ユーコン野生動物保護区で北極の動物たちに会う!ホワイトホース観光
DAY5

ユーコン野生動物保護区で北極の動物たちに会う!ホワイトホース観光

ホワイトホース

カナダ旅5日目はホワイトホースのユーコン野生動物保護区へ

今日はホワイトホース(Whitehorse)にあるユーコン野性動物保護区(Yukon Wildlife Preserve)に行ってきました。出会えた動物も詳しくご紹介します!

ポッドキャスト:

ユーコン野性動物保護区(Yukon Wildlife Preserve)の基本情報

ユーコン野性動物保護区(Yukon Wildlife Preserve)とは

ユーコン野性動物保護区(Yukon Wildlife Preserve)とはケガをしたり、親と離れてしまったり、といった野生動物をケアする広大な保護施設。動物園ではないため必ず動物に会えるわけではありませんが、北極圏の動物がいるということでホワイトホース(Whitehorse)では人気のスポットになっています。

ホワイトホース空港からだと車で30分ほどですが、街から離れており田舎道になるのでツアーに申し込んで参加される方が多いようです。私たちはレンタカーを借りているのでレンタカーで行きましたが、特に問題はなかったです!天気や気温によって道路の滑り具合が違うので場合によりけりですが、道路がツルツルということはありません。

営業時間

11月〜3月の営業時間は午前11:30から午後5:00と短いです!ホワイトホースは日の出が遅いので、日が昇って明るくなってから営業開始になるようです。春と夏は30分〜1時間ほど早くオープンするみたいなので公式ウェブサイトをチェックしてみてください。

公式ウェブサイト:https://yukonwildlife.ca/

マップと保護区内の様子

ユーコン野性動物保護区は動物が野放しにされているわけではなく、柵で区分けされています。保護中でありケアが必要な動物が暮らしていて、餌もスタッフの方があげているようです!

完全な野生ではないためか、動物たちは人間になれていました。動物は種類ごとにエリアに分かれています。

保護区内には看板も立っているので、柵の中にどの動物がいるのか分かるようになっています。

ユーコン野性動物保護区のマップ↓敷地自体は広いですが、徒歩で周り切れるレベルです!

小さくて見ずらいので拡大したものも載せておきます!

周り方はバスツアーか徒歩の2択

周り方はバスツアーか徒歩の2択で、車では回れません!

バスツアーは12時と15時開始のものがあり、1日に2回しかありません。所要時間は1時間20分くらい。運転手兼ガイドの方が動物の解説をしながらまわってくれます。

バスから降りる

サファリパークのジャングルバスと感覚は似ていますが、サファリパークと違うのはバスから降りて動物を見れる点。ガイドさんもバスから降りて動物の解説をしてくれます!動物園をガイド付きのバスで回っている感じが一番近いかな。動物園より動物に会える確率は低いですが…

バスツアーだと他の乗客の方もいるのでじっくり見れないのではと思っていましたが、時間きっかりに戻らなきゃいけないということはなかったです!

他の乗客みんながバスに戻ったら雰囲気的に戻らないといけないですが、わりとラフな感じです。

バスの中

1動物あたり10分はバスから降りて撮影できました。レアな動物や動物の種類が多いエリアでは30分とか滞在できる時間が長かったです。

徒歩の場合は、所要時間は2〜3時間かと思います。雪は除雪されているので歩道で滑ったり歩きにくいということはないです!

私たちは15時からのバスツアーに参加しました。バスツアー終了後〜閉園まで、レンタカーに荷物を置いて歩いて保護区を回りました。保護区の入り口目の前に駐車場があるので荷物を置きに行くのも楽でした!

