カナダ旅6日目は犬ぞり操縦体験
ポッドキャスト:
今日はホワイトホース(Whitehorse)で犬ぞりの日!朝ごはんは残り物をリメイクし野菜のアヒージョ風を作りました。チーズを乗せたフランスパンでディップして食べました。朝から美味しい朝食でした。
予約していた犬ぞりアクティビティに参加するため、車に荷物を積みます。昨夜雪が降ったのでフロントガラスに雪が積もっていました。というか凍っていました。エンジンをつけて溶けるのを待ちます。

犬ぞりアクティビティの集合場所はホワイトホースを出て南の方にあるのですが、初めて行く方面でした。想像以上に自然豊かでかっこいい雪山景色がたくさん見れました!せっかくだからポッドキャストの犬ぞりの回を聴きながら向かいたかったのですが、残念ながら通信がなくて聞けず。。

Googlemapには載っていないところだったので事前にメールで「〇〇から200mを左に曲がって、〇〇mを右に…」と行き方を送ってもらっていましたが全然わからなかった!笑
悪道も通ったりかなり迷いましたが、なんとか到着!
犬くんたちのお出迎え
犬ぞりの集合場所に到着!車から降りるとゲージの中にいる50頭以上の犬くんたちが元気よく吠えていました。一列に並んでめっちゃかわいい!!!

体全身で私たちを歓迎してくれました。みんなよく吠えて本当に元気いっぱい。混血のアラスカンハスキーやオッドアイの子もいました。

マッシャーが今日参加する犬くんたちを集めます。犬くんたちははしゃいでいて、行きたくて仕方がないと言う感じです!みんな本当によく鳴くので、鳴き声にちょっと圧倒されます。

今回の犬ぞり体験の評価
最初にお伝えすると、今日参加した犬ぞりはあんまりおすすめできるツアー会社ではないので名前は伏せます。私たちの次に団体ツアー客の予約があったので、それを優先したかったみたいです。昼食つきプランなのに昼食が出なかったり、団体ツアー客用の犬くんを確保するため、私たちの犬くんの数を通常より少なくしていたと思います。
犬ぞりを操縦する人をマッシャーと呼ぶのですが、今回きじーがマッシャー体験をしました。マッシャーは体力がいるのに、2時間半の間ずっと走りっぱなしで一度も休みがなかったんです。犬くんたちも、休みがないし数が通常より少ないから、めちゃくちゃ疲れたと思います。。
犬ぞりの隊列ご紹介
やなぎーの隊列紹介
やなぎーはこのソリに乗って、操縦はツアー会社のマッシャーがやってくれることに。

こんな状態!後ろにいるのがマッシャーです。

犬くんの隊列は、縦一列で走るダンデムタイプと、扇型のファンタイプっていうのがありますが、走行は一般的なダンデムタイプでした。このダンデムタイプは、2列で6頭か8頭が一般的です。ですがやなぎーの隊列の犬くんは5頭しかいないので下記で隊列を組んでいました。
-1.jpg)
犬くんは自分の体重と同じ荷物しか運べないとされていて、犬くんが30kgなら30kgの荷物しか引けないということになります。やなぎーの隊列はマッシャーとやなぎーの2名分の重さがあるから、1頭少なくて大変だったと思います…。
きじーの隊列紹介
きじー自身がマッシャーになるのでソリには誰も乗らず、4頭という組み合わせ。
一番前に走る犬をリードドックといい、マッシャーに忠実で頭がいい子じゃないといけません。このリードドックは寒さにも強く頭もいいアラスカンハスキー(シベリアンハスキー×頭の良いコニー犬など、何かのミッスク犬)が担当することが多いようです!
ですが今回は犬の数が少ないので、パワー型のシベリアンハスキーをリードドックにしてパワーをカバーする作戦とのこと。
-2.jpg)
ソリに乗って犬ぞり体験
やなぎーときじーはそれぞれ別のグループとして隊列を組み、いよいよ出発です!犬くんたち、時々吠えながら楽しそうに走り始めました!

