個人でオーロラを見に行くと、周りに誰ひとりいない、人工的な光や音もない場所でオーロラを見ることができます。ツアーで行くより数百倍、感動します!!そこで今回は、個人(レンタカー)で、オーロラの聖地であるイエローナイフのオーロラを見に行き、撮影した経験を踏まえて、鑑賞のポイントや注意点などをご紹介します!
個人(レンタカー)とツアーの違い
日本人だと、オーロラを見る場合ツアーで行かれる方がほとんどだと思います。ツアーは防寒具も揃ってるし車で送ってくれるから確かに楽なんだけど、全て用意されたもの。 一方、個人の場合は自分達で観測場所を決めて、オーロラの状態や天気の状態をチェックして、見に行く時間や観測時間を全部自由に決められます。その分ドキドキ感とワクワク感が高いです!
イエローナイフではツアーと個人の両方を体験し、下記に旅レポを掲載しています。
オーロラビレッジ(Aurora Village)で大興奮のオーロラ観測!
オーロラビレッジ(Aurora Village)はイエローナイフにある巨大なツアー会社。2023年2月に行った時の旅レポです。
レンタカー(個人)でオーロラを見るって最高!マイナス32度のイエローナイフ
自分たちのレンタカーでオーロラを見に行った時の旅レポです。
個人(レンタカー)でオーロラを見るメリット
オーロラが見れたときの感動は何ものにも代えがたいです。 まずは個人でオーロラを見るメリットを4つご紹介します。
メリット1:最高のオーロラが見れる確率を上げられる
超綺麗な最高のオーロラは、太陽コロナが活発かつ天気が良い時に見ることができます。 イエローナイフが晴天なのは6日の夜のうち3日でしたから50%の確率でした。(うち、1日は夜到着日で移動もツアーもできない状況でした)
また、太陽コロナが活発なタイミングは、(周期にもよりますが)月に5回だったり、週1回だったりと少ない。 加えて太陽コロナが活発になる時間は夜19時かもしれないし、4時かもしれない。 その太陽コロナと晴天が合わさる確率は、限りなく少ないのです。
ツアーは決められた日、時間にしか行けないけど、個人で行けばベストなタイミングを狙って出かけることができるので、最高のオーロラが見れる確率を上げることができます。
メリット2:荷物をたくさん持っていける
ツアーだとバス移動になるので、荷物はリュック1つ程度に制限されますが、個人だと車に撮影機材をたくさん積むことができます。車に荷物を置いて撮影できるし、トランクも自由にあけられるから、自分の作業スペースが広い!誰にも気にされずに好きなことに没頭できます。
自分の好きな飲み物や食べ物も、好きなタイミングで食べられます♪
メリット3:空を見ながら車の中で待機できる
車の窓から空が眺められるので、暖かい車の中からオーロラの状態を確認できます。ツアーだと小屋で休めますが、外に行かないと空の状態を確認できません。
車の中でオーロラの状態を確認できるので、外に出る時間を減らすことができ、体力の消耗を防ぐことにも繋がります! せっかく素晴らしいオーロラが出ても、寒くて体調が悪くなったり元気がなくなったら楽しさが半減してしまうので結構重要なポイントです。
メリット4:周りに誰もいないこと
個人でオーロラを見に行けば、周りに誰もいないところでオーロラを堪能できます!!
誰もいない、自分達だけの空間では「私たちは秘境の地にいるのだ!」ということを強く思わせてくれます。誰にも邪魔されないですし、自分達で音も光も制御できます。その環境はきっとなにものにも変えられない思い出になるはずです。
個人(レンタカー)でオーロラを見るために必要なもの
個人でオーロラを鑑賞することは難しいと思われているのではないでしょうか?しかし、実はそんなことはなく、以下の3つを用意できれば、個人でも簡単にオーロラを見に行けます。
1つ目:レンタカー
レンタカーを借りるとことから始まりますが、レンタカーを借りるときの注意点は別の記事でご紹介します!また、極寒の地ではエンジンオイルが凍らないように常にコンセントに繋いでいないといけません。
その他にも極寒ならではの気を付けるべき点がありますので、別の記事で詳しく解説します。 今回は、オーロラを個人で車で見に行く時に、特に重要な3つの点をご紹介。
レンタカーPOINT!エンジンは切るな
オーロラを見ている間、エンジンは絶対に切らないでください。極寒なのでエンジンを切ってしまうと再びつけられなくなる可能性があります。マイナス30度の世界なのでエンジンがかからなければ、命に関わる事態になります。そのため必ずエンジンはかけっぱなしで、車を温めてください。 万が一のためにも、寝袋は必ず車に積んでおいてください!