車を持っている場合はバスツアーに先に参加してその後徒歩で回るのがベストかと思います。

バスツアー徒歩
メリットガイドさんが解説してくれる、動物がいる定位置を教えてくれる
回り方を考えなくていいので楽
歩かないので楽
荷物をバスに置いて撮影ができる
自分達のペースでまわれる
好きな時間に行ける
いろんな撮影ができる
デメリットバスツアーが1日に2回しかない
他の乗客の方に合わせてバスに戻らなければいけない
荷物を持って歩くため重い
動物を探しきれない場合がある
ずっと外なので寒い
料金$26(2,500円ほど)$17(1,700円ほど)
バスツアー
メリット・ガイドさんが解説してくれる、動物がいる定位置を教えてくれる
・回り方を考えなくていいので楽
・歩かないので楽
・荷物をバスに置いて撮影ができる
デメリット・バスツアーが1日に2回しかない
・他の乗客の方に合わせてバスに戻らなければいけない
料金$26(2,500円ほど)
徒歩
メリット・自分達のペースでまわれる
・好きな時間に行ける
・いろんな撮影ができる
デメリット・荷物を持って歩くため重い
・動物を探しきれない場合がある
・ずっと外なので寒い
料金$17(1,700円ほど)

ユーコン野性動物保護区の紹介が長くなってしまいましたが、ここからは今日の出来事を綴っていきます!

お昼ご飯はバーモンドカレー

昨日は朝の5時に寝て疲れが溜まっていたので、11時過ぎまで寝ていました。起きた後もまだ6時間くらい寝れそうなくらい眠かった。。

お昼ごはんはカレーライス!!バーモンドカレー最高だ!!スーパーで買った巨大なじゃがいもを使いましたが、煮込んだらちゃんとホクホクになりました。

豚肉は日本のよりだいぶ硬かったです。スプーンでぎゅっとしても切れないレベル…でも味は臭みがなくて美味しかったです!

ユーコン野性動物保護区(Yukon Wildlife Preserve)に向かう

準備を済ませて車に荷物を詰めます。昨夜雪が降ったので雪が積もっていました。

宿の裏庭の椅子は、この冬の雪が積もりっぱなしでモコモコで可愛かったです♪

今日は曇っていてどんよりした天気です。気温はマイナス5度。

宿からユーコン野性動物保護区(Yukon Wildlife Preserve)は車で5分くらい!道路はところどころ凍っています。思ったより路肩の雪は少ない。

走っているとユーコン野性動物保護区の看板が見えました!

看板の手前で曲がると門があり、その先に駐車場とレセプションがあります!

受付でお金を支払い、バスツアーが始まるまで散歩していました。

15時になったらバスに乗り込みます!私たち以外にカナダグースを着た女性2人、カップル2組の計6名が乗っていました。バスは20人乗りくらいの大きさでした。

いよいよバスツアーの開始です!!

北極圏の動物たちを撮影

ウッドバイソン(Wood Bison)

一番最初に見れたのはウッドバイソン(wood bison)!見た目は一見おとなしそうですが、かなり気性が荒いことで有名。オスは体長300センチ以上あり巨大です!

バイソンは50メートルくらい離れたところにいたので、その巨大さは体感できず…

ヘラジカ(moose)

北アメリカのヘラジカはムース(moose)と呼ばれます。保護区内の看板も「moose」で記載されていました!ヘラジカはシカ科最大で体長はなんと2メートル!巨大な立派な平たい角が特徴です。

柵の端っこに沿ってずーっと往復して歩いていました。

写真だと伝わらないですが、本当にめちゃくちゃ大きかったで。思わず「でかっ!!」と言ってしまうほどです。私の身長よりヘラジカの肩高の方が高かったので、ヘラジカの顔を見上げて見ていました!

ミュールジカ(Mule Deer)

こちらはミュールジカと呼ばれるシカ科の動物。

オジロジカと似ていると言われますが、オジロジカとの違いは尻尾の色が黒いこと!