やなぎーはソリに座っているので犬くんたちと同じ目線で犬ぞりを楽しみます。雪は舞っているし顔に石が飛ぶのでサングラスかバラクラバをすべきだった…!
森の中を駆け巡ります。天気も良くて雪がキラキラしていてめっちゃよかったです。

1時間走らすと広大なところに出ました。すごい絶景で感動するのだけど、もうこの頃は体は冷え切っていてなんとか写真を撮ることに必死でした。

というのも結構な速度で走るので風がビュービュー吹くし、犬くんたちが走る時に出る雪砂が足にも顔にもかかって自分の体に雪が積もっていくんです。手も足も感覚がなくて怖くなってきましたね…犬くんたちは強いなあと思いながらソリにじっと座って耐えていました。じっとしているから余計体が冷えるんだろうなあ。

犬ぞり操縦士「マッシャー」体験
一方きじー側はソリには誰にも乗らず、きじー自身が操縦士「マッシャー」になり犬ぞり体験をしました!スタートする前に操縦方法のレクチャーがあるかと思いきや、いきなりスタートしました。天性の感覚でいきなりマッシャーデビュー。
やなぎーの後ろできじーが走っています。マッシャーたちはたまにきじーの様子を見るだけであまり気にしていない様子…きじー大丈夫か!?
—
【きじーコメント】
全然大丈夫じゃなく、激しく転倒を2回しましたが、誰もみていなく、誰も気がついていないです。
写真ではやなぎーの近くにいる場面ですが、2時間半のうち、30分くらいしか近くにいなく、ほぼ2時間は犬くんたちとだけですが、それはそれでいいのですが、さすがに1キロ近く離れている時もありましたので、どうなんでしょうか。。。
1回目の転倒は、2連続の段差が大きなところで、最初は犬くんたちと仲良くなっていないから、頭から転倒しても犬くんたちは、止まりもしなく転倒しながら引きずられていました。飼い主は、ずっと前で私のことを見えてないし次の団体客をさばくために早く帰りたいからか、飼い主が笛を吹いたので、転倒しているのに、その笛で、さらに犬くんたちに転倒しながら力強く引きづられて大変でした。本当に全くみていなく、様子を伺うこともしない飼い主のツアー主です。
2回目の転倒は、大きな坂でブレーキを力いっぱいに最大にしても犬くんたちが元気な状態でしたので、全く言うこときかず、全力だすので、カーブのところで大きく転倒しました、衝撃もすごくて、カメラのネジ式でカチカチで外すの困っていたくらいのNDフィルター2万円以上のが吹っ飛び雪の中から出てこなかったです。カメラも2台あったのですが、電池の部分の蓋が2台とも空いていました。もちろん、きじーも顔から雪に突っ込んだので、擦り傷も。。。
さすがに、頭が良いアラスカンハスキーは心配そうに止まって、顔を覗いてくれたけど、他の犬くんたちは、早く走りたくて仕方ない様子で、止まってくれないです。
たぶんですが、まだ序盤だったから、きじーの信用度が低くて、飼い主に追いつきたいか、ただ元気よく走りたいかの、どちらかだと思っています。
—

リードドックをつとめるシベリアンハスキーはやっぱり頭がよくないっぽくって、興味があるとすぐ違う場所にいったりしてサボっていました。笑
シベリアンハスキーは人懐っこいし、愛嬌あってかわいい感じだらかサボリ方もなんだか可愛かったです!
シベリアンハスキーがサボるから、1番頭も良くて真面目なアラスカンハスキーが追い立てているって感じで面白かったです!

マッシャーは方向を操作するのではなく、犬と協力して走るって感覚に近いです。上り坂や犬くんが疲れて遅くなった時はマッシャーはソリのスキー板部分から降りて思いっきり走らないといけないんです!!

きじーは取り残されないようにしないといけないので、必死に走りまくります。やなぎーはやなぎーで後ろを振り返れないのできじーの様子が分からないし、話せないしでなんだか心が落ち着かなかったです。

