南米旅11日目はボリビアからチリへの国境越えを目指す

ポッドキャスト：

南米アンデス旅11日目は、ボリビアからチリへの国境越えを目指す日です。
今日は、良い意味でも悪い意味でもyanakiji旅史上１番やばかった日！！！信じられない悪路に、天空アンデスロード名付けちゃうくらいに素晴らしい絶景、国境閉鎖に、ハートフルな宿の店主と、ある意味すごい1日でした。

朝ごはんを食べて塩ホテル出発！途中でガソリン給油

昨日も1日満喫して疲れてたのですが7時半に集まって塩ホテル(Hotel Palacio de Sal)で朝ごはんを食べました！今日もとても美味しかった〜♪

食事の後は、準備をして車に荷物を積み込みます。8時半には塩ホテルを出発することができました。（今日中には国境を越えてチリ入りしたいと思っていたので8時半までには出発するぞと決めていました）

ウユニを離れるとガソリンスタンドがなくなるので、まずはガソリンを給油。
以前にも訪れた場所だったのですが、スタッフがきじーのことを覚えてて、スタンドに入った瞬間に「きじー」と呼んでくれました。ちなみに、ボリビアではガソリンスタンドなのに名前とピンコード（？）のようなものをスタッフに伝える必要があります！

車を1時間半ほど走らせたところに別のガソリンスタンドを発見！何かあっても怖いので再び給油することに。

しかし、ちゃんと給油してるのに走行可能距離が増えない謎現象が！！でもまあ、給油はしたから…と気にせずに走ることに。

Googlemapが全く機能しないオフロード

ここからの道は本当に最悪でした。ボリビアは開発中の道路が多く、GoogleMapの情報が追いついていません。マップに表示されている通りに進むと途中で道が途切れたりすることもしばしば。

途中までGooglemapを信じて走っていたのですが、障害にぶつかるたびに迂回していたら、行きたい場所にいけなくなり30分ほど迷子に。

ウロウロ…ウロウロ…。

でも景色は最高！！

途中、前方を走るトラックを発見！トラックの煙を頼りに車を走らせます。

しかし、土道のためトラックに近づきすぎると土埃が舞い上がりまったく前が見えない…！ほんと怖かったです。

迂回ルートを抜けてひと休みひと休み。Googleマップが頼りにならないときは、方向が合っているか否かだけを見てできるだけ大きな道に向かうことをオススメします◎

ボリビアもアフリカのように広大な平原が多いです。アフリカでは観光客が多かったのに対し、今日走った道では地元の人が多い印象でした。

寄り道①パストスグランデス湖(Pastos Grandes Lake)

今日は国境越えまでの道にあるビュー（フォト）スポットにいくつか寄ります。

はじめに寄ったのは「パストスグランデス湖(Pastos Grandes Lake)」。

ここには、ビクーニャとフラミンゴの大群がいました。ビクーニャはあまり見られないと聞いていたのにまさかの大群！信じられないくらい綺麗でした。

ちなみに、車内ではあまり感じなかったのですが外はめちゃくちゃ寒い！！
夏のような景色に見えるのですが湖の水はカチコチに凍るほどです。

寄り道②標高が高い絶景砂漠地帯で休憩

14時、私たちの疲労度もMAXに到達…絶景を見ながら休憩を取ることに。この地点の標高は4,828m！

バナナパウンドケーキとせんべい、コカ茶でほっと一息つきました。

せんべいの塩味が疲れた身体に沁みる沁みる…美味しかったです。

寄り道③車が壊れると思ったラグーンコロラダ(Laguna Colorada)

次はなんとしても行きたっかたラグーンコロラダ(Laguna Colorada)！ラグーンコロラダは赤く浅い塩湖でフラミンゴが多く生息しています。

ラグーンコロラダに行く分岐の手前に料金所があり、そこで1人あたり150ボリビアーノ支払いました。2人合わせると日本円で約6,000円です！なかなか高い。
分岐を通るとスタックしやすい砂道になりました。車が砂まみれになってしまうほど…。

ランクル利用者が多いこともあって道の凸凹がかなりやばい！！大きな水たまりができています。

でもでも！道中の景色は素晴らしすぎる！！ここは天国なのか…？

天空アンデスロードと名付けちゃいました。

道中、ビクーニャを発見！！黄金の平原とマッチしててとても美しいです。

拡大バージョン！フォルムが可愛い…。

湖が近づいてきたので、少し手前で車を停めて歩きます。

ようやくラグーンコロラダに到着！！ラグーンコロラダは、湖に溜まった堆積物と藻によって赤い湖になっているそうです。

フラミンゴもたくさんいました◎

まだまだ道のりは長いのでサッと退散します。

寄り道④ブランカ湖(Laguna Blanca)

最後に訪れたのはブランカ湖(Laguna Blanca)！

湖面に夕陽が映り込んで信じられないくらい美しかったです。

空を見上げるとピンク色のUFOのような雲の夕日。そして、太陽とは反対側の空がピンク色に染まっててとても綺麗でした。

日が暮れると危なすぎる道なのでここも急いで再出発。

国境へ向かう

道中、過去最高の標高4,900mまで登りました。車の中で食べた「コアラのマーチ（発酵バター仕立て）」でアドレナリンが出ていたこともありすぐには気づかず…。

凸凹のランクルロードが続きます。

しばらく車を走らせてようやく税関（イミグレかな？と思っていたら税関でした）に到着！しかし建物が暗くて、おやおや？と思いつつドアをノックすると中から人が出てきてくれました。

国境越えしたいことを伝えると「明日の朝（8時）にならないと開かないよ！」と言われました。どうやらこの先にあるイミグレ自体が開いていないようなのです…。

18時までに通る必要があるらしい…Googlemapには24時間開いてるって書いてたのに…！

急きょ近くの宿に宿泊

税関の人も優しかったのですがやっぱり国境を越えることはできなくて、急きょ近くにあった宿に宿泊することに！親切な税関の人が案内してくれました。

もしものために寝袋も用意していたのですが、もし車中泊だったら途中でガソリンがなくなって大変なことになっていたと思います。とても寒いのでそんなことになれば命の危険が…。

急きょ宿泊した宿は、2人で50ボリビアーノ！日本円で1,000円くらいなのでめちゃ安です！宿があって本当によかった。しかも、店主のワルテルさんはすごくいい人でおしゃべり好きです！到着してすぐに、ププサという高山病に効く葉っぱのドリンクを出してくれました。

ただ宿はめちゃめちゃ寒い…。

その後出会ったママもとても素敵な人。おそらく自分たちの夕食であろうご飯を分けてくれました。

夕食は、スープ（玉ねぎとお米、ビーフが入ってました）と工房で一から作ったナンのようなもの。
スープはおかわりまでいただいちゃいました…！

大トラブルに見舞われた1日でしたが、最後はハートフルな人々に救われました。本当に感謝です！！！

2023.07.06