下をぺろっと出すお茶目なシーンもありました♪

マウンテンゴート(mountain goat) ※別名「シロイワヤギ」

マウンテンゴート(mountain goat)はプロ級のロッククライマーという異名を持つほど、崖を上るのが得意!保護区で見た時も急な坂を登っていました。

私たちとは逆の方をずっと見ていたのですが、一瞬こっちを見てくれて奇跡的に撮れたお顔も撮影できました!真っ白もふもふ。

マウンテンゴートはバイソン並みに遠くにいて撮影難易度が高めでした。

レッドフォックス(Red Fox)

レッドという名前がつくのに黒色だったレッドフォックス(Red Fox)さん。

すごい眠そうで終始うとうとして可愛かったです!

トナカイ(Caribou)

トナカイ(Caribou)はビデオポッドキャストでその驚くべき生態を知ったので、すごく会うのを楽しみにしていました!!実際に会えた時に「あのトナカイに会えたー!」と感激しました。

トナカイは体内の温かい息をそのまま出すと熱が逃げてしまうので、なんと息の温度を下げてから息を吐き出します。今日の息は一体何度だったのでしょうか!?

トナカイは食事にも強いんです。コケなど岩に張り付いている植物を食べますが、長距離移動中でも食事に困らないのがすごいの!!

気になるトナカイの生態は「【ビデオポッドキャスト】メリクリ♩サンタの相棒はなぜトナカイなの?」で詳しく解説していますのでよかったら見てみてください!

エルク(Elk) ※別名「ワピチ」

エルク(Elk)はシカの中ではヘラジカに続いて2番目に大きい動物です!ツノはオスのみにあり、保護区にはメスがいました。

お口をもぐもぐしていて可愛かった〜!顎がちょっとずれてるのが愛らしい。耳の毛量が多くてふさふさしています。

カナダオオヤマネコ(Canadian Lynx)

私たちが1番大好きなカナダオオヤマネコ(Canadian Lynx)にも会えました!!2頭いたのですが、1頭はひたすら眠そうで目を開けるのも渋っているような子でした。

見てください、この眠そうな顔を!!目の前に人が群がってもお構いなしに眠り続けていました。

そしてもう1頭は小屋の中にいたのですが、、とんでもなく面白かったです。

永遠にこちらをじっと見つめていたのです。本当にピクリともせずに!!しかも顔の半分を隠して見ているのがじわじわくるんです。まるで「家政婦のミタ」ならぬ「家政婦の凝視」(笑)

小屋から顔を半分出して覗くカナダオオヤマネコ

やっぱりカナダオオヤマネコ大好きだなあ。カナダオオヤマネコは「極寒のネコ科動物!ボブキャット・ピューマ・カナダオオヤマネコの生態を学ぶ」でも詳しくお話ししていますのでよかったら見てください!あなたも大好きになるはず!

保護区での動物撮影ポイント

動物たちは柵の中にいるので柵の外から撮影することになります。レッドフォックスなんかは柵の穴が小さかったので望遠レンズで撮影しても柵が入ってしまうことがありました。エルクエリアは柵の穴が大きめなのでiPhoneでも柵を写さず撮影できます!

そして一番のポイントは望遠レンズを持っていくこと!動物との距離は思った以上に遠いです。135mmで撮れるかなと思っていましたが、135mmでも全然足りなかったです。

100-400mmにテレコンつけた超望遠レンズが一番使えました。このブログで撮影した写真はほぼ100-400mmのテレコン付レンズで撮ったものです。重くて大変ですが、動物をしっかり撮影したい方は300mm以上のレンズはあった方がいいと思います!

宿に戻って夜ごはん

ユーコン野性動物保護区(Yukon Wildlife Preserve)は17時までしかやっていないので夕暮れ前には宿に戻りました。保護区にいる間水を車に置いていたのですが、水が凍ってしまっていました。

やっぱり凍るんだなあ。

小休憩をとって夕食作り。今日はアスパラ、ズッキーニ、牡蠣を炒めたもの。こっちのズッキーニはものすごく水分量が多い!野菜と牡蠣のダシがしっかり出て美味しかったです♪

夜ごはん

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すべてはここから始まった!-40度の極寒世界、オーロラ、犬ぞり、氷結した湖など。

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