今日のテーマは「サンタの相棒!トナカイ」
みなさんメリークリスマス♩今日は初めてビデオポッドキャストを配信します!
今日はクリスマス!…ということで、「なぜサンタの相棒はトナカイなのか?」をやなぎーがトナカイになりきり、きじーサンタに向けて自己プレゼンをします!なお、日本ではトナカイと呼ばれていますが、北アメリカに生息する野生のトナカイは「カリブー(Caribou)」と呼ばれます。2023年2月に極寒カナダ旅に行くので、事前にカリブーの生態を知り尽くそうじゃないの!
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トナカイがサンタの相棒にぴったりな理由
「ユーコン(Yukon)にはどんな動物がいる?北米での呼び名とともにご紹介!」でもトナカイ(カリブー)の基本情報をお届けしましたが、改めて簡単に復習です!
トナカイには様々な呼び名があり、日本で呼ばれている名前はアイヌ語の”Tunakkay(トゥナカイ)”もしくは”Tunaxkay(トゥナッカイ)”を語源とするもの。北アメリカ産のトナカイは”Caribou(カリブー)”と呼ばれ、ヨーロッパ産のトナカイは”Reindeer(レインディア)”と呼ばれています。
ビデオポッドキャスト内では、トナカイのヒヅメやツノについても解説しています!もし良かったら見てみてください。
前置きが長くなってしまいましたが、今回のメインテーマである「なぜサンタの相棒はトナカイなのか?」について5つの理由をご紹介します!
理由1:密集した毛皮と特殊な鼻でどんなに寒くても耐えられます!
トナカイが寒さに強いのは、表面の体毛の下にさらに細かく密集した体毛を身につける、という重ね着スタイルをしているからです!人間でいうと、太いボーダーのパーカーの下に細いボーダーのTシャツを重ねるイメージでしょうか。(…私のイメージ伝わるかな!?)
内部の体毛がどれほど密集しているかというと、1cm四方に約2,000本!これは、人間の髪の毛の約10倍の密度になります。この密集した体毛で外気から体を守っているのです!
また、チャームポイントの大きな鼻も実はとっても高機能!鼻の中には毛細血管が密集しており、冷気を吸い込んでも鼻の中で温められて肺に届きます。逆に吐く時はもとの温度から21℃も下げて体の外に放出します!
ちなみに、トナカイの鼻は赤色のイメージが強いと思いますが、普段は毛皮に覆われており黒もしくは白いのが一般的です。しかし、寒くて鼻の毛細血管が充血するとほんのりピンク色になります。さすがに赤色にはなりません…!
理由2:抜群の視力でサンタの道しるべになることができます!
トナカイは鼻だけでなく、目にも特殊な機能が備わっています!冬場の北極圏は日照時間が短いので、暗闇の中でもできるだけ多くのものを見れるよう、トナカイは進化を遂げました。その進化の証が目の網膜です!トナカイの目の網膜は、日照時間の短い冬になると金色から青色に変わります。これは、目から逃げる光を減らし、わずかな光をより多く取り込むためです。
つまり、季節に適応し網膜の色を変えているのです、こんなことができる動物はトナカイだけ!
青色の目の網膜を通すことで、人間には見ることのできない”紫外線”の中でも、トナカイはものを見ることができます。つまり、サンタが見えないような暗闇の中でもトナカイは安全な道しるべとなるのです。サンタにとって、とても心強い相棒なのではないでしょうか!
理由3:陸生哺乳類の中で最も長い距離を移動します!
もうトナカイの凄さが十分に伝わったのではないでしょうか、でもまだまだこんなもんじゃありません!3つ目は優れた体力について。
トナカイは絶えず移動しており、1年で約5,000kmも移動します!5,000kmって少しイメージしにくいので、東京からの距離で考えてみます。東京から鹿児島まで1,400kmなので1.5往復は余裕で行けて2往復には少し足りないくらい。徒歩で移動しているわけですから凄いですよね。これは、陸生の哺乳類の中で最も長い移動距離だそう。
理由4:足の速さはライオン並みです!
トナカイのヒヅメは、幅が広く平たい形をしています。シカ科動物のヒヅメは基本的に平たい形をしていますが、他のシカ科と比較してもさらに平たい!このヒヅメを活かして上手に泳ぐことができます。また、こんな幅広のヒヅメを持ちながら最大時速80kmで走ることができます!これは、ライオンの走る速さに匹敵します。泳ぐことが得意で、速く走ることもできる!なんて万能なのでしょうか…!
理由5:質素な食事で満足します!
今まで見てきたように身体能力抜群のトナカイ!よく歩くし「エサ代がかなりかかるんじゃないの〜」そんな声がサンタから聞こえてきそうです…。
しかし、そんなことはありません!トナカイは他のシカ科の動物と同様に草食動物です。夏には草や葉、ベリー類、キノコ類、虫などを食べ、冬になると雪に埋もれた地衣類(ハナゴケなど)を、雪をかき分けながら食べるようになります。身近にある食材で満足できる子なんです!
以上5つが、トナカイがサンタの相棒にぴったりな理由です!いかがでしたか?ここまで読んでくださったみなさんは「なるほど!!だからサンタの相棒はトナカイなのか…!」と、深く納得されたのではないでしょうか?
まとめ
今回は、なぜサンタの相棒はトナカイなのか?というテーマで、トナカイの毛皮や鼻、目などの驚くべき機能をご紹介しました!ビデオポッドキャストではもっと詳しく解説しているので、もし良かったら見てください。
それでは、良いクリスマスをお過ごしください♩メリークリスマス!
※追記:2023年2月に行った極寒カナダ旅でも実際にトナカイ(カリブー)に出会いました!その時の旅レポはこちらから!