休憩なしで2時間半走りっぱなしなので犬くんたちもヘトヘト。犬くんが疲れている分、上り坂はきじーが引っ張って走る場面もあり超体育会系の時間となりました。きじーと犬くんは戦友となりました!
—
【きじーコメント】
犬くんたちも、さすがに休憩なく1時間以上走り出すと、もうヘトヘトになります。
きじーと犬くんたちだけしかいない空間です。
それは、戦友になるしかないです、協力しないと帰れないですからねっ!
休憩もないですが、犬くんの頭数も少ないです。ですから、1時間後には、小さな上り坂でも犬くんたちは全く登りません。
1列目の先頭の1頭のシベリアンハスキーは、パワーあり可愛げあるのですが、上り坂になると隊列から外れて、なにかを探しているフリをするのですが、、、要するに、率先して、すぐサボってます。
2列目の頭の良いアラスカンハスキーも最初はそんなサボる犬をひっぱろうとするのですが、さすがに孤軍奮闘になるので無理になり、私のほうをずっと見て『きじーがソリを引っ張ってくれないと、あの子が走ってくれないから、一緒に走って欲しい!!!』とつぶらな瞳で、何度も見てお願いしてきます。それにつられて、3列目の忠実な犬くんたちも振り返り、つぶらない瞳を。。。そうなれば、疲れていても、きじーも頑張って走るしかないです。
1時間過ぎての1時間半は上り坂が多かったのですが、ほぼほぼですが、きじーは犬ソリを引っ張って走ってました。
これは、犬ソリではなく、犬と一緒になってソリをひくマラソンです!!!
でも、本当にずっと雪道をソリという荷物を引っ張って、犬くんと走ると言葉は通じないけど、究極のボディーランゲージで示せてくるので、犬くんたちも心が通じてきて段々と協力しあうのです。
とても寒いはずですが、ずっと走っているので、体はとても暖かいですが、途中もずっとヘトヘトで、息切れもして辛い状態です。
※やなぎーのソリを操作していたマッシャーは、ズルいです。マッシャーが走って疲れるのを見越しているから交代要員をスノーバイクでもう一人を用意しているんです。飼い主のプロでも交代するくらいに肉体系で疲れるのです。きじーは、初めてなのに、ずっと休みなし交代なしだし、犬くんの頭数も少ない中で、やりきることがどれだけ過酷ということが伝わるでしょう?!
ただ、もう犬くんたちもわかってます、ここまで信頼関係を築けてくると、飼い主は遥か遠くにいるし頼ることもできない、今、唯一に頼れるのは、きじーだし、きじーと協力しないといけないと。
ですので、最後の30分くらいは、犬くんたちとの連携も完璧にとれるようになって、今までで一番大きな急な下り坂も、少しくらいスピードをあげても転倒しないようになりましたし、犬くんたちも私を気にするようになっていて、操作もかなり楽になり、言うことを聞いてくれるという感覚でなく、一緒に頑張ろうという感じになりました、まさに戦友!!!
その意味では、初めてで操作方法なんか全然わからない状態で始まった、過酷な1人と4頭でソリを引くマラソンでしたが、下りはソリに乗れたので、左右の体重の掛け方なども感覚で学んでいきましたし、 1回目で、ここまで過酷なことはあまりないことでしょうから、とても良い経験になりました。
最後は、なんだか戦友の犬くんたちとのお別れが辛くて、胸が一杯になり感無量でした。
—

2時間半の犬ぞりが終わりました。やなぎーは2時間半じっとしていて足の感覚が完全になくなり、立っているのもやっとくらいで凍えていました。きじーはずっとマラソンをしていたようなものなので疲れ切って倒れ込むように座りました。2人とも全然違う理由だけどぐったりしていました。
犬ぞりのあとは「Carcross Desert」へ
犬ぞりのあとは「Carcross Desert(砂丘のある公園)」に行きました。

ホワイトホース(Whitehorse)市内からだと車で50分くらいです!
小さいけど駐車エリアがあって、カナダでは初めてスノーシューを履きました!雪はあまり積もっていないのでチェーンスパイクでもいけそうですが、早くスノーシューで歩いてみたかったのでスノーシューにしました!

元々は砂漠なのであたりには何にもなくて自然豊かな場所でした。近くに山がいっぱいあって綺麗!

雪山がギザギザしていてかっこいい。夕暮れはあたり一面がオレンジ色になってとても綺麗でした!

ただ風も出てきてかなり寒かったです!でも景色は本当に綺麗だった。雲もいい感じに流れていて幻想的!

夕日が沈み切る前にいそいそと車に戻ります。
ガソリンがかなり減ったので家に帰る前にガソリンスタンドに寄ります。ホワイトホースは市内にはガソリスタンドはあるけど宿の近くにはないので入れられる時に入れておきます!

宿に着いたら昨日のカレーを食べます!今日はチーズ目玉焼きと野菜グリルもプラス。お昼ご飯を食べていなかったのでこれでもかってくらいたくさん食べました。お腹いっぱい。

さて、今日はこの後オーロラが出るんでしょうか!?夜の撮影の前にちょっと仕事して仮眠とります!
2023.02.10