レンタカーPOINT!ガソリンは満タンで行け
タイヤがパンクして車は動かなくても、暖房さえ入れば、朝の明るくなる時間まで耐えられます。そうなれば大丈夫です。
ただ暖房はガソリンの減りも早いし、何があるかわからないので、万が一のことも考えてガソリンは満タンにしておくことをおすすめします。 オーロラは夜に誰も通らないところで見ることが多いです。そんなところでも、明るくなれば見つけられやすくなるし、ほとんどの方は親切で色々と助けてくれます。それまで頑張れば問題になることはないはずです。
レンタカーPOINT!車の光を防ぐものが必要
速度メーターやカーナビなどは、車の全ての電気を消しても消えないもの。そういうところは、黒いガムテームと黒い布などで覆えば、真っ暗になります。
真っ暗だと車の窓からオーロラがはっきり見えます。 オーロラがあまり出ていない間も、車の中から空の様子を観察できるのでオーロラが大きくなったタイミングを逃しません!
2つ目:スマートフォン
スマートフォンが必要な理由は、オーロラを見るために3つのアプリを利用するからです。
1つ目のアプリはGooglemap。イエローナイフなら、イエローナイフ空港にオーロラ観測できるポイントやパーキングが紙の地図にまとまっています。
日本語の地図もあります!
地図に載っているビューポイントは電波がない場合もあるので、Googleマップがオフラインで見れるように事前にオフラインマップをダウンロードしておいてください。
2つ目のアプリはオーロラアプリ。色々なアプリがありますが、『My Aurora Forecast & Alerts』 だけでいいと思います。
◆iPhone:https://apps.apple.com/jp/app/my-aurora-forecast-alerts/id1073082439
◆android:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.jrustonapps.myauroraforecast&hl=ja&gl=US
このアプリはオーロラが強くなった時のアラート通知もセットできます。 設定の中にKPという指標がありますが、一番高い8が来そうなとき、その1時間前にアラートが鳴るようにしています。
逆にKPが低い時はオーロラはほぼ見えないので、あまり価値がないと考えて家でゆっくりしてました。
あとこのアプリは太陽風のスピードなども確認できます。たとえばスピードが早いなら、 ピンク色(オーロラの下が赤くなる)のオーロラが出るかもと予想もできるので面白いですよ。
3つ目のアプリは天気アプリ。オーロラは、雲の上に出る現象です。 そのため、雲があるとオーロラは見えません。 オーロラが爆発しているときには薄い雲であれば、このようには見えます。 これはこれで綺麗でしたけど、やっぱり晴天のオーロラには叶わないので天気も要チェック!!
防寒具
防寒具は、ホワイトホースなのか、イエローナイフなのかによって装備が違います。 ホワイトホースのマイナス20度より暖かいところでは、最高の準備をしなくても、寒いことには変わりないですが耐えられます。もちろん限界はあるにしてもです。
ただ、イエローナイフのようにマイナス30度のような場所は世界が全く違います。寒さが痛みに変わり、生命の危機も感じます。 なので防寒着も一層厚手のものが必要です。 寒いと元気がなくなるし楽しめなくなってしまので、ぜひ個人で行く時には楽しさを倍増するために防寒も準備万端にしてください。
個人(レンタカー)でオーロラを見に行ってみよう
せっかくお金をかけて遠くにいくなら、個人でオーロラを見に行って最高のオーロラを独り占めしちゃってください!何にも代えがたい感動が待っています!
もし心配な点や質問したいことがあれば気軽にメッセージください♪