町の糠平湖で見られるそうです!世界的に見るとカナディアンロッキー(Canadian Rockies)のアブラハム湖(Abraham Lake)がアイスバブルが見れることで有名です。アブラハム湖自体はダムを建設するために作られた人口湖です。透明度が高く、氷の中で何層にも重なる白い気泡「アイスバブル」が見れることで有名です!
今日はそんなアブラハム湖のアイスバブルと、キャッスルマウンテンとモランツカーブを冒険しましたのでその様子をお届けします!
旅ルート紹介
今日のルートはキャンモアの宿→キャッスル・マウンテン(Castle Mountain)→モランツカーブ(Morants curve)→アブラハム湖1つ目のビューポイント→アブラハム湖2つ目のビューポイント→フィールド(Field)の宿です。
まるでお城のよう!キャッスル・マウンテン(Castle Mountain)
airbnbで借りている宿で朝ごはんを作りました♪今日はフルーツたっぷりのフレンチトーストです。

今日はキャンモアの宿をチェックアウトし、フィールド(Field)の宿にチェックインします。キャンモアには連泊していたのと、駐車場が遠いしゴミ捨て場で迷うしで、家を出るまでにかなり時間がかかりました…。
今日最初に向かったのはキャッスル・マウンテン(Castle Mountain)!キャンモアからなら車で40分ほど。ビューポイントにはちゃんとした駐車場はないので、車が安全に停められる場所を探してくださいね!

車を停めてキャッスル・マウンテンの撮影へ!今日はボー川からキャッスル・マウンテンを見ました。

お城のような形をした標高 2,766m の山です。氷河の浸食で独特な形になっていったようです。ディズニーランドに出てきそうな世界観!!

自然に出来たものとは思えないほど美しいですね。自然って本当に不思議。
鉄道好きにはたまらない!モランツカーブ(Morants curve)
次に行ったのがモランツカーブ(Morants curve)というビューポイントです。

ボウ川に沿ってカナダ太平洋鉄道が走る様子が見れるビューポイントです。鉄道好きにはたまらない有名写真スポットで、カメラおじ様方もチラホラいました。

ビューポイントの周りは木がたくさんあって、ロッキーの山々に囲まれていて絶景です。天気が良くて雪がキラキラしていて綺麗でした♪

アイスフィールド・パークウェイ(93号線)を走る!
93号線に乗ってアブラハム湖へ向かいます!93号線とはアイスフィールド・パークウェイ(Icefield Parkway)と呼ばれるカナディアンロッキーのゴールデンルートです。ドラマイトピーク、ボウピーク、アンドローマッチ山、ヘクター山など数えきれないほどの山々を見ることができます。

1つ1つの山が全部最高級に美しいし、見上げないと頂上が見えないほど間近に山がきます!!噂通り93号線はやばいです!谷間では途中天気が悪くなったりしますが、谷間を抜ければ天気は回復しました。
今日までにもロッキーの山はたくさん見ましたが、やっぱり93号線は別格です。

本当に休むことなく絶景が広がっているので超おすすめのドライブルートです。
93号線は電波は入らないのでオフラインマップをダウンロードしておいてくださいね!あと、ガソリンスタンドも冬季はフィールド(Field)⇄ジャスパー間はないので、必ずガソリン満タンにしてから出発してください。

ドライブ中に野生動物にも出会いました!!夏はもっと野生動物が多いんだろうなあ。

アブラハム湖(Abraham Lake)1つ目のビューポイント
93号線を楽しみ、アブラハム湖に到着しました!最初に寄ったビューポイントはこちらです。
ここのビューポイントは駐車場有ですが、トレイはなしです。早速車を停めて湖に向かいます。駐車場からは歩いて3分くらいで湖まで行けます!14時ごろでしたが5グループくらいはいました。

凍った湖の上に降り立ちます!アイスバブルがどこにでもあるわけじゃなく、探さないと行けないです。雪が積もっていない剥き出しの場所を探して歩きます。むちゃんこ風が強いです!!!
ビュービューではなくビャービャーって感じです。

私たちはアブラハム湖でピクニックをする予定でおにぎりや保温ボトル、レジャーシートを持って行きましたが、ピクニックなんて出来やしない。風は台風並みでしたが、せっかくなので鮭おにぎりを食べようとトライ!やなぎーは髪の毛が邪魔して大変でした。

歩き進めると、アイスバブルを発見!!!なかなか見つからなかったので見られないのかとちょっと不安でしたが、ほっとしました。

すごい、すごい!本当にクラゲみたいに気泡がある〜〜!!!

暴風に負けそうになりながら必死に撮影します。髪の毛で目が覆われてファインダーを除いてもあまり見えなかったし、髪の毛がバシバシ顔に当たって痛かった!!きじーは寒すぎて目の周りが真っ赤になっていました…。
お互い何を話しているのか聞き取れなかったので、自分との戦いでしたね。笑 極寒旅の厳しさを感じる時間でもありました。

息もしにくいので、走っていないのに息切れしていて気が動転していました…ちょっとこれはやばいと思い始めたので、一旦車まで戻りました。なんとか生還したぞっていう気持ちでした!!おにぎりを入れていた袋にはこんもり雪が入り込んでました。

車の中で残りのおにぎりとアマノフーズのフリーズドライ味噌汁を飲みます。死ぬほど美味しい!!!冷え切った体にお味噌汁が効きます。

アブラハム湖(Abraham Lake)2つ目のビューポイント
次に寄ったビューポイントはこちらです。
ここのビューポイントは駐車場有でトレイも着いています!

こっちのビューポイントの方がメジャーだと思います!16時くらいになるとみんな帰っていくのでほぼ貸切状態になります。早速車を停めて湖に向かいます!

アイスバブルを探して歩き続けます〜こっちのビューポイントも変わらず暴風です。

こっちのビューポイントからだと目の前のかっこいい山が正面で撮りやすいです!こんな感じ。

アイスバブルの上には氷のひびや亀裂があるのでブラシなどで磨いたり、雪を払うとより綺麗に撮影できるかも◎

台風並みの風がずーーっと吹いていましたが、夕暮れの撮影まで頑張りました!夕日が氷に反射してすごく綺麗でした。

雪が風に舞っているのも幻想的でとても綺麗でした!2人とも寒さと風に負けじと、撮影に果敢に挑みます。


固まった雪が風で削れている感じもカッコよかった!こんな雪見たことない。

アブラハム湖はすごく過酷だったけど良い写真がいっぱい撮れました!!
フィールド(Field)の宿ご紹介
アイスフィールド・パークウェイ(93号線)を走って、フィールド(Field)の宿に向かいます。アイスフィールド・パークウェに街灯はあまりないので真っ暗で怖いです。前に車がいてくれてラッキーでした!!

今日から2泊するフィールド(Field)は小さな街です。スーパーはないそうで、キャンモアのスーパーで買いだめしておきました!
airbnbで借りた一軒家で、地下1階部分が私たちの部屋です。この地下1階はベースメントといって極寒では良くある構造です!ダイニングはこんな感じ。

キッチンには電子レンジ、オーブン、コンロ4つと一通り揃っています。

寝室はこんな感じです。今日は体力消耗したから一瞬で寝そうです…

体力回復させるためにも、今日の夜ご飯はがっつりメニュー!

グリーンサラダと、チーズトマトパスタ。お腹ぺこぺこだったので、たくさん食べました!明日も朝から活動するので頑張るぞ〜!!
2023.02.17